学研ゼミとスマイルゼミを比較していこうと思います
いまの通信教育で主流となっている「Eラーニングシステム」が使われている教材です。
✅Eラーニングというのは、これから学校などの教育現場で導入されていくシステムです。
学研ゼミ?スマイルゼミ?となると、詳しい内容まで徹底比較しておきたいところです。
そんな声にお応えできればと、学研ゼミとスマイルゼミを徹底的に比較してみました!
ただし私も子供の高校受験を経験したこともあって、いい加減なことはお伝えできません。
- 内容はどっちが勉強に役立つもの‥?
- 費用はどうなってるの‥?
専用タブレットを買わないといけないの?勉強のできる範囲は?etc‥
大切なお金をムダにしないためにも、ここは焦らずしっかりと考えてください。
そんなお父さん!お母さん!へ、少しでも参考になれば嬉しく思います。
私もこの2つを体験したりして、的確な比較情報をお伝えしていきます!
この記事の概要
学研ゼミとスマイルゼミを比較!
まずはじめに、学研ゼミについて少しばかりお伝えすることがあります。
というのも、「学研ゼミ」と「学研タブレットゼミ」の2種類の教材があるからです。
この2つはどちらも学研の教材で似ていますが、それぞれ別のものになります。
内容などの違いについては省略しますが、
この記事で紹介するのは「学研ゼミ」のほうです。
「学研タブレットゼミ」の詳しい内容はこちらでまとめています➝学研タブレットゼミの口コミや評判は?
この比較では、私がおすすめの「学研ゼミ」と「スマイルゼミ」についてお伝えします。
運営会社について
まずそれぞれの運営会社を、ざっくりとお伝えしておきます。
学研ゼミは「学研教育アイ・シー・ティー」
スマイルゼミは「株式会社ジャストシステム」
学研教育はみなさんもよくご存知ですが、ジャストシステムのほうはATOKや一太郎といったソフトを開発していると言えばわかりやすいかと思います。
勉強のできる範囲
学研ゼミ
中学生コースを選ぶと、中学で習う単元すべてが勉強できる範囲になります。
スマイルゼミ
中学生1年、2年、3年というコース設定で、それぞれの学年の単元を勉強することができます。
授業の違いについて
学研ゼミ‥約2分程度に単元ごとのポイントをまとめた映像授業があります。
この映像授業は2分と短いようですが、子供が飽きないことを前提に作られているそうです。
実際に見てみると、要点がコンパクトにまとまっていてスッと頭に入ってきます。
スマイルゼミ‥映像授業は「特進クラス」だけの機能です。
基本的な勉強は、ドリル形式の問題を解いていくスタイルです。
使用する機材の違いについて
学研ゼミ
家庭にあるパソコンやタブレットを使って勉強していきます。
スマホでも出来ますが、画面が小さくて見ずらいのでおすすめはしません。
スマイルゼミ
専用タブレットを購入して勉強していきます。
自宅にあるパソコンやタブレットは使えません。
いちばん特長になる部分について
学研ゼミ
映像授業付きのドリルや情報コンテンツから、必要なものだけを自由に揃えることができます。
じっくりと考えて子供に必要なコンテンツを選びたい、という方におすすめです。
スマイルゼミ
ドリルを中心にしたコンテンツが、オールインワンで入っています。
何も考えなくてもすべてが揃っていて簡単な方がいい、という方におすすめです。
費用の違いについて
学研ゼミ
1コンテンツ月額¥500で、選んだ数だけ加算されます。(スマートドリルは¥500~¥1,000)
そのほか入会金などは一切かかりません。
スマイルゼミ
まず、専用タブレット代¥9,980が必然的にかかります。
標準クラス月額¥5,980~、特進クラス月額¥10,800~
入会金はかかりません。
それぞれの教材を一言で表現すると‥
メモ
学研ゼミ‥ドリルを中心に、多くの情報コンテンツでいろいろな角度から勉強できる。
スマイルゼミ‥ドリル自体が作り込まれていて、直感で操作しながら勉強できる。
✅どちらも運営会社の特長が、そのまま教材になっている感じです。
学研ゼミは「昔から強味だった広い範囲の情報量」に力を入れている教材。
スマイルゼミは得意のソフト開発で「使いやすい操作性」に力を入れている教材。
子供との相性を考えてみるときのポイントは‥
情報量か?操作性か?
という部分がいちばんのポイントになるかと思います。
- 勉強だけじゃなく広い知識もつけさせたい➝学研ゼミ
- とにかく勉強を理解させるための手段が欲しい➝スマイルゼミ
このようにお考えになると、けっこうシックリと来るはずです。
無料体験はできる?
学研ゼミは、登録した初月は無料で使うことができます。
使ってみて辞めようと思ったら、かんたんに解約することもできます。
私も試してみて解約しましたが、そのあと課金されるような心配もありませんでした。
スマイルゼミは、デパートなどで体験会が行われます。
専用タブレットを使うので、自宅ですぐにという体験の仕方はできません。
いちど契約して料金も支払ってから、そのあとで解約するという手段もあります。
学研ゼミとスマイルゼミの比較を一覧表で見てみる
学研ゼミとスマイルゼミの比較を、一覧にして比べてみます。
それぞれの違いについて、参考までにご覧になってみてください。
比較する項目 | 学研ゼミ | スマイルゼミ |
運営会社 | 学研教育アイティシー | ジャストシステム |
会社の特長 | 学習教材の製作販売など | ソフトウェアの開発販売など |
使用機材 | 自宅のパソコンやタブレット | 専用タブレット |
コンテンツの構成 | 自由に構成できる | オールインワン |
動画授業 | あり | なし |
コース設定 | 中学生全域 | 中学1~3年それぞれ |
月々の費用 | 1コンテンツ¥500~ | 専用タブレット代+¥5,980~ |
無料体験 | 自宅でできる | 体験会に行く |
学研ゼミとスマイルゼミを体験してみて‥
私も学研ゼミとスマイルゼミを体験していますので、その時の様子をお伝えします。
学研ゼミは無料体験がありますので、それを利用して試してみました。
スマイルゼミは体験というよりも、資料を取り寄せて詳しい内容を調べてみました。
学研ゼミを体験してみて‥
私が学研ゼミのコンテンツの中でいちばん興味があったのが、この3つです。
「スマートドリル」「ワンダードリル」「ポコタス」
まず学研ゼミには、5教科が勉強できる性格の違うドリルが2種類あるんですね。
まず初めにやってみたのが「スマートドリル」のほうです。
このドリルはスタンダードなタイプで、映像授業を見てドリルを解いていくというものです。
いたって真面目な学研らしいドリルで、インプットとアウトプットが同時にできます。
そしてもう1つのドリルが‥
ゲーム性のある「ワンダードリル」というものです。
このドリルの性格は「勉強+遊び」で、子供を引き込む力があります。
とくに勉強が苦手であれば、この楽しさのあるドリルのほうがおすすめです。
さらにプログラミング学習のできるコンテンツというのが「ポコタス」です。
プログラミングなんてウチの子はまったく興味がない!
という場合でも、難しい言語などではなく「感覚」で身につけていくことのできるコンテンツ。
簡単に表現してあるソースコードを、実際にいじりながら動きが確認できるので楽しく勉強ができます。
プログラミング超初心者が楽しさを見つけるために作られたコンテンツなので、
一般的なプログラミングスクールに通うよりも取っつきやすく結果的に理解しやすい構成になっています。
スマイルゼミの資料から‥
スマイルゼミは無料体験ができないので、資料を取り寄せました。
やはりスマイルゼミいちばんの特長は、専用タブレットの操作性です。
これは体験してみなくても、ホームページからでも使い勝手の良さがわかります。
この専用タブレットは、ふつうのタブレットとどこが違うかというと‥
画面に直接書き込むことができるので、かなり感覚的に使いやすい点です。
さらにペン先も特殊で、鉛筆のように細くなっていることで書きやすいんですね。
図形なども3DのCADのように動かせるので、理屈が理解しやすいはずです。
さらに取り寄せた資料からは‥
内申点のことがよくわかる冊子や、住んでいる地域の入試情報などが入っています。
内容については詳しくお伝えできませんが、これは一度見ておいたほうがいいです。
間違いなく、高校入試のワンポイントになることが書いてあります。
学研ゼミとスマイルゼミのおすすめの点・良くない点
学研ゼミ
【良くない点】
- コンテンツを見ていると、ページの読み込みに時間がかかるときがある。
- 映像授業が、すべての単元に設定されているわけではない。
【おすすめの点】
- 1コンテンツ¥500という料金設定が、とにかく安い。
- 必要なコンテンツを選べるので、ムダな出費をしなくて済む。
- あれこれと参考書などを揃えると思えば、家庭の時間・費用・スペースを有効に使える。
スマイルゼミ
【良くない点】
- 専用タブレットを購入する必要があるため、そのぶん出費がかさむ。
- ドリルだけしかないので、情報などは本屋さんで揃える必要がある。
【おすすめの点】
- バツグンに操作性がいいので、感覚的に子供が迷うことなく勉強に集中できる。
- 専用タブレットも、普通のタブレットと同じように自由に使うことができる。
- ドリルをいろいろ揃えるのなら、ぜったいにこっちのほうが確実で安い。
私ならこっちがおすすめ
最後に、私の率直な感想をお伝えしようと思います。
私が学研ゼミとスマイルゼミを比較してみて感じたのは‥
✅コスパがいいのは間違いなく「学研ゼミ」だと思う。
感じ方はそれぞれですが、私はこのように思いました。
スマイルゼミの操作性もかなり魅力なのですが‥
さすが学研ともいえる情報量の多さと、それでいて格安の料金設定はコスパ最強です。
あくまでも私の感想ですが、みなさんはいかがお感じになったでしょうか?
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