こんにちは田中家です。今回は自粛生活でも人気となっている「オンライン家庭教師を比較するポイント」について詳しく解説をします。
私もこれまでにオンライン家庭教師を10社以上比較してきましたが、実際に深く探ってみると思わぬ落とし穴が見つかることもよくあります。
そこでオンライン家庭教師選びに失敗しないためにも、最低でも比較しておきたい7つの超重要なポイントに注目をしてまとめてみました。
この記事の概要
オンライン家庭教師の比較ポイント①使用機材(情報共有)
オンライン家庭教師の比較ポイント1つ目が「使用機材の違い」で、その後の情報共有へ思った以上に大きな違いが生じてきます。
オンライン家庭教師で使用される機材には、おもに2通りがあります。
- 2台のカメラを使う「アナログ式」
- 1台のカメラを使う「デジタル式」
それぞれのスタイルについてメリット・デメリットを解説します。
2台のカメラを使う「アナログ式」
顔用のWEBカメラ+手元用の書画カメラを使って、オンライン指導を受けるスタイル。
パソコンやタブレット端末の画面内に「顔」「手元」を映し出して情報共有をする方式で、講師と合わせると合計「4つの窓」が画面内に表示されることになります。
このアナログ式の場合はメリットがほとんどなく、物理的に手元を映す必要があるため情報共有はやや困難。
たとえば「子供が解いた問題に対して講師が添削をする」といった場面。
子供が解答をした用紙に直接書き込むことができないため、同じ内容を書く必要があったりと時間や手間が余計にかかってしまうといったデメリットがあります。
また解説を受ける子供のほうも自分が解答した用紙ではなく、講師が説明のために書いた用紙を見る。
なんとも情報共有のしづらさばかり目立つのがこの2台カメラを使った「アナログ方式」で、メリットはほぼ感じられないオンライン家庭教師の機材スタイルになります。
1台のカメラを使う「デジタル式」
顔用のWEBカメラ+学習ソフトを使って、オンライン受講するスタイルが「デジタル式」です。
この場合は先ほどの2台カメラと顔用WEBカメラは同じ。しかし手元を映し出す書画カメラを使用する必要がありません。
書画カメラの代わりとなっているのが「情報共有ソフト」による共有スタイルになります。
学習ソフトが使用されることでインターネット端末の画面内に、情報共有をするための「共有ノート」が表示されるというシステム。
パソコン端末であればペンタブレット、タブレット端末であればタッチペンを使って「共有ノート」へ双方向から書き込んでいくスタイルです。
この「デジタル方式」では、画面内に表示されるのはお互いの顔2つと共有ノートの合計3つ。
いわゆるオンライン家庭教師の機材でもっともスマートに情報共有のできるスタイルといえるのが、このデジタル式の大きなメリットになります。
デメリットについて考えてみても、これといって目立つものはなし。
つまりオンライン家庭教師の使用機材で、選ぶべきはこの1台カメラの「デジタル式」で運営されていることがポイントになります。
参考:オンライン家庭教師でおすすめはどれだ!機材によって全く違う勉強のしやすさとは?
オンライン家庭教師の比較ポイント②講師のクオリティ
オンライン家庭教師の講師ってどこでも同じ‥と思ったら大間違いで、詳しくその裏側まで探ってみると学習効果に大きな影響を及ぼすポイントが隠れています。
オンライン家庭教師の講師というのは「募集方法」によってクオリティが大きく異なるものです。
たとえばキャッチコピーを見てもわかるように、○○大学在籍の講師多数!といった同じ状況がずっと続くと思いますか?
一般的に求人サイトなどで講師募集をしているオンライン家庭教師では考えにくいもので、この状態を維持できるのは「紹介制」によって募集された講師陣といえます。
講師募集方法についてはオンライン家庭教師のウェブサイトでも確認できますが、ほとんどの場合はこの募集方法まで詳しく掲載されていません。
なぜなら紹介制ではなく、求人サイトなどで人数合わせの募集をかけているため。
この「紹介制」によって集まった講師陣の場合は、必然的にクオリティも高くなるものです。
したがってウェブサイトでも大きく掲載されている場合がほとんどで、このようなオンライン家庭教師を選ぶことで高いクオリティを持つ講師陣の指導を受けることが確実になるといえます。
キャッチコピーの裏側にはこんな事実も隠れていますので、しっかりと現実と照らし合わせてみるのがオンライン家庭教師の失敗しないポイントです。
参考:オンライン家庭教師の講師に注目!大きく変わる学習効果を徹底解説
オンライン家庭教師の比較ポイント③テキスト
オンライン家庭教師のテキストというのは、基本的に「自由選択」となっているものです。これが自由に選べず購入必須などの場合は注意が必要です。
たくさん存在するオンライン家庭教師ですが、一般的なスタイルが「テキストは何を使ってもOK」という自由選択制です
つまり自宅にある教科書・参考書・問題集をはじめ、市販教材など使いたいテキストを選んで指導を受けるというスタイルがこれになります。
この場合は教材費などはもちろん不要で、自宅にあるテキストを使えば基本的に無料。
いたってクリーン性の高い運営スタイルなので、選んで間違いのないオンライン家庭教師になります。
しかしその反対のスタイルとして、テキストを自由に選べず「購入するのみ」といったオンライン家庭教師も存在します。
この場合は用意されたテキストを購入するしかないため自由に選べず、テキスト内容もわからないまま購入する派目に。さらに高額販売されている場合が多いため、内容に伴わないテキストを斡旋されることが多いのもこのスタイルになります。
こういったオンライン家庭教師は「そのときの状況に応じて子供に合ったテキストを考えていく」などとその後もテキスト購入を斡旋してくる場合が多く、結局テキスト販売でも利益を得ようとする悪徳商売である可能性が高いためあまりおすすめできません。
したがってテキスト販売自体には問題ありませんが、内容に見合った金額であるかなどを徹底的にチェック。
もしバランスがとれていないようであれば、テキストの「自由選択」ができるオンライン家庭教師を比較した上で選ぶべきです。
参考:オンライン家庭教師の教材からわかる「優良」な会社の見分け方
オンライン家庭教師の比較ポイント④過去の実績
オンライン家庭教師を比較する上で、かなりのウェイトを占めるのがこの「実績」ではないでしょうか。これは口コミ情報などをしっかりとチェックして選ぶことが必須です。
オンライン家庭教師の口コミ情報というのは各公式サイトでも掲載してあることもありますが、それだけではなく一般的に口コミサイトなどを利用して徹底的にチェックしておくことが重要です。
私も詳しく口コミ樹夫法を調べてみたら、超大手といわれるある家庭教師の評判がすこぶる悪かったという場合も実際に経験しました。オンライン部門の基礎となる同会社の訪問型家庭教師からも口コミ情報はわかるのでそのような視点で探ってみてください。
実際に電話で聞いてみる、というのもおすすめの方法です。
実績のあるオンライン家庭教師というのはスラスラと自然に進学先の名前などが出てきますので、口がもとったりする場合はやや怪しいかもと考えておくことが失敗しない比較方法の1つです。
オンライン家庭教師の比較ポイント⑤電話対応
不明な点はすべて電話確認をしてみることで、思った以上にそのオンライン家庭教師の雰囲気が掴めます。電話対応によってクリーンな運営の会社であるかよく見えて来ます。
私も実際にオンライン家庭教師を探っていて、不明な点について電話確認をして細部までくまなく調べました。
そこでわかったのが「ウェブサイトだけではわからない透明感」です。
いたってクリーンな運営が行われているオンライン家庭教師の場合は、答えたくないこともしっかりと真摯に教えてくれるもの。反対に空気がよどんでいるオンライン家庭教師の場合は、ごまかそうという方向へ話を進めてくるという事です。
クリーンでない会社の場合は電話質問に対して的確な回答が得られないだけならまだしも、解答に行き詰ってしまい黙り込んでしまうという事も実際に経験しました。
もう黙り込んでしまったら、信じられずおしまいじゃないですか。
本当にこのような電話対応が起こるので、ぜひ一度は電話によって対応を確認してみてください。
質問に対する解答だけではなく、その会社の雰囲気までひしひしと伝わってくるのが電話による確認です。
オンライン家庭教師を比較する上において、かなり大きな要素になると私は感じています。
オンライン家庭教師の比較ポイント⑥正しいキャッチコピー
オンライン家庭教師のキャッチコピーというのは基本的に信じてはいけません。自分の目でしっかりと探って確かめることこそが的確な比較につながるポイントです。
オンライン家庭教師に限らずキャッチコピーというのは魅力的な言葉が書いてあるものですが、オンライン家庭教師の場合は「受講料金が安い!」という部分を謳っている場合が多いというのが特徴です。
オンライン家庭教師の受講料金というのは「1コマ当りの時間と料金」という2つの要素が必要で、どちらか片方だけをキャッチコピーという形で前面に出すのは親切ではありません。
また講師についても「有名大学の講師が多数!」などというキャッチコピーを見かけますが、先ほどの講師の項目でもお伝えしたよう募集方法などによって現実的かどうかが分かります。
とくに誇大表現されているキャッチコピーはかなり怪しいと思った方がよく、正しく健全に運営されているオンライン家庭教師はキャッチコピーも控えめで内容に沿った文言が掲載されています。
オンライン家庭教師の比較ポイント⑦料金
オンライン家庭教師の料金は基本的に「入会金」「受講料」の2つです。この費用項目以外に加算されるようであればやや避ける方向で考えるべきです。
私も10社以上のオンライン家庭教師を探ってみてわかったのが、なんでもかんでも適当な名目をつけて料金を吊り上げているオンライン家庭教師の多さ。
オンライン家庭教師の費用というのは「入会金」「受講料」の2つというシンプルな形が最終的に適正とわかりましたが、それ以外にも「インターネット使用料?登録料?年会費?維持費?‥」といったようにとにかく不明な費用項目が多い。
私もどのスタイルが適正な費用なのかと思い、詳しく探った結果が「入会金&受講料」でした。
もちろんそれ以外の費用項目があった場合でも、しっかりと納得のできる根拠が説明されればいいです。
不明な費用項目についても電話で直接確認をしてみるというのはかなり有効な方法で、私もこの部分を追及したところ言葉に行き詰ってしまうオンライン家庭教師も多く見かけてきました。
また受講料いくらといっても受講時間の兼ね合いも探ることが大切で、いくら受講料が安くても時間との兼ね合いによってはコスパが悪い場合も考えられます。
たとえば受講料1,000円!といったところで、受講時間が10分であれば30分で3,000円。
だったら30分2,000円のほうがコスパは良くなります。
このようにオンライン家庭教師の料金というのはあちこちにカラクリが隠されているので、1つずつしっかりとチェックをして不明な点はすべて電話確認をして探ってみることが比較をする上での最低条件となります。
参考:オンライン家庭教師の費用でチェックすべき知っておきたい3つの危険
まとめ
今回は「オンライン家庭教師の比較」について解説をしてきました。お伝えしてきた7つの項目をチェックすれば極めて安全性が高く信頼のおけるオンライン家庭教師を選ぶことに繋がります。
オンライン家庭教師全般を見渡してみると、私の眼鏡では「信頼できる=3割」「信頼できない=7割」という感じ。
そうなんです、正直にいえば信頼できない会社が7割もあるのです。
そんな大げさなと思われるかもしれませんが、実際に自分の目で確かめて見られるとわかりますよ。
私たちは「信頼のおける3割」を選ぶべきです。
そのためには徹底的に見抜く眼をもって、厳しく比較をして健全性の高い会社を選ばなければいけません。
解説をしてきた7つのチェックポイントをぜひ参考にして、失敗しないオンライン家庭教師を比較して選ぶようになさってください。
ぜひ、こちらも参考にしてみてください。
https://gakusyujyuku.com/archives/18798