中学生になると習い事として主に学習塾が代表的ですが、それ以外にどんな種類があるの?という疑問にお答えしていきます。
中学生の習い事として、学習塾も含めてこんな勉強方法があります。
<5教科を勉強する場合>
学習塾(集団・個別・次世代)に通う。
自宅で家庭教師に来てもらう。
自宅で通信教材を使って勉強をする。
<英語や英会話の勉強をする場合>
英会話スクールに通う。
自宅でオンライン英会話などを使って勉強をする。
<英検を勉強する場合>
一次試験筆記には、英検のスタディギアor書店の教材、通信教材を使う。
二次試験面接には、CDなどの教材orオンライン英会話を使う。
このように一覧にして並べてみても、どれを選んだらいいのか分かりませんよね?
それぞれの習い事について、どんなメリットがあるのかお伝えしていきます。
中学生の習い事「5教科」について種類とメリット
まず中学生の習い事の「種類」ごとに、それぞれのメリットをお伝えします。
念のためにデメリットについても書いておきますので、選ぶときの参考にしてみてください。
<5教科の勉強>学習塾
まず代表的な習い事の場として、学習塾を思いつかれるはずです。
しかし学習塾といっても「授業のスタイル」がありますので、まずは抑えておいてください。
集団スタイル
昔からのスタイルで教室に大勢が集まって授業が行われます。
集団スタイルのもっともメリットといえる特徴は「雰囲気」で、とくに高校入試が近づくにつれて塾内の雰囲気が活気を帯びてきます。この雰囲気によって気持ちが盛り上がる子供もいれば、逆に焦ってしまいそれまでの調子が崩れてしまう子供もいます。
とくに偏差値の高めの学習塾ではこの集団スタイルをとっていることが多く、同じレベルでのクラス分けによって子供同士で情報を共有しやすいこともあります。
個別スタイル
俗にいう「個別指導」と呼ばれるのがこのスタイルで、塾によって講師1人に対して1名~6名の子供が授業を受けます。
個別スタイルのメリットは「個人」として学習できるところで、勉強をするスペースも一人ずつに仕切られたブースになることで落ち着いて取り組めます。ただし学習塾によっては1対1~1対6といった対応人数の違いがあり、子供の人数が多くなるほど質問がしにくくなる傾向があります。
次世代スタイル
インターネット教材を使った塾で、講師の代わりに教材に入っている「映像授業」を使って学習します。塾には講師の姿がないため、パソコンの操作に慣れるまでに少し時間がかかるといったデメリットがあります。
まさに今どんどん増えているスタイルの学習塾で、パソコンを相手に勉強するため周りの干渉をもっとも受けにくいメリットがあります。パソコンを使うことによって操作に慣れるため、将来のインターネット社会を考えると「先取り」のできるスタイルです。
学習塾の利用で考えておいたほうがいいこと
学習塾というのはご存知のように「通う」ことが必須となりますので、以下のようなことを心構えとして持っておいて下さい。
- 学校帰りに通うので、ご飯のことを考えておく。
- とくに塾帰りは夜道になるので、一緒に通える友達などを探しておく。
- 気候によっては交通手段などにトラブルがあったりするので、緊急時の対応を考えておく。
あとは部活との両立をしたいときにムリが生じることがありますし、どうしても補習などで帰ってくるのが遅くなることもありますので知っておいて下さい。いちばん気をつけて欲しいのが「帰りの夜道」で、とくに女の子であればもっとも考えておかなければいけないポイントです。
参考:中学生が学習塾の選び方で大切になる3つのポイントとは‥?
<5教科の勉強>家庭教師
つぎに家庭教師での勉強ですが、これも中学生の習い事を代表する勉強方法です。
家庭教師で勉強をするときには自宅を使うことになりますので、どうしても家族の協力が必要になります。それと同時に子供の性格によって講師と会いたがらない場合もありますので、まずそこをクリアできるかどうかです。
家庭教師の講師ってどんな人が来るの?と思うはずですが、基本的にはアルバイトの大学生が中心です。ただし学生の方にも性格があるのでどうしても相性が合わないことも出てきますが、相性の良い講師に当たるまで何度もチェンジしてもらえる家庭教師もあります。
一般的に家庭教師といえば費用が高いというイメージが定着していますが、最近では講師登録制の新たな家庭教師会社なども増えてきているため費用もだいぶ安くなってきています。
家庭教師の利用で考えておいた方がいいこと
- どうしても高めになってしまう費用を考えておく。
- 授業のスタイルによってはやりにくいこともあるのでチェックしておく。
家庭教師の費用設定というのはかなりマチマチで、平均して考えるとどうしても費用面については高めになります。またカリキュラムに沿った進め方であればスムーズに行きますが、そのときの問題点を解決していくという進め方の場合はポイントをまとめておかなければいけません。
<5教科の勉強>通信教材
つぎに通信教材での勉強方法ですが、たぶん紙の教材は昔からあるのでよくご存じだと思います。今ではインターネットの普及によってネット教材が主流となっており、紙とは比較にならないほどの膨大な情報によってより確実な勉強が出来るようになっています。
こうした通信教材というのは自宅で勉強できることが何よりのメリットで、家庭教師のように子供の性格など関係なく使うことができます。とくに内気な性格であったり発達障害などであれば、この通信教材での勉強は最適な方法となるはずです。
デメリットについては講師がいないことで、つまずきそうになった時に講師がいない代わりにいかに教材のシステムが助けてくれるか?についてしっかりと調べておく必要があります。
通信教材で考えておいたほうがいいこと
- 教材選びがその後の結果を大きく左右する。
- 家庭学習のクセがついていないと途中で辞めてしまう傾向にある。
子供の立場に立って考えてみるとよくわかりますが、わからない部分に出会ったときの対処が問題です。講師がいないだけに教材の中で解決するしかありませんので、いかにつまずかない機能が装備されているかが重要です。
また1人で取り組む勉強方法になりますので、それまでに家庭学習のクセがついていなければ辞める原因となることが多いものです。そのため本当にその教材を使って本気で取り組むか?という子供のモチベーションを確認しておくことが大切です。
<5教科の勉強>私の感想
私がこの3つ(学習塾・家庭教師・通信教育)を客観的に考えると、まずいちばん気にしておきたいのが「夜道を帰る」という部分だと思います。これは勉強以前の問題ですので、これをクリアするかどうかによって選択肢が限られてくるはずです。
もし通うことに対して抵抗があるのなら家庭教師か通信教育になりますが、ここでの比較は「費用面」がもっとも大きく違う部分になりますので最大のポイントになるかと思います。
家庭教師と通信教育での費用の差はマチマチではありますが、平均して考えると約10倍は違ってきます。この費用さを考えることによって、ほぼどちらを使うかが決まってくると思います。
中学生の習い事「英語・英会話・英検」について種類とメリット
つぎに習い事でも5教科に次いで多くの中学生が習っている「英語・英会話・英検」についてお伝えします。
とくに英語については新しい学習指導要領にもなったことで、今までに比べてさらに習い事として考えることが多くなると思います。
平成29年3月に改訂となった今の学習指導要領を見ても、このように「コミュニケーション」ということが盛んに書かれています。これは英会話スキルを養うことが重要といった表現で、いかに自分の考えを英会話で伝えるか?がポイントになってきます。
<英語・英会話>スクールに通う
まず英語や英会話の勉強方法として、代表的なものがこの英会話スクールです。
英会話スクールといっても授業スタイルがあり、やはり人数によって分けられています。人数が多い集団スタイルからマンツーマンスタイルまでありますが、とくに初心者であればマンツーマンのほうが集中できていいかと思います。
マンツーマンでの授業自体は自分で要したテキストや学校の教科書などに沿った勉強もできますが、集団スタイルではスクールで用意された教材を使うところなどいろいろです。
<英会話スクールを使うときに考えておきたいこと>
- 通うことになるので交通手段や暗い夜道について考えておく。
- 子供が英語や英会話になれていないと、なかなか通いたがらない。
英語や英会話に慣れていないとスクールに通うことに抵抗を感じる子供も多いので、できれば友達と一緒に通うなどの工夫が必要になります。また学習塾と同様に帰り道が暗くなる場合もありますので、事前に十分に考えておく事が大切です。
参考:中学生の英会話にはマンツーマンがおすすめ⁉人気なのはどこ?
<英語・英会話>オンライン英会話
オンライン英会話のメリットは通信教育と同様に「自宅でできる」ことです。さらに必然的にマンツーマンスタイルとなりますので、大勢の中では集中できないといった問題も解消されます。
ただし教材選びについてはしっかりとした調査が必要で、ただ単にネイティブ講師と会話をするだけといった教材もありますので注意が必要です。それでも良ければいいのですが、中学生ではしっかりとしたテキストが用意されているオンライン英会話を選ぶことで成績と直結することにつながります。
<オンライン英会話を使うときに考えておきたいこと>
- 中学生向きのテキストなどが用意されているか。
- 日本語で質問が出来るかを調べておく。
オンライン英会話にはいくつかの種類があり、社会人向けや観光向けなどの教材があります。まずはその中から中学生向きの教材であることを確認して、さらにテキストの有無や日本語での質問ができるかなどについての事前調査が必要です。
参考:中学生におすすめの根拠あるオンライン英会話ランキング8選
<英語・英会話>について私の感想
一般的には英会話スクールに通うことを想像しますが、今の時代はオンライン英会話でのレッスンのほうがメリットは大きいと思います。通わなくて済むことによる時間効率のアップが図れること、さらに費用の安さという点からもオンライン英会話の優位性が目立ちます。
もちろん英会話スクールも直にネイティブと触れ合えることは魅力ですが、マンツーマンスタイルのほうが勉強効率アップにつながりますのでオンライン英会話でも同じ効果を得ることができます。
<英検一次試験対策>書店の教材or通信教材
英検を勉強することは中学生にとって高校入試が有利になるもので、できればとっておきたいスキルのひとつです。
一次筆記試験の対策には書店で教材を購入するというのも手段にはなりますが、英検のスタディギアなどの通信教材もかなり通行な手段となります。
さらに今では書店であれこれと揃える必要のない通信教材も出てきていますので、情報量の多さという観点から考えると書店の教材よりも通信教材のほうが優位性は高くなります。
<英検対策を書店の教材・通信教材を使うときに考えておくこと>
- 書店へ足を運ぶ手間を考える。
- 通信教材では勉強のしやすさを調べておく。
まず物理的に書店へ行くということは時間のロスにつながりますので、その意味では通信教材のほうが効率よく勉強ができます。ただし通信教材には使いやすさや質が異なりますので、事前にしっかりと調べておくことが大切です。
参考:【高校入試】微妙なリスニング対策でほぼ完璧に勉強できる英語教材!
<英検二次試験対策>CDなどの教材orオンライン英会話
3級以上の英検二次試験対策にはどうしても生の英会話スキルを身につける必要があるので、CDなどの教材を買ったりオンライン英会話で勉強をすることになります。英会話スクールを使うといった手段もありますが、そのためだけに使うというのもあまり現実的ではありません。
CDを使った勉強でのメリットというのはさほど感じられず、それであれば英検二次試験対策のできるテキストが用意されたオンライン英会話を使った方が効率もよく面接練習ができます。
とくにCDでの勉強は一度切りで試験が終われば不要になりますが、オンライン英会話であれば英検だけではなく学校の英語対策にも使うことが出来る点では優位性が高いのかと思います。
<英検二次試験対策にCDやオンライン英会話を使うときに考えておくこと>
- CDではとにかくボリュームが豊富で試験内容を網羅していること。
- オンライン英会話では二次試験対策ができるかどうかを確認しておくこと。
CDを使うときには頼りになるのがそれだけなので、とにかく試験内容が多く網羅されているものを選ぶようにします。まらオンライン英会話も闇雲に選ぶのではなく、二次試験対策が出来るものかどうかを調べておかなければいけません。
中学生の習い事において種類から見えてくること
中学生の習い事をまとめてきましたが、こうして種類を並べてみると時代が見えてきます。
習い事のジャンルにはいずれもインターネット教材が絡んでおり、既存の教材などと比較してみても間違いなく優位性が高いことがわかります。
つまりネット教材を選ぶことで、問題も解決して様々な効率アップが図れるということです。
このように全ての種類をまとめてみると、気が付いたのは私だけではないはずです。
時代の流れはこういうことかと、つくずく感じるような気もします。
ぜひ子供にとって使いやすく、確かに成績向上が見込める習い事を始めるようにしてください。
私の長男はいま社会人として頑張っていますが、受験勉強には学習塾を使いました。
いちばん気になったことは、帰ってくるのがとにかく遅いということ。
ヘタをすると日が変わって翌日になる、という補習の日もあったりしました。
こんな経験からすると、とくに女の子が学習塾に通うことには注意してください。
何も学習塾が悪いのではなく、どうしても帰ってくる時間が遅くなります。
私の意見としては、とくに女の子にはインターネット教材のほうがいいかと思います。
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