発達障害の子供へ勉強を見ている親は苦労が多いものです。
私もNPO法人で障害のある子供に関わっていますが、勉強になればまだいいもので以前の部分で問題が多くて大変です。
発達障害の子供に勉強を教えていると、たぶんこんなことがありませんか?
- どうやって教えたらいいのか分からない時がけっこうある。
- 勉強以前に歩き回ったり落ち着きがなくてお手上げ。
- 少し勉強をしたと思ってもすぐに飽きてしまう。
どこの家庭も毎日の勉強を見ていて、こんなふうに悩んでいるのは同じなんですね。
それに発達障害の症状が重くなればなるほど、この傾向は強まっているはずです。
親のほうも「自分の責任」と思って頑張って勉強を見ていますが、時にはどうしていいか分からなくなって疲れ切ってしまう時があると思います。
私もそんな子供たちを見ていて、親の気持ちもよく分かります。
そんな疲れ切った親が少しでも楽になれば‥
と思って勉強方法についていろいろと調べてきましたが、体験してきた中で「これなら!」という教材がありますので参考までにお伝えしてみようかと思います。
中学生の学習塾選び方の一環としてお考えください。
子供に発達障害があると勉強を見る親も大変!
発達障害の特性として様々な症状があります。
ひと口に発達障害といっても広汎性発達障害・学習障害・自閉症スペクトラムなどなど。
またそれに視覚過敏・聴覚過敏・体感覚過敏といった症状や、読み書き障害・算数障害などいろいろな要因によって対処の仕方も大きく違ってくるものです。
しかし全ての障害に通じる症状というのが「理屈を理解しにくい」「興味を持ちにくい」「飽きやすい」といったもので、どこの家庭でも頭を悩ませる部分ではないでしょうか。
そこでそういった症状について「どこの家庭も同じ」と思って少しでも落ち着いてもらえるよう、一度確認しておこうかと思います。
ただの気休めにならないよう、私が普段やっている解決方法もお伝えします。
どうやって教えたらいいか分からない状態
まず毎日の勉強を教えている中で「どうやって教えればいいの?」と感じる場面が多くあると思います。
これはどこの家庭でも、もっとも多い悩みの一つではないでしょうか?
例えばですが、こんなことが起きていませんか?
親「3と3を足したら6になるよ」
子供「3と3を足したら33!」
こんな具合に、どうしても理屈を理解してくれない!といった場面です。
これは目で見て「3」が2つ並んでいるから「33」というふうに理解してしまうんですね。
つまり形が全て、という理解の仕方なんです。
こんなことがよく起こるので、教えている親のほうが参ってしまいます。
いったいどうやって教えたら分かってくれるんだろう‥なんて。
まずはこの「子供がどこで理解しているか?」について親のほうが把握することが大切で、それを踏まえた上で子供がわかるように説明しないといけません。
しかしそれがいろいろな場面で起こりますので、どう説明すればいいか?についてはなかなかイチガイに把握することが難しいです。
例えばこんなふうにやってみてはいかがでしょうか?
「形を並べたのであれば、ほかでも同じように並べて考える。」
「漢字の跳ねなどの違いで別のものと認識するようなら、そんな少しの違いを認識するものと考える。」
親としてはこんなふうに先回りをして、子供がどんなふうに認識をするか?を考えていくことが大切になってくるというわけです。
すでに始めている方もあると思いますが、こんな地味な方法しかありません。
地味ではありますが、何よりも効果的な方法である事には違いないです。
勉強以前に落ち着きがなくてお手上げ状態
勉強に取り掛かる以前に、どうしても落ち着きがなくて困ってしまう場面というのもよくあります。
「勉強するよ!」と言っても机の前に座らずすぐに歩き回ったりして、とても勉強を始めることができない状態です。
とくに多動症の子供によく見られる症状ですが、逆に「目立ちにくい多動症」の子供であれば机の前には来るけれど「ボーっとしていて話を聞いてくれない」といったことが起こります。
どちらにしても勉強が始まらないので困ってしまいます。
ではそんな両方のタイプの子供を、勉強のほうへ向かせるにはどうすればいいか?
これは発達障害の「特性に対する関わり方」でも教えてもらったのですが、まず子供が「興味」を持つことが出来れば勉強に気を向けることができます。
つまり興味が持てない限りは、ほかの自分が興味を持てる方へと行ってしまうという訳です。
私もこういった教えを学んだのがこの協会で、かなり勉強になりました。
もし都合が合えば講義を聞いてみるといいですよ。
そのときの詳しい記事をまとめていますので参考にしてみてください。
➝発達障害コミュニケーション指導者認定を受けて家庭へ伝えたいこと
少し余談になりましたが、私もNPO法人ではこの「興味」について深く考えるようになったんですね。
子供が興味を持てるものって何だろう‥なんて。
すると見えてきたものが「アニメーション」「マンガ」といったものです。
それからというものアニメーションやマンガとコラボした教材などを率先して使うようにしましたが、やはり子供の反応は向上したのは間違いないです。
さらに子供それぞれに興味が惹かれるものが違うので、そこまで把握して取り組んだ方が効果は上がります。
とくに勉強と言えば「難しい」というイメージを持っていますので、そうではなくて「楽しいものだ!」というイメージへと変えていかなければいけません。
これはけっこう効果が感じられたので、かなりおすすめな方法です。
勉強に取り組んでもすぐに飽きる
そんなふうに色々と苦労してやっと勉強に向かうことが出来ても、次に待っているのが「すぐに飽きる」という状況なんですね。
初めは楽しそうだったのに、いざ始めてみたら難しい‥これではダメです。
初めが楽しかったら、ずっと興味を惹き続けないと飽きてしまいます。
では、どうやって興味を惹き続けるか?
これはただアニメーションなどで楽しいというだけではなく、勉強の進め方がポイントです。
勉強の進め方というのは簡単にいえば「視覚や聴覚へ対する変化」です。
たとえば見るものが変わったり違う音が聞こえてくれば、子供が「次は何だろう?」と思えるようになるというわけです。
つまり同じ単元であっても「バリエーションをもって教える」という具合です。
これもイチガイに決まった方法というのはないので、子供が興味を惹きそうな資格は何?音は?などと考えながら少しずつ把握していくしかありません。
親としては大変ですが、これもけっこう重要なポイントになります。
親が助かる発達障害の子供に勉強を教えてくれる教材とは?
しかしお伝えしてきたようなことを全て親がやろうとしても、なかなか実行できないと思います。
いや、もしかすると余計に疲れ果ててしまうかもしれません。
そこで今回お伝えするのが、
そんな全てを親の代わりにやってくれる教材です。
その教材というのがこちら。
私の体験談:発達障害の子供におすすめ?「すらら」の特長って‥!?
これは通信教材なので学習塾へ通わなくても済むため、発達障害で自宅学習しかできない場合にちょうどいい勉強方法です。
それに発達障害支援の専門家によって作られているので、これまでに伝えてきた問題点をすべてこの教材が解決してくれる便利な教材なんですね。
私もNPO法人でこの教材を取り入れたところ、それまで苦労して勉強に向かせていた部分がまったく解消されました。
「楽になった」といえば語弊がありますが、私らよりもウマく教えてくれるのは間違いなく確かです。
とくに授業が優れていていろんな方法を使って飽きさせないんですね。
このように画面の中で製図が出来るようになっていたり、
とくにコンパスを使うと危ないのですが、この授業で使う分には安心です。
ほかにもこんな授業があったりと、
アニメーション授業で図形が動くので、いくら説明しても理解してくれなかった部分を「感覚」を使って教えてくれます。
図形に関してはこんな授業もあります。
立体図形を教えるのにトランプが出てくるのですが、1枚から少しずつ積み重なっていく様子が見れることで「平面と立体」の違いがわかるようになった子供もいます。
見ている私も「腑に落ちた」という感じのようでした。
そんな教材なので、きっと親を助けてくれる中学生の学習塾選び方になるはずです。
まだほかにも授業のバリエーションがあるので、子供も飽きることがないですよ。
発達障害の子供へ勉強を教える大変な部分を担ってくれる教材というのは他にないので、親が少しでも楽になるためにも私は専門家の力を借りてみるのもいい手段だと思います。
たぶん親が教えるよりも、上手に教えてくれるはずです。
もし興味があれば、私の詳しい体験談をご覧になってみてください。
ぜひ、こちらも参考にしてみてください。
https://gakusyujyuku.com/archives/22076