こんにちは発達障害コミュニケーション指導者の資格を持つ田中家です。今回は「軽度知的障害にタブレット学習がおすすめな理由」についてご紹介します。
軽度知的障害があると学習塾へ通えないといった問題があるかと思います。
そんな中学生に私はタブレット学習がかなりおすすめと感じているので、家庭学習に悩んでいればぜひ参考になさってみてください。
- 軽度知的障害の中学生にタブレット学習ってどうなの‥?
- 軽度知的障害のある中学生にピッタリのおすすめタブレット学習は‥?
そんな疑問にお答えしていきます。
軽度知的障害のある中学生にタブレット学習がおすすめな3つの理由
軽度知的障害の中学生にタブレット学習がおすすめと感じる3つの理由について、私の個人的な見解になるかもしれませんが3つのポイントをご紹介します。もし家庭学習に迷っていればぜひ参考になさってみてください。
理由①楽しさを感じることができる
まず軽度知的障害のある中学生は、家庭学習のときに「興味が持てない」ということがないでしょうか。
それもそのはずで軽度知的障害をはじめ発達障害の特性として「自分が興味の持てないものには全く見向きもしない」というものがあります。
これは子供が悪いのではなく軽度知的障害の特性と思って、自然に受け入れることで問題解消につながります。
- たとえば、盲目の方に「百聞は一見に如かず」といっても仕方がありません。
- また、足のない方に「あること健康にいい」といっても同じ。
これと同じように軽度知的障害のある中学生に、いくら「興味を持て」といったところで仕方がありません。
したがって、興味を持たせるために必要なのが「楽しさ」を感じることです。
そのために必要になるのが、子供であればだれでも興味の持てる「まんがやアニメ」を利用した勉強方法です。
その勉強方法を実現できるのが、インターネットを通じて「キャラクターの動き」などで取り組めるタブレット学習になります。
理由②無学年制の教材を選ぶことができる
学年制ではなく「無学年制」という言葉をご存知でしょうか?
日本ではこれまで学年制というスタイルで学校教育がされてきましたが、欧米など海外の多くの国では「無学年制」によって教育が行われているのが実態です。
そんな「無学年制」の教材で家庭学習に取り組める、というのも軽度知的障害のある中学生にタブレット学習がおすすめな理由です。
たとえば家庭学習をする上でこんな問題がないでしょうか。
「いまの学年しか取り組むことができない」
これは、昔からある日本のスタイル「学年制」による教材が多いためです。
この教育スタイルにもタブレット学習では新しい方式「無学年制」が取り入れられている教材もあり、いまの学年ではなく「自由に分野で選んで勉強できる」といった軽度知的障害のある中学生へメリットの多いスタイルになります。
中学生でも、軽度知的障害のため小学生の範囲を勉強させたい。
そんな望みを叶えてくれるのが、タブレット学習の大きな強みになります。
理由③通塾がなく子供のペースで取り組める
軽度知的障害のある中学生が学習塾へ通うとなれば、まず「通塾」が大きな問題になると思います。
また通塾を考える前に、すでに軽度知的障害(発達障害)があることで受け入れてもらえない学習塾も多いかと思います。
そんな「通塾」などの問題を解消できるのも、タブレット学習に取り組む大きなメリットです。
さらに軽度知的障害があることで「勉強のペース」も一定ではなく、教える親の方も大変だと思います。
- すぐに飽きてしまい勉強が続かない‥
- 気分次第でその日の勉強内容が変わってしまう‥
そんな問題解消につながるのもタブレット学習の長所で、なぜならタブレット学習では「興味の持てる流れ」によって基礎から応用(最終部分)まで取り組めるためです。
興味のもてる流れというのは、具体的にいえば「アニメーションなどによる誘導」です。
子供が飽きることなく勉強を進められるよう考えてありますので、親が教えるよりも良いペースで取り組める場合も多くあるのがタブレットのメリットになります。
軽度知的障害の中学生向けタブレット学習の選び方
軽度知的障害のある中学生にタブレット学習がおすすめな理由をご紹介してきましたが、実際に教材選びで大切になる3つのポイントをご紹介します。
①キャラクターやアニメーションで構成されている
軽度知的障害のある中学生にタブレット学習を選ぶときには、まず「楽しさ」を最優先でお考えになることをおすすめします。
この「楽しさ」というのは勉強を始めるきっかけ作りにとても重要で、さらに継続率にも影響する最大のポイントともいえる部分です。
タブレット学習で「楽しさ」を感じられる教材には、つぎのような特徴があります。
- キャラクターやアニメーションによって構成されている。
- 楽しさを感じられる「対話形式」が盛り込まれている。
- 勉強をした分だけポイントが貯まってプレゼントと交換できる。
など、子供であれば「だれでも楽しさを感じられる機能」があることが大切です。
タブレット学習に楽しさがあることで勉強に取り組むキッカケになったり、勉強を継続する上でとても役立つポイントになります。
②無学年制になっている
タブレット学習の中でも「無学年制」による教材選びが大切です。
私もこれまでに30社以上のタブレット学習をはじめ通信教育について探ってきましたが、2020年4月現在で「無学年制」による教材が全体の約10%を占めています。
軽度知的障害のあるとどうしても学力が追い付かず、いまの学年よりも下の範囲を勉強させたい場合が多いと思います。
そんなときに「無学年制」によるタブレット学習選びが大切なポイントになります。
この「無学年制」というのもタブレット学習選びでとても大事な部分になりますので、ぜひしっかりとチェックなさって選んでみてください。
③映像授業が搭載されている
最後になりますが、この「映像授業」というのも軽度知的障害のある中学生にとってタブレット学習選びの大きなポイントになります。
少しだけ、家庭で勉強を教える場面を思い浮かべてみてください。
きっとこんなことがないでしょうか。
「いくら説明をしても理解してくれない」
これは軽度知的障害によって理解度が違い、健常児であれば直球で理解できる部分も「変化球」でなければ理解が難しいためです。
たとえば「1+1=11」「2+2=22」という答えになったりしませんか?
これは物理的に見た目だけで答えようとして起こる現象で、足し算を理解できていないためです。
たとえば粘土を使って「1」の形を2つ作り、それぞれを合体させて目の前で「2」という形に作り変える。
このように教えることで、少しずつ足し算の理屈が身についていくようになります。
こうした勉強の理屈というのは、いくら文字を読んだり聞かせたりしたところで理解しません。
それよりもタブレット学習に搭載された「映像授業」によって、ネット教材ならではの「動き」があることでより理解しやすくなります。
したがって軽度知的障害のある中学生には、タブレット学習選びで「映像授業」が搭載されていることも大切なポイントになります。
軽度知的障害にタブレット学習がおすすめな理由まとめ
私が「軽度知的障害のある中学生にタブレット学習がおすすめ」という理由にはご紹介した根拠があります。きっと間違った根拠ではないと思っていますので参考になさっていただければ幸いです。
私も実際に軽度知的障害のある中学生をはじめ、さまざまな症状の発達障害がある子供たちを見てきました。
その中でもタブレット学習に取り組んでいる家庭は、自分のペースで勉強ができているためか落ち着きをもって学習を進めていることがわかります。
軽度知的障害のある中学生には、タブレット学習はベトではないかと私は感じます。
もしピッタリの家庭学習をお考えでしたら、ご紹介した「タブレット学習」をお考えになってみてください。
きっと、メリットしかない選択となるはずです。
ぜひ、こちらも参考にしてみてください。
https://gakusyujyuku.com/archives/14794