こんにちは田中家です。
今回は「発達障害で勉強についていけない中学生に適した勉強方法が知りたい」という疑問に答えます。
発達障害で勉強についていけない原因として、もっとも考えられるのが「思考力不足」による学力低下ではないでしょうか。
私も発達障害コミュニケーション指導者という資格を勉強して、学力低下について学んできました。
どうしても発達障害があることで思考力が不足してしまい、その結果として勉強についていけないといった状況が起こってしまうのは特性であるともいえます。
この状況を少しでも改善するためには、家庭学習に工夫を盛り込むことが大切。
しかし親が一緒になって勉強を教えるにしても、仕事が忙しくなかなか相手ができないなど、難しい一面もあると思います。
そこで私がおすすめするのが「通信教育」という学習スタイルで、しかも無学年方式でとりくめる教材。
学年の枠を通り越して過去分野も取り組めるので、発達障害で勉強についていけない場合に極めておすすめといえる家庭学習を実践できます。
ここでは私が実際に体験をして、間違いなくおすすめと感じるベスト3選をピックアップします。
発達障害で勉強についていけない中学生へおすすめ通信教育3選
発達障害で勉強についていけない場合、家庭学習にもっとも重要となるのが「過去への取り組み」になります。
いま現在の学年を勉強しようと思っても、知識不足によりほぼ意味のない家庭学習になってしまうもの。
そこで私が重視するのが「無学年方式」の通信教育で、そのなかでも発達障害の中学生へおすすめ教材だけを厳選して紹介します。
アニメーション授業で楽しさがある「デジタル教材すらら」
おすすめの理由 | アニメーション授業で楽しさを感じやすく、小学生の全範囲を無学年方式で自由に取り組める。 | ||||
無学年方式 | ◎ (小1~) |
授業スタイル | 映像授業 (アニメ) |
楽しさ | ◎ |
発達障害の中学生にとって、とくに家庭学習で重要となる要素「楽しさ」「スモールステップ」「サポート力」がすべて備わっているおすすめのデジタル教材です。
とくにアニメーション映像授業はビジュアル面における楽しさはもとより、スモールステップによる細かな説明でわかりやすく、発達障害および勉強についていけない場合に最適といえる構成。
またAIシステム搭載によるサポート性も優秀で、つまずき原因となる単元をシステムが自動的に教えてくれるなどお役立ち機能も満載。
さらにミスをした問題に対して答えではなく「出題内容をやや変化させる」という再出題方式により、本当の意味において根本的に考え直せるドリル問題となっているのが大きな特徴です。
したがって発達障害で勉強についていけない場合、しっかりと確実性の高い過去復習ができるため極めて有益な内容。
文部科学大臣賞の受賞歴もあるため信頼性も極めて高く、実際に取り組んでみても実用性・わかりやすさ・学習現場に沿った機能など、かなり多彩で優秀といえる通信教育です。
レビュー記事:すららの口コミレビュー
神授業の講師でわかりやすい「スタディサプリ」
おすすめの理由 | 全国から集まった神授業講師によるわかりやすい解説と、多くの演習問題でしっかり定着を図れる。 | ||||
無学年方式 | ◎ (小4~) |
授業スタイル | 映像授業 (講師) |
楽しさ | ○ |
小学4年生範囲から無学年方式で取り組め、神授業によって発達障害があっても理解しやすいデジタル教材です。
豊富な映像授業で基礎理解をしながら勉強を進めていくスタイルで、同時に授業テキストをプリントアウトして受講できるためかなり理解しやすいのがメリット。
また受講後は演習問題テキストをプリントアウトして、しっかりと定着を図ることもできます。
この演習問題のボリュームも豊富で、10,000問以上あるため過去復習においても問題なし。神授業のわかりやすい解説とも相まって、基礎理解~定着まで一連の流れで勉強できる構成となっています。
発達障害で勉強についていけない場合に、小学4年生範囲から復習できればOKという場合にはぴったりの内容。
実際に映像授業を見ると親のほうまで引き込まれてしまう解説で、とくに複雑な部分などは角度を変えたりしながら「絶対にわからせる!」といった講師の熱意がかなり伝わってくるため選んで損のない通信教育であると私は強く感じます。
月謝においても極めて安く、教材内容を比較するとコスパ的にも極めて優秀。
もう一度しっかり過去の復習から勉強させようと思ったとき、学校のような授業が嫌いでなければ極めておすすめといえるデジタル教材になります。
レビュー記事:スタディサプリの口コミレビュー
細かな部分までタブレットで学べる「進研ゼミ」
おすすめの理由 | 漢字の止め跳ねまで書いて学べる専用タブレットと、双方向ライブ授業で質問もできる。 | ||||
無学年方式 | ○ (中1~) |
授業スタイル | ライブ授業 (講師) |
楽しさ | ◎ |
専用タブレット使用のデジタル教材で、かなり細かな部分までしっかりと学べるのが大きなメリットです。
たとえば漢字学習を挙げると「止め」「跳ね」など微妙な部分までタブレットに書いて学べ、ほかのタブレット教材ではここまで忠実に再現されているシステムを私は見たことがありません。
5教科すべてにおいてこうした細かな部分まで忠実に学習できるため、発達障害で勉強についていけない場合には手取り足取りといった感じで、かなり助けてくれる通信教育になると強く思います。
無学年方式においては中学生範囲とやや劣りますが、中学1年生からの復習には極めて効果的。
授業についても「双方向ライブ授業」というスタイルが用意されており、実際に講師が解説する授業をオンラインで視聴するというもの。一般的なライブ授業は質問ができませんが、進研ゼミの場合は「双方向」のためしっかりと質問タイムを設けられているのが大きな特徴です。
また添削指導として赤ペン先生が細かく添削して返してくれ、解き方・考え方について理解しやすく教えてくれるのもお役立ち機能のひとつ。
発達障害で勉強についていけない中学生にとって、かなり細かく勉強できるお役立ち通信教育です。
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レビュー記事:進研ゼミの口コミレビュー
おすすめ通信教育3選の比較一覧表
ここまでに紹介した通信教育3選を、比較一覧表でまとめました。
※各教材名をクリックすると、先ほどの解説へ戻ります。
教材名 | 無学年方式 | 授業 | 楽しさ |
すらら |
小1~ | 映像授業 (アニメーション) |
◎ |
アニメーション授業で楽しさを感じやすく広範囲の無学年方式で取り組める。 |
|||
スタディサプリ |
小4~ | 映像授業 (講師) |
◎ |
神授業講師によるわかりやすい解説と多くの演習問題がある。 |
|||
進研ゼミ |
中1~ | ライブ授業 (講師) |
○ |
細かく履修できる専用タブレットと双方向ライブ授業で質問もできる。 |
発達障害で勉強についていけない中学生へ最適な勉強方法
私としては、つぎの勉強方法がおすすめと思っています。
- 急ぐことなく「過去の未理解部分」を解消していく
- 繰り返し問題を解いて定着をはかる
- 身についた部分は「復習」によって学力維持へ務める
全教科における総合的な勉強方法として、このような取り組み方が最適であると思います。
いくら焦って勉強をさせたところで、発達障害の特性による学力低下などの影響を消し去ることはできません。
さらに詳しく、最適な勉強方法3つについて解説します。
急ぐことなく「過去の未理解部分」を解消していく
発達障害で勉強についていけない場合は、1つずつ時間をかけて理解できるまで取り組むスタイルがおすすめです。
勉強についていけない原因は、発達障害による学力低下がおもに考えられる大きな理由。したがって勉強を急いでも発達障害の特性によって理解へつながらないため、それよりも1つずつ確実に単元(分野)を理解していくほうが間違いなく有効です。
また処理能力の低下によって、確実に理解させようと思えば時間を要することが考えられます。
また理解させようとしても理屈をなかなか解釈できない場合も多いため、教える側として「じっくりと付き合う」という姿勢を持つことも重要なポイントです。
いくら時間がかかっても、過去の未理解部分について1つずつ確実に教えていく。
この行動によって得られるのが「子供の勉強に対する自信」となり、さらに学習スピードをアップや理解度向上といったメリットにつながりやすくなり、結果的にもっとも近道ともいえる勉強方法になります。
繰り返し問題を解いて定着をはかる
しっかりと基礎を理解できれば、つぎに「数稽古」を行うことによって定着が期待できます。
定着を図るために重要となるのが多くの問題にチャレンジするという学習方法で、基礎理解できた単元(分野)の問題をなるべく数多く解かせることがポイント。
はじめは解けない問題でも少しずつ解けるようになれば、さらに自信となって解く楽しさを感じる場合も多くあります。
この数稽古によってより理解促進が期待できるため、時間経過とともに薄れていく記憶力低下の回避としても極めて有効な勉強方法の手順です。
発達障害で勉強についていけない問題に対し、勉強の楽しさを感じることで少しでも追いつけるかもしれません。
すぐに結果を出すのは難しいですが、1つでも勉強の理解が先に進むことを褒めてあげる行動も、さらにモチベーションアップが期待できる大切なポイントになります。
基礎理解ができれば、つぎはこの「定着」をめざして数稽古を実践してみるのがおすすめです。
身についた部分は「復習」によって学力維持へ務める
基礎理解と定着によって理解が進んでも、時間経過とともに記憶は薄れていくものです。
そこで大切なポイントとなるのが「復習」という作業で、いちど勉強し終わった単元(分野)について定期的に反復学習をさせることが効果的です。
この作業が抜けてしまえば、勉強についていけない状況を繰り返すことにつながるため極めて重要。
復習のタイミングとしては1週間に一度でも、1か月に一度でも自由に定めればOK。なるべくリズムよく同じタイミングで復習を行うことで、ルーティンワークとして取り組めて頭の中が混乱しにくいためおすすめの方法です。
発達障害で勉強についていけない状況の改善において、まずはこの3つのポイントの実践がベースとなります。
基礎理解~定着~復習という学習サイクルを繰り返しているうちに、少しずつ家庭学習のルーティンワークとして認識し、いずれスピードアップを図ることも期待できます。
一度に効果を期待できる勉強方法ではありませんが、自然なスタイルで効果を期待できるおすすめの改善方法になります。
すぐに結果が出なくとも焦ることなく、じっくりと取り組むことが大切。焦って勉強を進めようとすることで発達障害の特性でもある「嫌なことには興味を示さない」といった状態につながる恐れもあるので、やや時間を要しても少しずつ確実に取り組むことがおすすめです。
このような勉強方法をより効率化しようと思えば、先ほど紹介した通信教育の利用も効果的な選択になります。
まとめ
今回は「発達障害で勉強についていけない中学生に適した勉強方法が知りたい」という疑問に対して、私がおすすめする優良な通信教育3選をはじめ、最適な取り組みにつなげるためのおすすめ勉強方法という形で答えてきました。
発達障害で勉強についていけない状況というのは、まったく至極当然といえる自然の姿です。
したがって子供を責めるなどといった悪い方向(逆効果)にしか発展しない対応ではなく、前進するためには過去の復習からしっかりと時間をかけてでも確実に理解させることが重要です。
現時点の学習を理解させるためには、まず過去の未理解部分における解消が必要。
1つずつ確実に解消していくことではじめは時間を要しても、次第に勉強へ慣れることによってスピードアップも期待できるようになります。
その結果として勉強についていけない問題解消にもつながるため、ぜひ前向きに取り組んでみてください。
発達障害で勉強についていけない中学生および家庭にとって、今回の内容が良い方向へ進んでいくことを私たちも期待しています。