こんにちは田中家です。今回は「中学生って塾へ行かせたほうがいい?」という疑問について、子供2人を高校受験させた実体験から答えていこうと思います。
まず結論からいえば‥
- 中学生が塾へ行かないでもOKの範囲➝公立高校
- 中学生が塾へ行ったほうがいい範囲➝私立高校
私の経験からはこのように感じています。
これらの根拠(理由)について、さらに詳しく解説をしていきます。
中学生が塾へ行かないでもOKの志望校「公立高校」と勉強法
公立高校というのは基本的に、塾へ行かなくても合格可能な実力を身につけることができます。
なぜなら公立高校における受験問題というのは「基本に忠実」であることが求められるため、学校で習う教科書通りに勉強すれば合格可能な実力を養えるため。
「学校で習う範囲以外は高校受験問題に出ない」
これが塾へ行かない場合でも、十分に対応できるという所以になります。
つまり教科書をすべて把握しておけば実力を養えるのが公立高校受験で、塾へ通ったとしても教科書範囲における疑問点解消を行うという内容になるだけです。
このような理由により公立高校を志望する場合は「塾へ行かなくとも家庭学習のみ」で、しっかり勉強すれば十分に実力を養うことが可能です。
塾へ行かない場合の「公立高校」におすすめの勉強法
中学生が塾へ行かない場合は、いったいどんな勉強法がおすすめなのか?について。
独学でも問題解消能力さえ持っていれば高校受験に合格できる実力は養えますが、さすがに子供1人だけで家庭学習すべてをクリアするのは大変です。
そこで、塾へ行かない場合におすすめの勉強法がつぎ2つです。
- 通信教育によって家庭学習を実践する。
- オンライン授業によって家庭学習を実践する。
いずれの勉強法でも、十分に公立高校合格へつながる学力を養えます。
これら2つの勉強法について、さらに詳しくメリット・デメリットなどを解説します。
公立高校におすすめ「通信教育」
中学生を塾へ行かせない場合、もっともスタンダードなスタイルがこの「通信教育」になります。
通信教育とはいっても紙教材、デジタル教材といった2パターンがあり、紙教材の進化系がデジタル教材と考えると明らかにおすすめの勉強法は「デジタル教材」です。
実際にデジタル教材はインターネットによる大量の情報量で家庭学習が可能で、しかもAIシステムなどによって最終理解にまで辿りつける問題解消機能が備わっているのが大きなメリットになります。
とくに高校受験まで残り時間が少ないといった場合にはデジタル教材がおすすめで、さらに「無学年方式」で運営されている教材であれば中学生範囲を自由に勉強できるので残り少ない時間でも有意義な受験勉強ができます。
通信教育(デジタル教材)には十分量のドリル問題をはじめ、テスト機能など必要な機能がフルスペックで揃っているのもメリット。
公立高校で出題される範囲は、すべて無学年方式のデジタル教材で学習できます。
もちろんパソコンやタブレット端末など画面を見るのが苦手という場合には「優秀で定評のある紙教材を利用する」という選択も、塾へ行かない中学生へおすすめの強法になります。ただし紙教材は時間にゆとりのある場合のみおすすめです。
公立高校におすすめ「オンライン授業」
中学生が塾へ行かない場合に、より早く問題解消を期待できる勉強法が「オンライン授業」です。
とくに中学2年生の夏休み明け(2学期)以降~中学3年生に差し掛かり、塾へ行かない場合のおすすめ勉強法。高校受験(公立)までに時間がない状況の総仕上げとして最適です。
オンライン授業には「5教科」「英会話」「プログラミング」などのジャンルがあり、とくに高校受験へおすすめのジャンルは「5教科」「英会話」の2つ。
塾なしでもピンポイントに質問できるので、個別指導塾のような使い方ができ時短にかなり有意義な勉強法です。
しっかりと実力ある講師のオンライン家庭教師などであれば、かなり効果的な家庭学習ができます。
中学生が塾へ行ったほうがいい志望校「私立高校」
中学生を、塾へ行かせたほうがいい志望校として「私立高校」が挙げられます。
なぜなら私立高校の受験問題というのは基礎基本だけではなく、かなり多い割合で変則的な応用問題が出題されるため。
この変則的な応用問題に対応するためには、まずもって学習塾へ行かせる方が効率的です。
もし私立高校を受験する場合に塾へ行かせないのであれば、おすすめの勉強法として強いていえばオンライン授業。ただし私立高校出身者が講師であることが大前提となるため、なかなか難しいかもしれません。(公立高校出身者は出題のポイントなどをあまり把握できていません)
このような理由から、私立高校を志望する場合は塾へ行かせたほうがおすすめ。
ただ塾選びのもっとも大きなポイントは「志望する私立高校をよく理解している学習塾」であることが重要です。
まとめ
今回は「中学生を塾へ行かせたほうがいい?」という疑問に答えてきました。私が子供2人を高校受験させた結論としては、志望校のスタイルによるところが極めて大きいという事です。
公立高校の場合は、間違っても学校で習わない問題は出されません。
また逆に私立高校の場合は、いかに臨機応変に対応できるかという「対応力」を見極めるため独自の応用問題が出されます。
したがって公立高校志望では通信教育でも十分な学習が可能で、私立高校志望では塾へ通わせることで相応の学力を身につけることが期待できます。
これは全国一律の定義なので、地方による違いなどはありません。
高校受験にむけて、ぜひ今回の「塾」について私の体験談を参考になさってみてください。