こんにちは田中家です。
今回は「新中学生を塾へ通わせるのはおすすめ?」という疑問に、1つのアドバイスとして答えます。
高校受験にむけて新中学生(中学1年生)から塾へ通わせる家庭も多いですが、果たして学習塾へ通わせるメリットは本当にあるか?と私達もつくずく考えてきました。
その経験をもとに、新中学生を通塾させるメリット・デメリットを詳しく解説。
かならずしも通塾が絶対的な学習方法というわけではなく、子供や家庭の状況(目標)などによって別スタイルが適している場合もあります。
新中学生と塾の相性について、実際の経験談を話していきます。
この記事の概要
新中学生を塾へ通わせるメリット・デメリット
私達も2人の子供を高校進学させましたが、学習塾やそれ以外の学習スタイルを利用しました。
その経験をもとに、リアルで消費者目線から感じた感想としてメリット・デメリットについて解説します。
新中学生を通塾させるメリット
新中学生を通塾させるメリット
- 高校受験(志望校)にむけ詳細データを基に学べる
- 集団塾であれば集団心理に伴いモチベーションアップが期待できる
- 手間をかけず家庭学習環境を構築できる
- 講師に疑問相談できるため安心感を持てる
メリット①高校受験(志望校)にむけ詳細データを基に学べる
新中学生を通塾させる、もっとも大きなメリットが「志望校データ」を塾が持っている部分と私たちは感じます。
とくに地元密着型の学習塾になるほどこの地域データが豊富な傾向で、志望校の受験において有利となりうる可能性大といったメリットが期待できます。
私たちの経験からすれば、この傾向は個人運営の小規模塾であるほど効果が大きいかと。
家庭では入試できない詳細な志望校データにより、的確な指導および受験対策をおこなえるのは通塾の何よりも大きなメリットです。
とくに新中学生の時期から通塾させることで、塾側も志望校にむけた子供の学力推移を確認でき効果的。
したがって通塾させる行為は新中学生にとって高校入試合格への効果が高まるため、この点からすれば学習塾へ通わせる意味は大きいのかなと思います。
メリット②集団塾であれば集団心理に伴いモチベーションアップが期待できる
新中学生を通塾させるとき、とくに集団塾を選ぶと「モチベーションアップ効果」が期待できると思います。
なぜなら同じ目標に向かって勉強を進める仲間がたくさんいるため、集団心理も働いて意欲向上につながりやすいため。またライバルとして意識することで、勉強への集中度が高まりやすい部分もあるかと。
学習塾には集団塾以外にも、個別指導塾や次世代型スタイルなど個人指導的な塾もあります。
個別指導的なスタイルの塾においては集団心理が働く環境ではないため、多人数によるモチベーションアップ効果はあまり期待できないかと。
したがって集団塾はこうした心理的な要因によって集中力を高めやすい効果が期待できるため、とくに集中力を継続しづらいといった性格である場合はメリットの1つになるかと思います。
この状況を言い換えるとすれば、集団塾は「子供同士で切磋琢磨できる環境」であるかと。
また個人指導的な塾の場合は「講師との関係性によって、目標に進むための意識アップ」が期待できるかと思います。
とくに子供同士で意識を高めあえる環境の集団塾スタイルは、よりモチベーションアップ効果が高まることが期待できると私たちは感じました。
新中学生の時期からこうした環境に馴染ませておくことで、高校受験をより意識した対策ができるのではないでしょうか。
メリット③手間をかけず家庭学習環境を構築できる
新中学生の家庭学習環境において、もっとも簡易的に構築するには学習塾が手っ取り早いと感じます。
いざ家庭学習環境を整えようと思っても学習教材などを用意する手間がありますが、学習塾へ通わせることで宿題や学習テキストを与えられるため自分で考える必要はほぼ皆無となります。
難関私立高校の受験を目指す場合は、やや不足のため別途教材などを用意する必要あり。
しかし公立高校受験のレベル範囲であれば学習塾で用意される教材範囲でかなり効果的、それらを活用することで家庭学習環境を整えることが十分に期待できます。
こうした家庭学習環境を整える、という意味においても学習塾はメリットがあるかと。
とくに新中学生へと進級して家庭学習にどんな教材を用意すれば?と思っていれば、学習塾というのはかなり有意義な学習スタイルになると私たちは感じます。
メリット④講師に相談できるため安心感を持てる
新中学生にとって、勉強の遂行にあたり安心へつながるのが「相談相手」がいることかなと。
とくに中学1年生という慣れない環境もあることで、新中学生という時期は勉強も不安定になりがち。そこで学習塾の講師へ疑問部分を相談できる、という環境は極めてメリットが大きいと私たちは思います。
学習塾へ通う回数は異なれど、週1回でも2回でも講師へ相談できるのは安心感へつながりメリット。
集団塾ではなかなか相談できない場合もありますが、とくに個別指導塾や次世代型塾といった個人的塾の場合であれば、より講師へ相談しやすく疑問解消につなげやすい環境を構築できます。
ただし集団塾スタイルが十分に質問できない、というのは前述の通り。
個別指導塾でも講師の受け持ち人数によって相談しにくい状況が考えられ、とくに講師の受け持ち人数が1対4以上になるとほぼ相談できないため、この辺りは塾選び時に注意が必要かと思います。
基本的に通塾することで講師に相談しやすく、また親のほうも進路相談などができることがメリット。
子供だけではなく家庭のほうも講師により安心感へつながるので、このあたりも新中学生を通塾させることによるメリットがあるのかなと思います。
新中学生を通塾させるデメリット
新中学生を通塾させるデメリット
- 人数の多い集団塾では質問があまりできない
- 過去問を解かせるだけの塾もある
- 通塾するために余計(ムダ)な時間を要する
- 費用が極めて高額になる
デメリット①人数の多い集団塾では質問があまりできない
新中学生にとって質問できる環境は心強いものですが、集団塾はそう簡単に質問(相談)できません。
先ほどメリット項目でも集団塾の質問しづらさについて少し話しましたが、とくに大人数の集団塾になるほど物理的に質問がしずらくなるもの。より少人数制の集団jにゅくのほうが新中学生にとっては質問しやすく、より勉強に有効な環境になるかと思います。
また質問のしやすさを考慮すると、個別指導塾というスタイルも注意が必要。
よく「個別指導塾は質問しやすい」といわれますが、これは完全マンツーマン指導(1対1)の場合。
個別指導塾というスタイルは講師の受け持ち人数が異なり、最少でマンツーマンの1対1、平均的なところで1対2~1対4、最多といえる学習塾であれば1対8まで受け持つという場合もあります。
自分が講師となった姿を想像するとよくわかりますが、一定時間で何人(何回)まで質問を受けられるか?
こうした想像から考えると質問が最もしやすい個別スタイルが「マンツーマン(1対1)」で、ほぼ質問を受けられない状況というのが「1対8」であるということがわかります。
したがって質問のしにくさから考えると、多人数の集団塾、次いで受け持ち人数の多い個別指導塾という順番。
この質問のしづらさというのも大人数性の塾に見られるため、1つのデメリットであるといえます。
とくに新中学生で新たに通塾させ、たくさん疑問解消させるぞと思っていれば、このデメリットに陥ってしまわないよう要注意です。
デメリット②過去問を解かせるだけの塾もある
新中学生を塾へ通わせる場合、これも注意しておきたいデメリットとして「中身が薄い」という点が挙げられます。
進学塾として運営されている塾ではおもに「講義」によって先取り学習ができたりしますが、それ以外の一般的な塾であれば基本的に「過去問を解かせてミスを訂正する」という指導スタイルが中心です。
この過去問を解かせるという指導スタイルにも意味はありますが、果たして学習効果は?と考えると疑問。
過去の未理解部分を解消することは成績アップへ直結における有効な施策となりますが、よく考えてみれば家庭学習でも過去問対策は十分にできることがわかります。
したがって新中学生の塾選びにおいては、こうした過去問対策は宿題などで出される塾を選ぶのが有効。
過去問を解かせて問題解消するといういう指導スタイルも一定の意味においては効果的ですが、とくに新中学生においては高校受験にむけたより具体的な対策が施される塾を選ぶことがより効果的です。
こうした過去問だけを解かせるという塾は多く見かけるので、これも学習塾のデメリットかなと思います。
デメリット③通塾するために余計(ムダ)な時間を要する
新中学生からの3年間というのは、なるべく有意義に時間を使ってきたいもの。
中学3年間という時間はあっという間に過ぎていくのが一般的な声で、私達もつくずく実感として頭へ残っている部分になります。
この貴重な時間をより有意義に使おうとすれば、通塾における「移動時間」というのは極めてムダ。
通塾のもっとも大きなデメリットともいえるのが通塾時間で、この時間を勉強に使うことでかなり有効な受験対策ができるともいえます。
たとえば片道30分かかるとすれば、往復で1時間ほどが無駄な時間。
1週間に2回の通塾回数であれば、1か月に換算すると「約8時間をムダにしている」とも、さらに1年間では「約100時間のムダ」とも考えられます。
したがって新中学生へ通塾を考える場合、この移動時間というデメリットについては徹底して考えておくべき重大ポイント。
この通塾にかかる時間をすべて勉強時間に使えればと思うと、新中学生にとって本当に学習塾が効果的なのかという全体的な部分が、より明確に見えてくるかもしれません。
また通塾で帰りが遅くなる場合が多く、とくに居残り学習があると23時くらいまで塾にいることも。
したがって帰り道がとくに問題で、夜遅くに歩いて帰るといった通塾方法であれば心配になるのは当然かもしれません。
デメリット④費用が極めて高額になる
学習塾の費用というのは高額設定で、たとえば1教科週1回で15,000~20,000円あたりになります。
したがって教科数を増やせばさらに費用が増し、また回数を増やすことでも倍々ゲームといった感じで必要経費として家計へのしかかってきます。
もし新中学生から学習塾を活用すれば、3年間を合計すると極めて膨大な金額。
もちろん経済的に余裕があれば学習塾を考えてもいいと思いますが、私のような貧乏家庭ではそうやすやすと授業回数も強化も増やすことはできません。
いくら費用の安い学習塾を探してみても、一定の基準以下にはならないのが現実。
また料金があまりに安すぎる学習塾は効果が期待できなかったりとデメリットも多いので、信頼がおけてさらに極力費用の安い学習塾を見つけることが重要なポイントになります。
学習塾の費用はかなり高額なので、新中学生へ通塾を考える場合はこの辺りも着目しておくことがおすすめです。
新中学生を通塾させるメリット・デメリット総括
ここまで紹介したメリット・デメリットについて一覧表でまとめます。新中学生へ学習塾を考えるときは、まずじっくりと見て確認しておかれることをお勧めします。
メリット | デメリット |
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私たちは子供2人の受験勉強として、実際に学習塾も活用して対策をしてきました。
その経験からすると「費用は高いけど親身になって考えてくれる学習塾」であればおすすめですが、そうでなければ学習塾はデメリットのほうが大きくなると思います。
とくに新中学生にとって貴重な時間をムダにする移動時間もあり、そこまで学習塾が有益とはいえないかと。
もちろん学習塾にはメリットも多いですが、しっかりとポイントを抑えてデメリットを上回るようであれば選ぶ価値があるのかなと私たちは強く感じます。
さらにこの後、より適した塾の選び方について解説します。
新中学生への塾については、それからもう一度考えてみるのもいいかと思います。
各新中学生へ適した塾の選び方
新中学生といっても、みなめざす目標(志望校)はそれぞれ異なります。
そこで新中学生に塾を関挙げるべきか、各目標に沿った塾の選び方を紹介します。
公立高校受験をめざす場合
公立高校受験を目指す場合は、教科書範囲内の知識を習得できる学習塾選びがポイントです。
教科書範囲外まで高度レベルな知識習得はできなくてもいいので、一般的な学習塾が選ぶ対象となります。
私達としては、つぎの学習塾スタイルがおすすめかと思います。
おすすめの塾スタイル
- 次世代型の学習塾
- 1対2~1対4の個別指導塾
- 幅広い偏差値に対応している集団塾
いずれの学習塾スタイルも、公立高校受験にむけておすすめ。
あとは親身になって指導してくれる、さまざまな相談に乗ってくれる、などの要素も必要ですが、選ぶべき学習塾スタイルとしては間違ってないと思います。
さらに詳しく、これら公立高校受験向きの学習塾について解説します。
公立高校受験におすすめ①次世代型の学習塾
新中学生の公立高校受験にむけて、まずおすすめなのが「次世代型」と呼ばれる学習塾です。
この次世代型の学習塾における、最も大きなメリットとなるのが完全個別指導という点。またパソコンやタブレットの学習ソフトを介して学べるスタイルで、直静的に講師が教えるのではなく「映像授業」で履修するのが特徴です。
したがって次世代型の学習塾で学べる内容としては、おもに教科書範囲内。
学習ソフトがすべて対応してくれるため教科書範囲しか履修できないのはデメリットですが、公立高校受験であれば教科書範囲内が対象となるので、この次世代型の学習塾もおすすめのスタイルといえます。
基本的にこの次世代型の学習塾においては、塾長が1人いる状態で、すべてパソコン任せという学習スタイル。
したがってどうしても疑問解消できない場合は塾長にも相談できますが、基本的には学習ソフトに搭載されるシステムによって疑問解消へつなげるというスタイルになります。
費用も安く個人学習をできますが、全国的に塾数が少ないのが難点かもしれません。
公立高校受験におすすめ②1対2~1対4の個別指導塾
新中学生の公立高校受験において、もっともバランス良いといえるのが「個別指導塾」です。
この個別指導塾は運営スタイルにより講師の受持ち人数が決まっていて、もっとも高クオリティといえるのが1対1のマンツーマン指導。公立高校受験においては1対2~1対4といった少人数制の個別スタイルでも十分かと思います。
とくに多くの質問をしたければマンツーマン指導(1対1)を選んでもいいですが、疑問解消はそこそこ、できれば机上学習中心で、という場合は講師の受持ち人数がやや多くても構わないかと思います。
個別指導塾のもっともメリットといえるのが、周りの環境に左右されない部分。
基本的に個別指導塾は個人ごとに仕切りがしてあるので、極めて環境に左右されない環境で学べるため、とくに社交性が低い性格の場合には最適ともいえる塾スタイルになります。
ただし講師の受持ち人数については明確に表示されない場合が多く、もし1対8といったスタイルの塾を選んでしまうと、ほぼ完全に質問ができない環境となってしまうため要注意。
そこさえ押さえれば公立高校受験にむけて、新中学生にはおすすめといえる塾スタイルになります。
公立高校受験におすすめ③幅広い偏差値に対応している集団塾
新中学生の公立高校受験として、もっとも一般的と思えるのが「集団塾」になります。
世間一般的に学習塾といえば集団塾を指すといえるほどクラシックスタイルで、クラス編成されるほど大人数の塾から、個人運営の少人数制の集団塾までバラエティに富んだスタイルです。
とくに新中学生の公立高校受験へおすすめ言えるのが、幅広い偏差値へ対応可能なスタイル。
なかには難関校専門塾などの集団スタイルもありますが公立高校受験には向かず、より向いている選び方が幅広い偏差値に対応可能な少人数制の集団塾になります。
ただし塾生人数の多さによっては、あまり多い場合は子供の性格によって是非が分かれるところ。
したがって集団塾全体の人数やクラス編成の有無などを確認したうえで、志望校にも対応可能である集団塾を選ぶことで一致率が極めて高くなります。
また集団塾スタイルは数も多いため、近い場所で見つけやすいのも特徴のひとつ。
新中学生における公立高校受験として、この集団塾スタイルも失敗しない塾選びとしてはおすすめの部類です。
難関私立高校の受験をめざす場合
公立高校受験とは違って、難関私立高校をめざす場合は「高難易度」を選ばなければいけません。
とくに教科書範囲の履修だけではなく、受験で出題される特殊といわれる応用問題への対応力を養えることが必須。
とくに次の学習塾スタイルが、難関私立高校をめざす場合におすすめです。
おすすめの塾スタイル
- マンツーマン指導の個別指導塾
- ハイレベル授業を専門とする集団塾
公立高校受験よりも対応可能といえる学習塾が減り、私達としておすすめはこの2つ。
より高度なレベルの学習が可能で、難関私立高校レベルを履修可能な学習塾スタイルになります。
さらに詳しく、難関私立高校向けの学習塾について解説します。
難関私立高校の受験におすすめ①マンツーマン指導の個別指導塾
新中学生の難関私立高校として、バランスがよく効果的なのが「個別指導塾」です。
個別指導塾といっても講師の受持ち人数が異なりますが、とくにおすすめといえるスタイルがマンツーマン指導となる1対1方式。
この1対1方式の個別指導は「本物の個別指導」といったマンツーマンで、難関私立高校の受験に最適。
マンツーマン指導のため教科書範囲における指導もOKで、さらに自由に質問ができるため応用範囲などにおける疑問解消も自由に可能です。
1つだけデメリットを言えば、やや割高となる費用スタイル。
どうしてもマンツーマン指導ということで費用が割り増しにはなりますが、それを顧みても難関私立高校を突破するには必要といえるメリットが備わった塾スタイルになります。
とくに新中学生からスタートすることで、子供の学習履歴を把握してくれるためより効率的。
志望校データを基に最適な学習スタイルが確保され、しかも新中学生からスタートすることによって、学力を把握したうえで的確な指導方法を提要してくれる有意義な学習塾スタイルといえます。
もし新中学生の難関私立高校にむけた受験対策をおこなうのであれば、私はこの「1対1(マンツーマン指導)」を選ぶことをおすすめします。
難関私立高校の受験におすすめ②ハイレベル授業を専門とする集団塾
新中学生の難関私立高校にむけた受験対策として、もっとも一般的といえるのが「ハイレベル集団塾」です。
いわゆる偏差値の高い高校受験にむけた集団塾というスタイルで、なかには学力に応じてクラス編成が行われる塾もあり。トップ校や難関校をはじめ、とくに難関私立高校向けとして昔から人気のある塾スタイルです。
このようなハイレベル集団塾というのは、だいたい高偏差値にしか対応していないもの。
事前に入塾テストを設けている学習塾というのも多く、まずはこの入塾テストに合格できる学力がなければ通塾することはできません。
ただ1点だけデメルっとをいうならば、大人数の集団塾ということで質問があまりできない部分。
ほとんどのハイレベル集団塾は集団授業が行われ、一斉に志望校へ向けた講義を聞くスタイルのため、授業中に質問タイムがあってもなかなか難しいのが事実です。
ただし自習室などが設けられ講師が在籍している場合であれば、その自習室で質問できる場合もあります。
また宿題もたくさん出るため新中学生にとって極めて有意義な家庭学習へもつながり、塾内だけではなく家庭学習においても学習効果を期待できる塾スタイルともいえます。
ハイレベル集団塾ということで、入塾してからが大変なのは知っておいてください。
したがって子供自身にも十分にモチベーション維持を促したうえで、このハイレベル集団塾を選ぶことをお勧めします。
新中学生の目標から、塾を選ぶ方法をお話ししてきました。
しかし「学習塾が近くに見つからない」などの問題もあると思います。
その場合に、より最適な学習方法をこのあと解説します。
新中学生の高校受験にむけた塾以外でおすすめ学校外学習
新中学生へ進級して通塾させたけど、どうしても近くに塾が見つからないなどの場合。
この場合におすすめといえる勉強方法が「依頼型の家庭学習」で、独学スタイルよりも大幅に理解と定着へつなげやすい学校外学習になります。
いわゆる通信教育などを利用する学習スタイルで、その効果も塾レベルでバツグン。
この依頼型の学習スタイルには、つぎのジャンルが存在します。
- 通信教育(紙)
- 通信教育(デジタル)
- 家庭教師(訪問型)
- 家庭教師(オンライン型)
いずれのジャンルにおいても、しっかりと選び方を間違えなければ塾レベルで効果的。
子供との相性や目標と合わせて考えることで、より達成しやすく効果的な家庭学習が可能です。
さらに詳しく、これら依頼型の学習スタイルについて解説します。
新中学生におすすめ①通信教育(紙)
対応可能範囲 | 公立高校受験全般 |
メリット |
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デメリット |
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新中学生に塾以外でおすすめの、もっとも一般的といえる外部依頼スタイルがこの「紙教材」になります。
かなり一致率の高い教科書準拠となっているのが特徴で、中学校の履修範囲をすべてカバーしているため公立高校受験には最適。とくに新中学生からスタートすることで、過去教材による復習がしやすくなり効果的な家庭学習が期待できます。
また紙教材の選びかたによっては、充実度の高い別冊教材が付随されるため極めて便利。
とくに定期テスト対策などが別冊で用意されている場合は、教科書準拠も相まって、想像以上に一致性の高いテスト勉強を実践できるのもメリットです。
もっとも自然に家庭学習ができるため、スタート時より何も不自由なく取り組めるスタイル。
アナログ式のためやや情報量の少なさは気になるところですが、必要な情報はしっかりと抑えられているため、公立高校受験の範囲であれば十分な学習が期待できる通信教育になります。
☑ 高い一致率の教科書準拠で、新中学生におすすめの紙教材をピックアップしています。
→ 通信教育で「学校とピッタリの教科書準拠」といえる3つのおすすめ紙教材
新中学生におすすめ②通信教育(デジタル)
対応可能範囲 | 公立高校受験全般 |
メリット |
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デメリット |
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新中学生における塾以外の学習方法として、かなり私がおすすめしたいのがこの「デジタル教材」です。
デジタル教材は紙教材の進化型ということで、インターネット特性を活かした情報量の多さがもっとも大きな特徴。紙教材とは段違いに豊富な情報によって、より多くの知識を得ることが期待できる学習スタイルになります。
将来的にインターネット端末へ慣れておく、という点においても有意義なスタイル。また紙教材のアナログ式では実現不可能な、映像授業(音声・動き)によって学べるため、極めて理解へつなげやすいのが大きなメリットです。
また紙教材は「文字を読んで正しく理解する」という行動が必要で、なかなか理解できない場面もあるかと。
さらに正しく理解できておらず間違った知識をもったまま勉強を進めてしまうことで、その部分が将来的に「つまずき」として残る恐れがあるもの。
こうしたアナログ式のデメリットをすべてクリアしやすいのもデジタル教材のメリットで、映像授業によって正しい情報を得やすく、また理解過程の時間短縮にもつながるといったメリットも期待できる学習スタイルになります。
AIシステムによる学習サポートというのも、デジタル教材のみに備わるメリットのひとつ。
たとえば演習問題をといてミスをすれば「つまずき原因となる単元」などを瞬時に表示してくれ、根本的な原因追及・対策ができるのも極めて便利といえる構成です。
私としては、新中学生にかなりおすすめの外部依頼スタイル学習方法です。
☑ 私たちが探って体験してわかった、とくに優秀な映像授業搭載のデジタル教材です。
→ 【通信教育】体験してわかった基本教科の映像授業ランキング3選
新中学生におすすめ③家庭教師(訪問型)
対応可能範囲 | 公立高校~難関私立全般 |
メリット |
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デメリット |
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新中学生における塾以外の学習方法として、もっとも安心できるスタイルがこの「家庭教師(訪問型)」です。
とくにハイレベル学習へ最適といえるこのスタイルは、ピンポイントに疑問解消へつなげやすいのが最大の特徴。難関私立高校への受験にむけた質問が自由にできるため、一般的な学習教材では不可能な疑問解消まで可能となっています。
また難関私立高校の受験対策として、さらに重要となるのが特殊応用問題における理解度。
中学校で履修する教科書範囲を超越して、幅広い知識をもって挑まないと解けない高校入試問題に対しても、高レベル講師のサポートにより徹底的に学べることが期待できます。
訪問型家庭教師における1つのメリットといえるのが「直接指導」で、新中学生の安心感に大きく影響する部分。
さらに講師が横にいるためデスク上の情報においてもスムーズに確認でき、講師のほうから勉強の未理解部分を把握・指摘したりと、極めて効果的な家庭学習につながりやすいのも特徴といえます。
やや費用面では割高になりますが、それだけに極めて高い学習効果が期待できるスタイル。
公立高校受験へも対策可能といえますが、より効果を最大とするならば難関私立高校の受験対策になるのではと私たちは感じます。
☑ 私たちが優秀と思える、訪問型の家庭教師は「学研」ではないかと感じます。
オンラインもありますが全国区の訪問型が基本スタイルです。
→ オンライン家庭教師「学研」の口コミレビューと機材・講師・教材などを徹底チェック
新中学生におすすめ④家庭教師(オンライン型)
対応可能範囲 | 公立高校~難関私立全般 |
メリット |
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デメリット |
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新中学生における塾以外の学習方法として、最近の人気スタイルがこの「オンライン家庭教師」です。
いわゆる訪問型の家庭教師がそのままオンライン版となったスタイルで、内容的には変わりなく同じ構成。指導方法なども変わることがないので、訪問型の家庭教師とまった遜色なく利用できるといったメリットがあります。
したがって公立高校受験への対策にも有効ですが、とくに難関私立高校の受験対策におすすめ。
訪問型の家庭教師と大きく異なるのが「派遣エリアの概念」という部分で、オンラインのため全国どこでも派遣エリアを気にせず利用することが可能です。
また全国区となるため、全国レベルの優秀な講師を見つけやすいのがメリット。
実際に難関私立高校を受験したという講師も数多く在籍しており、勉強を教えるだけではなく、出題傾向などの情報も得やすいといった特徴があります。
もし訪問型の家庭教師が苦手という子供であれば、このオンライン型がおすすめ。
パソコンやタブレット端末の画面越しに指導を受けられるので、直接指導のように緊張を緩和できるといったメリットも期待できます。
訪問型と比較すると、費用の安さにおいても高い優位性を持つ学習スタイル。
やや物理的な情報共有がしづらいといったデメリットは正直感じますが、それ以上にメリットを実感できる学習スタイルかと私たちは感じます。
☑ 私たちが「超おすすめ」と思える、優秀なオンライン家庭教師を後半でピックアップしています。
→ オンライン家庭教師の教材からわかる「優良」な会社の見分け方
新中学生に塾以外でおすすめ学校外学習の比較
ここまでに紹介した塾以外の学習スタイルを比較一覧表でまとめます。それぞれの教材スタイルをクリックすると先ほど解説した詳しい項目へジャンプします。
教材スタイル | 対応範囲 | メリット | デメリット |
通信教育 (紙) |
公立高校全般 |
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通信教育 (デジタル) |
公立高校全般 |
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家庭教師 (訪問型) |
公立高校 ~難関私立全般 |
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家庭教師 (オンライン型) |
公立高校 ~難関私立全般 |
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新中学生を塾へ通わせる前にチェックしておくべき6つのポイント
新中学生を入塾させる前に、これら6つのポイントを再度チェックするのがおすめです。
- 通塾部分において問題はないか?
- 履修する教科・回数に問題はないか?
- 塾スタイルが子供の性格に合っているか?
- 目標達成を期待できるか?
- 部活などの同時進行が可能であるか?
- 継続可能な費用範囲であるか?
もし1つでも当てはまれば通塾させるよりも、通信教育など家庭学習スタイルを選ぶほうが効果的かもしれません。
塾選びの最終チェックとして、じっくりと再度考えてみてください。
通塾前の最終チェック①通塾部分において問題はないか?
新中学生を塾へ通わせるとき、とくに「塾からの帰り道」を考えておかなければいけません。
実際に私たちも子供を塾へ通わせましたが、塾終わりの時間はだいたい22~23時あたり。
とくに居残り学習があると遅くなって23時くらいまでかかり、帰宅するときは暗闇のなかを帰ってくることになるので要注意。
また徒歩や自転車で通塾させる場合も、冬の雪シーズンのことまで考えておくことが大切。
いざ雪が積もって通塾できないなどの困難も考えられるため、通塾を決定するまでにこの季節による問題についても十分に考慮しておくことをおすすめします。
わりとこの「通塾」においては、このように問題が多いもの。
直接的に勉強とは関係ないですが、それ以前の問題として知っておかれるといいかと思います。
通塾前の最終チェック②履修する教科・回数に問題はないか?
これも私たちの実体験ですが、塾に通わせるとその後の変更点という問題が出てきます。
たとえば数学と英語を学習塾で履修させようとして、2教科を週1回ペースで学ばせるとき。通塾を始めて半年後に成績が下がってきた、という場合に対応しきれないという問題が多々あるもの。
とくに人気塾であるほどこの傾向は強く、すでに定員に達していれば変更は効かない場合がほとんどです。
いわゆる「融通が利かない」といえるのも学習塾の特性で、私たちもこの問題でかなり悩んだという経験があるため、塾で履修する教科と回数についてはしっかりと考えておくことがおすすめかと思います。
実際の経験からすると、週1回ペースではほとんど効果的な履修は難しいかと。
最低でも週2回ペースで通塾させることが好ましく、すると中3日くらいで学べるためペースとしては理想的な回数になるような気がします。
新中学生を通塾させる前に、こうした「教科」「回数」についても徹底的に考慮しておくのがおすすめです。
通塾前の最終チェック③塾スタイルが子供の性格に合っているか?
この記事内でも解説してきましたが、学習塾には「スタイル」という概念があります。
集団塾、個別指導塾、次世代型塾といたようにスタイルによる特性が異なるため、学習内容だけではなく子供との相性においても十分に注意しておくことがポイント。
とくに集団塾では内向的な性格であれば向かない場合もあり、その場合は個別指導塾など個人指導的な塾のほうがあっている場合もあります。
もういちど学習塾のスタイルを想像して、子供がどう過ごすのかについて要チェック。
とくに集団塾などは周りが騒がしいなどのデメリットもあるので、総合的に十九のスタイルによるメリット・デメリットを考えて選ぶことが重要です。
通塾前の最終チェック④目標達成を期待できるか?
新中学生を学習塾へ通わせる、本来の目的は「目標達成」を果たすため。
したがって目標についてまずは明確にしておき、その目標を達成できそうな学習塾を選ぶことがポイント。
そのためには学習塾の対応可能は偏差値をはじめ、志望校データなどの情報をいかに多く持っているかなども選ぶときの重要なポイントになります。
ここがピタッと合えば目標達成しやすい塾ということで、まず安心して選んで構わないかと。
もし少しでもズレを感じた場合は、その学習塾は目標達成しづらいかもしれません。
新中学生のころから志望校を決めるのは難しいかもしれませんが、より学習塾を効率よく利用するためにも、まずは目標設定を明確に打ち出しておくことをお勧めします。
通塾前の最終チェック⑤部活などの同時進行が可能であるか?
新中学生を塾へ通わせるのはいいですが、そのあとで「部活動との同時進行」という問題が出てきます。
これも実際に私たちが経験した問題で、どうしても部活動を休むなどの工夫をしなければ塾との併用はまず無理でした。
部活動をしないという選択をすれば、もちろんこの問題は発生しません。
しかし文武両道というほど運動と学習はセットで重要になり、また内申点部分においても部活動は極めて有効な活動になります。
学習塾で履修する時間は、だいたい19~21時あたりになるのではないでしょうか。
中学校が終わって部活動にとり組み、自宅へ帰ってくる時間が18時ごろになるかと私たちの経験から予想できます。
すると塾スタートまで時間がなく、自宅でご飯を食べてすぐ出発というサイクル。
もし部活動が伸びたりする、または文化祭準備など学校活動で遅くなる、こうした場合に塾との併用をいかに考えるかが大きなポイント。
この部活動と塾の同時進行においては、ほとんどの家庭で問題になるため十分考慮しておくのがポイントです。
通塾前の最終チェック⑥継続可能な費用範囲であるか?
直接的に勉強と関わりませんが、この「費用面」における問題も極めて重要になります。
すでにご存じのように学習塾で必要となる費用はかなり高額で、1教科週1回で塾にもよりますが平均12,000~20,000円辺りになるのではないでしょうか。
これが2教科になるとその2倍、さらに週2回となればさらにその2倍。
一般家庭の支出項目としてはかなりトップレベルともいえる金額になるので、今後もこの費用に対応できるかも大きな問題になります。
直接的に勉強と関係ないといっても、費用面で継続不可能となる場合もあるため遠回しに関連あり。
新中学生から3年間通塾させる費用をしっかりと考慮して、継続できるか再度確認されることを私たちの経験からもおすすめします。
ガチで学習塾の費用は高く、多くの家庭では壊滅的な状態になることが考えられます。
もし1つでも不安項目があれば、私たちの経験からすると「家庭学習スタイル」も効果的かと。
学習塾は費用が高額になるため、安く抑えられるデジタル教材などは学習効果も高く新中学生におすすめです。
ぜひ時間をかけてでも、適したスタイルを選んでみてください。
こちらは先ほど解説した項目です。
まとめ
今回は「新中学生を塾へ通わせるのはおすすめ?」という疑問に対して、
というように、私たちなりに最適と感じる内容で答えてきました。
まずは新中学生を通塾させるメリット・デメリットを把握して、そのうえで目標にむけた最適な塾選びという順番で考えると疑問解消につながるかと思います。
もし新中学生の通銃はあまり適さないと感じれば、ここで紹介した塾以外の学習方法(外部依頼)がおすすめ。
正しく選ぶことで塾レベル以上の学習効果も期待できるので、徹底チェックのうえ選んでみてください。
新中学生の塾における疑問解消へむけ、今回の内容をぜひお役立てください。