こんにちは田中家です。
今回は「オンライン学習がたくさんあって種類と選び方の相関関係がわからない!」という疑問に応えます。
ひとくちにオンライン学習といっても、ジャンルや授業スタイルなどの違いにより多種類あります。
オンライン塾、タブレット学習教材、オンライン家庭教師、オンライン英会話、オンラインプログラミング‥
そこで中学生のオンライン学習全般をジャンル・種類で分け、さらにピッタリの選び方について網羅のうえ詳しく解説していきます。
中学生向けオンライン学習「全種類」とぴったりの選び方
中学生のオンライン学習と呼ばれる種類・特徴・おすすめの家庭を、まずは一覧表にまとめて解説します。
※オンライン学習名をクリックで、各解説項目へジャンプします。
オンライン学習名 | おもな特徴 | 学習できる内容 | おすすめの家庭 |
オンライン 塾 |
学習塾と基本的に同じ内容をとり組める。授業スタイルは映像授業をはじめ個別指導はオンライン授業。やるべきこと(カリキュラム)が決まっている。 | 基本5教科 | あらかじめ決められたカリキュラムで高校受験勉強などに利用したい。受動型のスタイルで家庭学習させたい。 |
オンライン 家庭教師 |
マンツーマン指導でピンポイント学習にとり組める。カリキュラムの概念がなく疑問点を質問しながら問題解消していく。 | 基本5教科 | 私立高校受験の対策など教科書範囲も徹底的に学習させたい。自発的に疑問点を解消していくスタイルがいい。 |
デジタル教材 | 一方通行スタイルで家庭学習に必要な機能が揃っている。AIシステム搭載で効率よい学習が可能。基本的に自分で学習範囲を考えながら取り組む。 | 基本5教科、 英検、数検など |
直接的なオンライン指導が苦手で自分のペースで勉強させたい。従来の紙学習のようなオンライン学習を選びたい。 |
オンライン 英会話 |
英会話に特化したオンライン学習でマンツーマンをはじめ少人数制のオンライン指導がある。 | 英会話、英検 など |
目的達成に向けてより特化した内容を学習させたい。詳しく掘り下げた指導を受けさせたい。資格検定取得をめざすため効率に優れるオンライン学習をさせたい。 |
オンライン プログラミング |
プログラミングに特化したオンライン学習でマンツーマンをはじめ映像授業スタイルなどがある。 | プログラミング | |
オンライン講座 | 学校の5教科以外の部分を補うためのオンライン学習。書道・美術など実技関係を学ぶことができる。 | 基本5教科以外 | 5教科以外について学ばせたいけど自宅近くに教室が見つからない。 |
これで中学生の目的と、オンライン学習の特性・特徴が一致してぴったりの選び方ができると思います。
このようにオンライン学習には、けっこう多くの種類があります。
各種類の特性・特徴をしっかりと把握して、目的に応じた種類を選ぶことが失敗しないコツ。
オンライン学習の各種類について、さらに詳しく解説します。
オンライン塾
おもな特徴 | 学習できる内容 | おすすめの家庭 |
学習塾と基本的に同じ内容をとり組める。授業スタイルは映像授業をはじめ個別指導はオンライン授業。やるべきこと(カリキュラム)が決まっている。 | 基本5教科 | あらかじめ決められたカリキュラムで高校受験勉強などに利用したい。受動型のスタイルで家庭学習させたい。 |
家庭学習に必要なカリキュラムなどがすべて揃っており「受動型(受け身)」で取り組めるオンライン学習です。
学習塾が近くにない、自粛生活で学習塾と同じ内容で勉強させたい、などの場合にぴったりのスタイル。オンライン授業(映像授業、個人指導)をはじめテキストやカリキュラムなど揃っているのですぐにスタートできます。
オンライン授業はそれぞれでスタイルが異なり、映像授業やオンライン指導など。個別指導として運営されている場合は、基本的に1対1~1対4といったオンライン指導スタイルになります。
基本授業をはじめテスト対策や学力診断テストなどが設けられているのが基本で、高校受験対策なども講じられている場合もあり。
あらかじめ用意されているカリキュラムに沿って学習を進めていくため私立高校受験など変則的な対策はできませんが、公立高校にむけた対策であれば十分に高い学習効果が期待できるオンライン学習の種類になります。
オンライン家庭教師
おもな特徴 | 学習できる内容 | おすすめの家庭 |
マンツーマン指導でピンポイント学習にとり組める。カリキュラムの概念がなく疑問点を質問しながら問題解消していく。 | 基本5教科 | 私立高校受験の対策など教科書範囲も徹底的に学習させたい。自発的に疑問点を解消していくスタイルがいい。 |
カリキュラムという概念がなく、基本的に質問をして問題解消する「自発的」に進めるオンライン学習スタイルです。
とくに私立高校受験へむけた対策などにピッタリの種類で、教科書範囲外にもとり組める唯一のオンライン学習スタイル。したがって難関私立校受験などをめざす場合は、一択ともいえる種類になります。
疑問点をピンポイントに解消していくスタイルのため、自発的に進めていくモチベーションが必須。子供の性格なども加味して選ぶことがポイントになります。
また講師のスキル次第では、基本5教科以外にも英検対策やプログラミング学習なども期待可能。
とくに高学歴で指導力のある優秀な人材が講師として集まりやすいため、ハイレベル学習が可能となるオンライン学習の種類です。
デジタル教材
おもな特徴 | 学習できる内容 | おすすめの家庭 |
一方通行スタイルで家庭学習に必要な機能が揃っている。AIシステム搭載で効率よい学習が可能。基本的に自分で学習範囲を考えながら取り組む。 | 基本5教科、 英検、数検など |
直接的なオンライン指導が苦手で自分のペースで勉強させたい。従来の紙学習のようなオンライン学習を選びたい。 |
従来の紙学習が、さらに「多くの情報量・ネット特性を活かした動き」などへ進化したオンライン学習スタイルです。
基本的に講師がおらず一方通行で勉強を進めていくため、子供自身で勉強内容などを構築していくことが重要。したがって闇雲に取り組んでも、あまり大きな学習効果は期待できません。
大きな特徴となるのが、家庭学習に必要な機能がすべて揃っていること。
映像授業・ドリル機能・テスト機能といった基本的な教材はすべて搭載されており、さらにAIシステムによって苦手対策などを効率よく取り組むことができます。
基本5教科を勉強可能で、教材によっては9教科や、英検・数検対策なども対応。
一般的にもっとも手軽でスタートしやすいといわれる、手軽でとり組みやすいオンライン学習の種類になります。
オンライン英会話
おもな特徴 | 学習できる内容 | おすすめの家庭 |
英会話に特化したオンライン学習でマンツーマンをはじめ少人数制のオンライン指導がある。 | 英会話、英検 など |
目的達成に向けてより特化した内容を学習させたい。詳しく掘り下げた指導を受けさせたい。資格検定取得をめざすため効率に優れるオンライン学習をさせたい。 |
英会話に関する学習において、英会話をはじめ英語文法などを徹底的に取り組めるオンライン学習の種類です。
オンライン指導は基本的にマンツーマンとなりますが、なかには少人数制といったスタイルもあります。
講師は担任制・選択制など会社によってシステムが異なり、国際資格「TOEFL」などの保持が条件といったオンライン英会話も見られるのが特徴です。
また講師の国籍もそれぞれで、目標に沿って国籍を考えるのもオンライン英会話ならでは。
ハイレベルなネイティブ英語を学ばせようと思えば、ネイティブ英語国籍の講師陣がいるオンライン英会話を選ぶ必要があります。
レッスン回数についても様々で、毎日レッスン&定額制を基本とする会社をはじめ、月のレッスン回数で費用が異なるといったスタイルも多く見られます。
注意点としては、中学生向けのオンライン英会話を確実に選ぶこと。
ビジネス英会話や日常英会話といったカリキュラムのオンライン英会話も多いので、中学生向きとなっていることを要チェックです。
オンラインプログラミング
おもな特徴 | 学習できる内容 | おすすめの家庭 |
プログラミングに特化したオンライン学習でマンツーマンをはじめ映像授業スタイルなどがある。 | プログラミング | 目的達成に向けてより特化した内容を学習させたい。詳しく掘り下げた指導を受けさせたい。資格検定取得をめざすため効率に優れるオンライン学習をさせたい。 |
プログラミング学習に関して、徹底して掘り下げたカリキュラムに取り組めるオンライン学習の種類です。
おもに講師となるのは現役プログラマーまたはエンジニアで、プログラミングの基礎からしっかりと学ぶことができます。
指導スタイルはおもにオンライン授業となり、なかには映像授業によってカリキュラムを進めていくタイプのオンラインプログラミング教室もあります。
プログラミング初心者の場合は、なるべく初心者向けのプログラム言語で学習できる会社がおすすめ。
さらに中学生コースなどが設けられていることで、より中学生の範囲に特化したプログラミング学習へ取り組め効果的な学習が期待できます。
またオンラインプログラミング教室のなかには、プログラミング能力認定試験など資格対策が講じられている場合もあります。
これからの時代にプログラミング関連の資格は極めて有効になるので、選ぶときの選択基準として考えておくことも非常におすすめです。
オンライン講座
おもな特徴 | 学習できる内容 | おすすめの家庭 |
学校の5教科以外の部分を補うためのオンライン学習。書道・美術など実技関係を学ぶことができる。 | 基本5教科以外 | 5教科以外について学ばせたいけど自宅近くに教室が見つからない。 |
基本5教科以外における、実技学習関連におすすめのオンライン学習スタイルです。
とくに自宅近くに教室が見つからない場合におすすめのオンライン学習で、5教科以外の実技成績アップを考える場合に適した種類。
会社によって取り組める講座は異なりますが、基本的な実技教科はだいたい講じられています。
直接的に高校受験対策としては関係ありませんが、将来的な人間構成などには極めて有効なオンライン学習の種類。
書道や美術関連などを強化させたい場合は、考えておく価値のあるオンライン学習スタイルになります。
中学生へオンライン学習を選ぶとき知っておきたい超重要ポイント
とくに「超重要ポイント」になるのが次の3つです。
- 目標に見合った特性・スタイルを徹底的に探る
- 優秀なカリキュラム構成・講師陣であることを見極める
- 費用とのバランスを徹底的にチェックする
この中の1つでも欠けてしまえば、オンライン学習選びで失敗する確率が極めて高まります。
さらに詳しく3つの超重要ポイントについて解説します。
目標に沿った特性・スタイルを徹底的に探る
まずオンライン学習を利用する目的についてしっかり定め、各スタイルの特性を見極め選ぶことが最重要です。
とくに、重要となる特性のポイントが「受動型」「能動型」という部分。
オンライン塾やデジタル教材のように必要な材料がすべて揃っている「受動型」、オンライン家庭教師のように自分から問題解消が必要な「能動型」のチェック。
さらに受験対策への利用であれば公立高校範囲を学習可能、私立高校範囲まで学習可能など。
ズレが生じてしまうと根本的な失敗へつながるため、徹底的にマッチングさせることが大切で超重要ポイントになります。
優秀なカリキュラム構成・講師陣であることを見極める
オンライン学習というのは、基本的に「授業」が伴う通信教育スタイルになります。
映像授業、マンツーマン個別授業などオンライン学習によって様々ですが、一貫して重要といえるのが「わかりやすく理解につながる内容」です。
またオンライン家庭教師のような能動的スタイルは別として、優秀なカリキュラム構成にも注目。
目的に沿ったカリキュラム内容で、さらに目的達成しやすい段階的な構成などについてチェックしておくことも選び方の大切なポイントになります。
とくに優秀な「カリキュラム」「講師」が揃っていると、より目標達成しやすいオンライン学習となるもの。
したがってこのポイントも、しっかりと吟味しておくことが必須条件です。
費用とのバランスを徹底的にチェックする
オンライン学習は同じスタイルを選んでも、費用科目や価格は異なる場合がほとんどです。
たとえばデジタル教材であれば月謝以外に入会金の有無や価格設定の違い、オンライン塾であれば教材費の有無など。
とくにオンライン家庭教師などは費用課目の種類が大きく異なる場合も多く、基本的に入会金・受講料のみですが、ほかにオンライン使用料・登録費・維持管理費といった意味不明な費用課目が上乗せされることもあります。
費用は安ければいいという訳ではありませんが、内容とのバランスが取れ納得できることが重要。
直接的に中学生の学習とは関係のない部分ですが、選び方のポイントとして重要といえる1つの項目になります。
まとめ
今回は「中学生のオンライン学習の種類がややこしい」「選び方やマッチング方法がわからない」などの疑問に応えてきました。
オンライン学習は数種類があり、それぞれの特性や使用目的が異なるもの。
まずは各オンライン学習の特性をしっかりと把握して、そのうえで使用目的とマッチングさせると失敗を極めて減らし、高い学習効果を期待できる選び方ができます。
オンライン学習というのは、通信教育のなかでもっとも主流スタイルです。
とくにAIシステムなどにより効率に優れる家庭学習が可能で、なかにはオンライン授業に合わせたハイブリッド式などの種類も存在。
極めて成績アップが期待できる通信教育スタイルで、中学生の利用者もかなり多く人気のジャンルです。
ただしオンライン学習は種類も多く、しっかりと「マッチング」させることが目標達成の可否を大きくわける重要なポイント。
ぜひ中学生にぴったりなオンライン学習選びに、解説してきた種類と選び方をお役立てください。