こんにちは田中です。今回は「中学生の塾は個別と集団どっちがおすすめ?」ということで詳しくご紹介してみようと思います。
- 個別指導塾・集団塾のメリット・デメリット
- 個別・集団それぞれにおすすめの中学生
などの参考になるかと思います。
中学生の学習塾選び方として、ぜひ参考になさってみてください。
中学生の塾「個別のメリット・デメリット」
まずは中学生の塾「個別指導塾」のメリット・デメリットをご紹介します。実際に私が子供2人を通わせてわかった経験から得た情報です。
個別指導塾のメリット
個別指導塾のメリットをまとめると次のようになります。
- 講師に質問をする時間が作りやすい。
- 簡易的な仕切りがあるので集中しやすい。
- 家庭教師のように個人ごと(ピンポイント)の問題を解消しやすい。
講師に質問をする時間が作りやすい
個別指導塾のもっとも大きなメリットは、なんといっても「質問がしやすい」ということです。
たぶん個別指導塾が気になるという方にとって、このポイントがいちばん気になるのではないでしょうか。
そもそも個別指導塾は”質問のしやすい環境”を提供しようと考えられた、より子供の学力や適性などに沿った指導が期待できるスタイルの学習塾です。
したがってこの「質問のしやすさ」というのは、中学生にとって大きな魅力になる部分です。
簡易的な仕切りがあるので集中しやすい
個別指導塾というのはご存知の通り、簡易的な仕切りで仕切ってあるのが一般的です。
この仕切りによってまわりの影響を受けにくく、より学習に集中できるのも個別指導塾のメリットになります。
とにかく集中できる環境で勉強させたいという場合には、この簡易的な仕切りが設けてある個別指導塾のメリットはかなり大きくなります。
家庭教師のように個人ごと(ピンポイント)の問題を解消しやすい
個別指導塾はなるべく「個人的な問題を解消する」というスタイルなので、いわゆる家庭教師に近いピンポイントな部分にコミットした指導が行われます。
より身近な指導が行われることで個人が抱えている問題点を克服しやすく、スムーズに前進していくことが期待できるスタイルです。
個別指導塾のデメリット
個別指導塾のデメリットをまとめると次のようになります。
- 講師の受け持つ人数が多くなると対応時間が減る。
- まわりの影響を受けないので自分でモチベーションアップが必要。
講師の受け持つ人数が多くなると対応時間が減る
ひとくちに個別指導塾といってみても、実際には「講師の受け持つ中学生の人数」はさまざまです。
一般的に個別指導塾で講師が受け持つ人数には1対1~1対6まであり、担当人数が少なくなるほど手厚い個別指導が期待できます。
したがって個別指導塾といえども講師が受け持つ人数が多くなればなるほど1人当たりの指導時間が減るため、このあたりは個別指導塾のデメリットといえるかもしれません。
まわりの影響を受けないので自分でモチベーションアップが必要
個別指導塾というのは集中しやすい環境がメリットではありますが、逆にいえば「モチベーション維持」の点で不利になる場合があります。
ひとりで集中している必要があるためモチベーション維持が難しい子供には不向きで、とくに家庭学習で一人での学習環境がクセになっていなければ継続が難しい場合も考えられます。
中学生の塾「集団のメリット・デメリット」
つぎに「集団塾」で考えられるメリット・デメリットをご紹介します。良い悪いではなく客観的な観点からお話ししていきます。
集団塾のメリット
集団塾のメリットをまとめると次のようになります。
- 授業内容が深く濃くなりやすい。
- まわりの中学生と同調しやすくモチベーション維持の効果が高まる。
- クラス分けによって志望校へ特化した勉強ができる。
授業内容が深く濃くなりやすい
集団塾のもっとも大きなメリットとして、講師の数が少ないことが挙げられます。
つまり「少ない講師によってより深く濃い授業が受けられる」というのが集団塾における最大のメリットになります。
集団塾の裏側の話にはなりますが、講師の数が少ないため”利益率が高い”ということ。
したがって講師1人が提供する内容も、自然と濃いものになるのが集団塾です。
まわりの中学生と同調しやすくモチベーション維持の効果が高まる
集団塾は多くの人数で授業を受けるスタイルのため、まわりにたくさんの”仲間”がいます。
この仲間がいることによってモチベーションアップにつながったり、お互いに助け合ったり切磋琢磨できるのもメリットになります。
一人での勉強はあまり得意ではない、という場合にはこの集団塾の特性は大きなメリットにつながります。
クラス分けによって志望校へ特化した勉強ができる
集団塾は基本的に学力によってクラス分けがされるため、より志望校へ特化した指導を受けることが可能になります。
志望校へ向けてピッタリの指導内容を考えた場合に、高校受験を目指す中学生にとって集団塾のクラス分けはこれ以上ない魅力です。
めざす志望校へピッタリの授業が行われるのは、集団塾を選ぶときの大きな焦点になるかもしれません。
集団塾のデメリット
集団塾のデメリットをまとめると次のようになります。
- 講師へ質問をする時間が作りにくい。
- まわりからの影響を受けやすい。
講師へ質問をする時間が作りにくい
集団塾のもっとも大きなデメリットが「質問がしにくい」というものです。
学校のように大人数で授業を受けるというのが集団塾の指導スタイルになるため、授業の途中で講師に質問をするというのがなかなか難しいというのが実際のところです。
授業後に講師のもとへ行って質問をするといった時間はありますが、全般的に疑問点を質問するといった時間は少ないと考えておいた方がいいです。
まわりからの影響を受けやすい
集団塾はまわりの中学生と一緒になって指導を受けるため、クラス内が騒がしくなったりあらゆる影響を受けやすい環境であることもデメリットの1つです。
子供の性格などによってはメリットになる場合もありますが、とくに消極的・内向的な子供であればこの「まわりからの影響」についてはしっかりと考慮しておく必要があります。
個別指導塾・集団塾それぞれおすすめの中学生は?
個別指導塾・集団塾それぞれのメリット・デメリットについてご紹介してきましたが、ここでは各スタイルにおすすめな中学生について私の考えをご紹介します。
個別指導塾がおすすめの中学生
個別指導塾におすすめの中学生をめとめると次のようになります。
- ひとりで勉強に集中したい中学生。
- 内向的や社交的ではない中学生。
- つまづいている部分が多い中学生。
なるべく1人で集中して、よりピンポイントな問題を解消したいときに個別指導塾はおすすめです。
家庭教師に近い指導内容で疑問解消へつなげることが期待できます。
集団塾がおすすめの中学生
個別指導塾におすすめの中学生をめとめると次のようになります。
- 社交的でまわりに仲間がいることでモチベーション維持しやすい中学生。
- より志望校へ特化した指導を受けたい中学生。
- 学校のような大人数の授業スタイルが勉強しやすいと感じる中学生。
これまで学校で受けてきた授業に近いスタイルが集団塾なので、学校のシステムが合っていると感じる場合にはおすすめです。
外交的で友達も作りたい、という場合にもおすすめなのが集団塾になります。
中学生の塾「個別・集団」まとめ
中学生の個別指導塾・集団塾についてご紹介してきました。それぞれにメリット・デメリットがありますが重要なのは「子供が勉強しやすい環境」をしっかりと考慮することです。
- 個別指導塾はピンポイントな指導を受けられる‥
- 集団塾は志望校に特化した指導を受けられる‥
などといってみても、結局は子供が勉強しやすい環境じゃなければ結果につながりません。
途中で挫折したり継続できなくなったという結果につながらない原因は、おもに「子供が勉強しやすい環境ではなかった」ということが挙げられます。
したがって学習塾選びは「個別指導塾・集団塾どっちのほうが子供が行きたいと思うか?」ということも大事な部分になります。
ぜひ中学生の学習塾選び方として、今回ご紹介した「個別と集団のメリット・デメリット」を参考になさってみてください。
また発達障害のある中学生は「学習塾へ通うことができない‥」という問題があることと思います。私も発達障害コミュニケーション指導者の資格をもっておすすめの勉強方法をご紹介していますのでぜひ参考になさってみてください。
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