中学生の塾が遠い！代わりにベストとなる５つのおすすめ解消方法

こんにちは田中家です。

今回は「中学生の塾が遠いのでほかに良い方法が知りたい」という疑問に答えます。

その後の話になりますが、子供が高校へ進学してからの学習塾についても同じ状況。

高校そのものが自宅から10㎞ほど離れており、その近くの塾へ通わせても帰り唯一の交通機関（バス）がすでになしという状態。

そんな経験から、家庭に沿った最適と思える方法について解説します。

中学生が塾へ行かない！行きたくない！という場合にも、かなりベストな勉強方法になるかと思います。

 

中学生の塾が遠いとき代わりにベスト５つの方法

私達としては、つぎの順番で考えてみるのがおすすめかと思います。

上から順におすすめの方法になりますが、志望校や子供の性格などに合わせて選ぶといいかと。

いわゆる「中学生が塾へ行かない勉強法」として、おすすめの５選です。

これら５つの方法について、１つずつ詳しく解説します。

①ベスト方法「家庭教師（訪問型）を利用する」

おすすめの目標	公立・私立ともに偏差値の高い高校受験対策
メリット	マンツーマン指導で自由に質問ができ、集団塾のように一方通行ではないため学習効率に優れる。講師が横にいることで子供自身も安心して学びやすい。
デメリット	内向的な子供の場合は慣れるまでにやや時間を要する。講師が自宅へ来るので家族全員が気を遣うタイミングや場合などもある。

学べる学習レベルは塾を凌ぐ場合も多く、さらに完全マンツーマン指導により極めて効率的。

とくに中学生は「疑問解消に向けた相談」が多くできるほど結果へつながりやすい傾向にあり、すぐ横に講師がいるので即疑問解消できるのはかなり効果が期待できます。

わりと塾が遠い中学生に利用されている勉強法で、ピンポイント学習にはもってこい。

それであれば訪問型の家庭教師を利用したほうがおすすめで、とにかく自由に質問できる環境が大きなメリット。

しかも自宅に居れば講師がやってきてくれるので、時間効率などを考えても、わざわざ遠い塾へ中学生を通わせるよりも極めて優位性の高い勉強方法になると思います。

塾が遠い中学生において、私たちはまずもって訪問型の家庭教師をおすすめします。

☑ こちらの「私たち超おすすめ家庭教師」を参考までに。

→ 【体験から解説】中学生におすすめ「訪問型の家庭教師」ベスト３選

 

②ベスト方法「家庭教師（オンライン型）を利用する」

おすすめの目標	公立・私立ともに偏差値の高い高校受験対策
メリット	訪問型よりも対応時間幅が広い場合も多く子供の予定に合わせやすい。直接的な対面指導ではないため緊張せずマンツーマン指導を受けられる。とくに内向的な性格に有効。
デメリット	意思疎通（書き込む内容の把握）などが難しいため使用する機材システムに注意が必要。オンラインで遠隔指導になるため子供にやる気がなければ継続性が低下しやすい傾向あり。

子供自身も気軽にマンツーマン指導を受けられ、家庭にとっても気遣いなく受講できるスタイル。

オンライン指導で講師が自宅に来ないため気軽という点もメリットですが、指導内容や構成などは訪問型と変わらずマンツーマン指導を受けることができます。

塾まで遠い中学生において、最近ではかなり利用する家庭も多いのがこのオンライン型。

また訪問型の家庭教師であれば地元在住の講師から選ぶことになりますが、オンライン型は全国から講師を選べるのも１つのメリット。講師の絶対数が多いため相性問題なども解消しやすく、わりとベストな講師を見つけられるのも特徴です。

私たちのおすすめは「１カメラシステム」という機材環境で、WEBカメラさえあれば情報共有はモニター内に表示される「共有ノート」に双方向から書き込め、極めてスムーズに意思疎通が可能となります。

この逆に選ばないほうがいいと思う機材スタイルが、２カメラシステムという情報共有機材。

この場合はWebカメラと手元カメラの２台で意思疎通を行うため、とくに手元カメラで教材を映し出す作業が困難な場合が多いというのがネックになります。

塾までが遠い中学生で、さらに直接的な指導が苦手という場合におすすめの勉強方法です。

☑ こちらで「極めて優秀な３選」をピックアップしています。

→ 中学生におすすめオンライン家庭教師！失敗しない根拠つきベスト３選

 

③ベスト方法「通信教育（デジタル）を利用する」

おすすめの目標	公立・私立ともに標準的な偏差値の高校受験対策
メリット	突出して難易度の高い範囲までは学べないが、教科書に掲載されている分野・単元をすべて履修できる。映像授業付きのデジタル教材を選べばより合理的で頭に入りやすい家庭学習ができる。
デメリット	子供のやる気次第でいくらでも勉強をさぼることができてしまう。インターネット端末（モニター画面）に慣れていない場合は勉強をしている実感がわきにくい。

一口に通信教育といっても大きく２種類あり、まずおすすめがこの「デジタル教材」というスタイル。

このデジタル教材はいわゆる「紙教材の進化系」というジャンルで、アナログでは成しえなかった動き・音声など膨大な情報量で学べるという通信教育になります。

さらにデジタルの特性を活かして学習計画なども簡単に作成でき、思った以上に計画通りの家庭学習を実践できるなど特徴を備えた勉強スタイルです。

代表的で人気のあるデジタル教材では、リクルート運営のスタディサプリをはじめ、学校教育でも多く導入されているすららなどあり。もしデジタル教材を選ぶなら、間違いなく「映像授業」が搭載されているものをおすすめします。

こうした最新型のデジタル教材は、とくに最近では人気の学習スタイルとなっており評判の高さが特徴。

塾が遠い中学生にとって、かなり効果的な高校受験対策ができるかと思います。

☑ こちらで「おすすめデジタル教材」を紹介しています。

→ 中学生の通信教育「先取り学習」におすすめ３つの無学年式教材

 

④ベスト方法「通信教育（紙）を利用する」

おすすめの目標	公立・私立ともに標準的な偏差値の高校受験対策
メリット	教科書範囲を１つずつ順番にこなしやすい。これから勉強スタイルの確立を考えていれば取り組みやすいスタイル。標準的な学習レベルであれば率なく学びやすい。
デメリット	毎月送られてくる範囲しか学べないため先取り（予習）ができない。情報量が少ないため全体的に問題数も少なめになりがち。サポート性は弱い。

紙教材のもっともメリットになるのが、とにかく「何をどれだけ勉強すればいいかがわかる」という部分。

したがって中学生になってから勉強（家庭学習）を構築させたい場合にはかなり適しており、自分で勉強範囲などを考える必要がないためヘタに頭を使わなくて済む学習スタイルになります。

毎月送られてくる教材に従って学んでいくことで、おのずと学校の復習ができる構成となっており、今まで勉強方法が確立していなかった中学生にはとくに適した方法といえます。

学習塾が遠い中学生が代替え方法として利用する場合も多いスタイルで、昔から人気のある学校外学習スタイル。

アナログ式なので先取り学習などには弱いですが、毎月の教材では「いま取り組むべきポイント」「付随した予習部分」などが掲載されており、復習はもちろん一定の予習もできるため便利な勉強方法になります。

☑ 実際の体験から「おすすめ紙教材」をピックアップしています。

→ 効果抜群！中学生におすすめ紙教材の通信教育ベスト３選

 

⑤おすすめ方法「家族・親類へ依頼する」

おすすめの目標	すべての高校受験対策
メリット	教える側の知識レベルによって受験目標となる高校の偏差値関係なく対応できる。身内から緊張せず教わるため安心して学べる。
デメリット	教える側の予定が中心となるため定期的な学習が難しい。将来的な学習目標なども立てにくいため学習効率など専門的な部分において弱い。

もし家族（兄弟）で教えられる、親類で教えられるという人がいればおすすめの方法。

身内なのでより熱のこもった勉強内容になりやすく、教えられる子供自身も緊張せず言われたことを理解へつなげやすいのがメリットになります。

ただし、すべて自分たちで目標達成へ向けた施策を考える必要あり。

とくに学習計画を立てるなどは個人では難しいところもあり、そこまで依頼するのはやや困難な点もあるかと。また指導料や教える側の時間といった問題もあり、これらの点をクリアできれば考えてみるのもいいかもしれません。

たまに理解できない部分を教わる程度であれば付き合ってくれる場合もありますが、定期的に教えてもらうとなると難しい部分も多々あるというのが現実です。

したがってこの方法はベストではなく、あえて「おすすめ」という表現まで。

身内へ依頼するのは簡単に思えるかもしれませんが、目標達成へ向けた計画作成をはじめ、教える側の負担などを考えると最も難しい方法になるかと思います。

 

５つのベスト方法比較表

各方法をクリックすると、先ほど解説した各項目へ戻ります。

あくまでも私の体験から感じた内容になるので、ぜひご自身でも状況をイメージして選んでみてください。

方法	おすすめ目標	メリット	デメリット
家庭教師 （訪問型）	高偏差値	マンツーマン指導で自由に質問ができ、集団塾のように一方通行ではないため学習効率に優れる。	内向的な子供の場合は慣れるまでにやや時間を要する。講師が自宅へ来るので家族全員が気を遣う。
家庭教師 （オンライン型）	高偏差値	訪問型よりも対応時間幅が広い場合も多く子供の予定に合わせやすい。	意思疎通（書き込む内容の把握）などが難しいため使用する機材システムに注意が必要。
通信教育 （デジタル）	標準偏差値	突出して難易度の高い範囲までは学べないが、教科書に掲載されている分野・単元をすべて履修できる。	子供のやる気次第でいくらでも勉強をさぼることができてしまう。勉強をしている実感がわきにくい。
通信教育 （紙）	標準偏差値	教科書範囲を１つずつ順番にこなしやすい。これから勉強スタイルの確立を考えていれば取り組みやすい。	毎月送られてくる範囲しか学べないため先取り（予習）ができない。情報量が少なく問題数も少なめ。
家族・親類へ依頼	すべて	教える側の知識レベルによって受験目標となる高校の偏差値関係なく対応できる。	教える側の予定が中心となるため定期的な学習が難しい。学習目標なども立てにくい。

 

中学生の塾が遠い問題を解消する手順

私達としては、以下の手順で順番に考えてみるといいかなと思います。

実際に私たちも考えてみた手順で、最終的にどの項目であればクリアできるか。

クリアできた項目を実践に移すことにより、中学生の塾が遠い問題を解消へむけた一助になるかと思います。

手順①公共交通機関を考える

電車やバスなどの利用した通塾方法となりますが、自宅から駅・バス停までの距離が遠すぎない場合であれば有効な解消方法になり得ます。

また学習塾が終わってから、帰りの時刻に運行しているかもポイント。

これらの問題をクリアできるのであれば、公共交通機関を利用するのも１つのおすすめ方法になるかと思います。

とくに行政の補助については各自治体ごとに率が異なり、定期券金額の半額を補助といった場合もあるので想像以上に有効な手段となります。

中学生の塾が遠い問題解消へむけ、まずはこの「公共交通機関」を考えてみるのもありです。

手順②家庭による送迎を考える

学習塾というのは週２回あたりが一般的な通塾回数になるということで、家族送迎においても週２回の時間を作れるようであれば良い方法ではないかと。

ただし冬季などは積雪の問題などもあり、その状況でも送迎可能であることがポイント。

また家族の誰か１人だけが送迎担当するよりも、なにかあった場合を考えてもう１人担当者を決めておいたほうが保険の意味でもおすすめです。

もう１点の不安要素をいえば、塾終わりの連絡をどうするか？について。

私たちも実際に通塾させましたが、学習塾というのは補習などを行う場合があるということ。塾によって補習の有無は違ってくると思いますが、補修になると終了が１時間遅くなる場合もあるので連絡手段なども考えておくのがおすすめかと思います。

この補習授業における終了時間の遅延については、家族送迎だけではなく、公共交通機関を利用する場合でも不安要素。

家族送迎については、これらがクリアできるようであればいいかもしれません。

手順③近くの隠れた学習塾を探してみる

とくに塾選びにおいて駅前など密集地に目が行きがちですが、じつは自宅近くで目立たず個人運営している塾もあったりします。

こうした個人運営の塾というのは、検索結果（グーグル検索やマップ）などに出てこず見つけにくいもの。

したがって中学生を遠い塾へ通わせるばかりではなく、自宅近くで運営されている個人塾についてもチェックしてみると問題解消へつながる場合もあります。

自宅近くの塾を探すには、地元の知り合いなどに聞いてみるのが手っ取り早いかと。

子供の同級生などが近くの塾へ通っている場合も多く、ほかには学校の先生へ聞いてみるというのも良い手段になるかと思います。

案外とこの方法で解決する場合もあるので、近くの塾を探ってみるのもありです。

手順④自宅学習を考える

学校外学習というのは学習塾だけとは限らず、自宅に居ながらにして塾レベルの学習ができる「通信教育」なども進化している時代。

したがって塾が遠いのであれば、こうした通信教育という手段を講じるのもおすすめ。

また遠い塾へ通わせるということは時間効率が悪いため、遠くなるほど勉強時間が減っていくというのが通塾における大きなネック。通信教育などではこうした時間効率問題もクリアできるため、かえって良い結果へつながる場合も十分に考えられます。

これらから的確に選ぶためにはまず「志望校の偏差値」を明確にして、ハイレベル学習が必要であれば家庭教師関係、標準的な偏差値を目標とするならデジタル・紙教材などが適した選択肢となります。

費用面でいえば「家庭教師（訪問）→家庭教師（オンライン）→デジタル＆紙」という順番が一般的。

中学生を遠い塾へ通わせるには交通費なども必要となるので、このような自宅学習スタイルを考えるのも、経費削減などにもつながり効率的な方法になります。

私達としては、かなり学習効果が高くおすすめの勉強方法になると思います。

 

まとめ

中学生の塾が遠い問題というのは、とくに郊外や田舎に住んでいればよくある話。

どこの家庭でも中学生における１つの問題として挙がりやすい部分で、何らかの方法をもって解消へつなげているのが事実です。

その「何らかの方法」というのが今回示した５つの手段で、さらに付け加えると後半で解説したような問題解消手順によってこの問題をクリアしているのではないでしょうか。

ムリに遠い塾へ通わせなくても、自宅学習などでも効果的な勉強は可能。

とくに時間効率という部分がもっとも重要なポイントで、塾が遠くなるほど効率低下へつながり、高校受験対策の貴重な時間が減ってしまうのは大きな問題です。

中学生の塾が遠い問題解消へ向け、ぜひ今回の内容をお役立てください。