発達障害などでなかなか勉強に取り組めない子供へ、これなら大丈夫!と思う家庭学習教材をピックアップしています。
私も何かの縁があって、障害などを持つ子供と深く関わってきました。
➝発達障害コミュニケーション指導者認定を受けて家庭へ伝えたいこと
関わるキッカケになったのは、はじめて出会った養護学校の先生との簡単な会話からです。
「レストランで料理が運ばれてくるとき、障害を持つ子供が車いすで料理を持って来たらどう思う?」
「はい、とても喜びます!」
先生とは初めて出会って話したのですが、この一言の会話を交わした日から私はなぜかいろいろな場面で「障害」に関わるようになっていきました。
勤務する会社では「障害者サポーター代表」、行政からはサポーター運動の地区代表として「大会での発表」など、気がつくと様々な形でそんな子供たちと触れ合っていました。
その子たちは本当に純粋で、私のほうがいろいろと勉強になりました。
おこがましくもそんな子供たちに恩返しがしたいという気持ちで、今は障害を持つ子供のサポートをするNPO法人設立に向けて行政に書類を提出しているところです。
順調にいけば、2017年春には始めることができるはずです。
そんな私が選ぶ障害を持つ子供への家庭学習教材を、3つのジャンルから取り上げています。もし何かの参考になれるのであれば嬉しいです。
※記事内の各リンクは、このサイト内のそれぞれの詳しい記事へ飛びます。
発達障害などがあると障害の重さなどにもよりますが、とくに対人関係が苦手という子供を多く見てきました。そのため学習塾などにも通いづらい、といったことになってしまっています。
学習塾側もまだまだ受け入れ態勢が整っているところは多くなく、中には健常児の邪魔になるからといった態度を示すところまであります。こんな世の中ではダメですが、これがいまの現実なので別の手を考えた方が早いです。
私もNPO法人を立ち上げたところで、そうたやすくこの現状を変えることはできません。しかし小さな力を集めて大きくしながら、少しずつ変えていくために頑張れば必ず世の中は変わると信じています。
ぜひ子供にも、十分な学習の機会を与えてあげてください。
そしていつの日か、かみんなで笑う日が来るのを待ちましょう。
子供が自宅で勉強に取り組むための、家庭学習に適した教材をお伝えしていきます。
「学習書籍」「学習アプリ」「学習塾」の3つのジャンルについて見ていこうと思います。
発達障害などで苦しむ子供におすすめの家庭学習教材
学習書籍での家庭学習
対人関係が苦手であれば、参考書などの書籍を使って家庭学習をするのもいいです。
しかし参考書や問題集をあたえても、いずれ続かなくなってしまうのには原因があります。
子供は初めのうちは珍しさなどから取り組みますが、いつの間にかしなくなります。
親のほうもこの参考書で勉強に励んでくれと思いますが、なかなかうまくいきません。
それは家庭学習ということで、子供を放っておきがちになってしまうからです。
親がもっとこまめに勉強を見てあげればいいのですが、忙しかったりして難しいと思います。
そんなときに塾のチューターのようにサポートしてくれるのが、「中学ポピー」です。
書店で売っている教材で、こういうサポートはしていませんのでおすすめです。
また動画授業で解説を見ることができるのは、自宅学習教材では珍しいです。
40年以上歴史のあるもので、京都大学総長が立案された質の高い教材です。
無料サンプルやお試し購読もできますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
学習アプリでの家庭学習
子供が教科書などの文字を読むのが苦手、というときに役に立つ方法です。
パソコンやタブレットなどを使って、「受け身」の姿勢で学習することができます。
学習塾の内容とまではいきませんが、それでも広い範囲の勉強に取り組むことができます。
私が学習アプリでおすすめするのが、「スタディサプリ中学講座」です。
英検を受けられた方はお分かりかと思いますが、スタディギアのような感じです。
リクルートが行っているもので、これは英語だけではなく全教科に対応していて料金も安いです。
キャラクターなどのイラストが使われていて、子供もとっかかりやすいと思います。
学習塾での家庭学習
学習塾には通いたいけど通うことができない、
通いたくても受け入れてくれる塾がない、
という場合は、インターネット学習塾を利用するという考え方もあります。
通わなくて済みますし、自宅での家庭学習の延長として取り組むこともできます。
とくにこれのメリットは、授業での聞き逃しなどがないということです。
学習塾に通うと、子供が自分のペースでやりたくてもできません。
授業を聞き逃してしまうとわからなくなって、勉強がもっと嫌になってしまいます。
私は障害を持つ子供じゃなくても、このインターネット学習塾のほうが勉強になると考えています。
とくに授業スタイルでおすすめなのが、動画を使った「動画授業」が見れるものです。
その中でもとくに「通信教育デキタス」「秀英iD予備校」での動画授業が優れています。
それぞれ授業を行うのは、キャラクターや実際の講師といった違いがあります。
さらに最新の「対話型アニメーション授業すらら」というのが新しく出ています。
文科省認可のネット塾で、流れるような分かりやすい授業システムがおすすめです。
そのあたりは子供が取り組みやすい方を、無料体験などで感じてみるといいかと思います。
この2つであれば、私はどちらでも価値のあるものとしておすすめできます。
発達障害などを持つ子供への家庭学習教材3選のまとめ
いかがでしたでしょうか。
私はどうしても足を運んで学習塾に行かないといけない、ということは思っていません。
まだまだ障害を持つ子供の前にはそういった壁があることは確かなので、
だったら行かなくても自宅で勉強できるものを見つければいいです。
私もいろいろと見てきた中から、これであればというものを取り上げました。
使えるものを駆使して、学力を身につけるようにしてください。
いつの日か、いっしょに笑いましょう!
ぜひ、こちらも参考にしてみてください。
https://gakusyujyuku.com/archives/22076