子供2人の高校受験を経験して「どうも英語の長文にぶつかってる!」という時期がありました。
そこで、
「もし同じような境遇の家庭があれば少しでも役立つかな?」
と思ったことから、これから高校受験を迎える家庭へ向けて英語長文の3つのポイントとしてお伝えしていこうと思います。
中学生の学習塾選び方の一環としてお考えになってみてください。
高校受験の英語長文のポイント①代名詞
高校受験の英語長文を読解するためのポイントとして、まず代表的なものに「代名詞」があります。
代名詞は、長文読解の時に必ず出てくる部分であり、
これをしっかりと知っておかなければ途端に長文読解が分からなくなってしまいます。
たとえば、高校受験の英語長文読解の際に代名詞が出てくるのですが、
その代名詞が「何を指しているのか?」ということを具体的に分かるようにする、
ということが何よりのポイントです。
代名詞を覚えるだけではなく、
「長文の中で何を示しているのか?」ということが分からなければ、文章を読解することが出来ません。
たとえば、代名詞には、「人称代名詞」というものがあります。
こちらの人称代名詞で、まずは、 誰を指しているのかを理解するようにしましょう。
高校受験の英語長文メモ
- he, his, him‥彼をさす人称代名詞
- she, her, her‥彼女をさす人称代名詞
- they, their, them‥彼ら、彼女らをさす人称代名詞
これらは高校受験の英語長文でよく登場することになります。
具体例としてはこういった人称代名詞がありますが、これらが何を示しているのかということを把握するようにしましょう。
また、英語長文で出てくるのが「指示代名詞」 です。
こちらも何を指しているのかということを把握するようにしましょう。
高校受験の英語長文メモ
- this、that‥これ、あれ
- it, its, it‥それ
- these、those‥これら、あれら
- they, their, them‥それら
これらの代名詞が何を差しているのか?ということを把握できなければ、話の流れが全く分からなくなってしまいます。
代名詞というのは、現代文で言うと「指示語」に当たるものになります。
この代名詞が何を差しているかということを間違えてしまうと、誤訳に繋がってしまうことになりますので注意をすることが必要となります。
そのためには、代名詞のルールを徹底して知るということがとても大切となります。
さらに「代名詞」を詳しく理解する!
さらに高校受験英語の長文を読み解くのに、深く代名詞の役割を知っておく必要があります。
もういちど初めからまとめていきます。
まず代名詞には「3つの役割が」ありますので、しっかりとこれを理解しておくことです。
高校受験の英語長文メモ
主格として主語になること
英語長文の中には必ず主語があります。
この中には、I(私は)やyou(あなたは)、he、she(彼は、彼女は)があります。これが主格となります。
英語長文では、この主語が一番重要です。
高校受験の英語長文メモ
名詞を修飾する所有格
これは、私の(my)・あなたの(Your)というもので、次にくる名詞を修飾する形になります。
例えば、my father (私の父)や、her mother(彼女のおかあさん)という表現があります。
高校受験の英語長文メモ
動詞の後の目的格
目的格という表現はちょっと難しいのですが、me(私を)、us(私達を)という表現を使います。
I loves him.(私はに彼を愛している)←このような文の時の「him」が目的格となります。
目的格は、前置詞と合わせて使われることもあります。
また、3つの形式の他に所有代名詞と呼ばれる形もあります。
mine(私のもの)などの表現です。
代名詞の覚え方
「私」の「I」「my」「me」「mine」から、「あなた」「彼」「彼女」までの代名詞の変化を表にして、声を出して覚えるようにするといいです。
また例文で覚えると、よりどんな時に主格・所有格・目的格も使い方も理解できるようになります。
3つの形によって英文に使われる箇所が変わってくるので、まるごと覚えてしまうことで、よく理解できるようになります。
代名詞の使い方は高校受験の英語で基本的こととなりますので、しっかりと覚えましょう。
つぎに高校受験の英語長文の読解をするために気を付けなければならないポイントが「接続詞」です。
熟語や代名詞、単語などを理解していたとしても、接続詞が理解できていなければ読解をすることが出来ません。
接続詞というのは考え方や話の筋をたどるために大切であり、これが分からないと途中がおかしくなり、点が取れなくなってしまうことがほとんどです。
高校受験の英語長文で登場する「接続詞」には具体的には、
高校受験の英語長文メモ
- but‥しかし、でも
- and‥〜と、そして
- or‥〜か、または
- so‥だから、それで
- when‥〜とき
- because‥なぜなら〜
- if〜‥もし〜ならば
- that 、while‥〜の間
これらの接続詞の意味を理解するためには、まずは英文をスラッシュで区切るなどをして理解するようにしましょう。
スラッシュなどで区切るようにして、塊ごとに意味を略し、大まかな意味というものを知るようにします。
これをスラッシュリーディングといいますが、接続詞の前などに入れて、そして意味を理解していくと分かりやすくなります。
さらに「代名詞」を詳しく知る!
高校受験の英語長文では、接続詞の役割を理解しておくことも大切なことです。
接続詞は、文と文のつなぐための橋渡しをしてくれる役割があります。
私達が普段から会話する中でも、
「私は高校生ですが、よく中学生に見られます。」
という文の中の「ですが」と反対の意味の文章につないでいきます。
このような時に使われるのが、「接続詞」です。
その後の文章は、接続詞+主語+動詞というパターンになります。
これが英語長文の基本的な組み合わせになります。
この接続詞も2つの働きがあります。
高校受験の英語長文メモ
2つの文を対等につなぐ
等しい位の文をつなぐことになるですが、この場合、結ばれた2つの文のうち、1つの文だけでも意味が理解できるパターンですね。
例えば、
She is a high school student and I am junior high school student.
(彼女は高校生です。そして、私は中学生です。)
この長文では、接続詞となるandの両側にある文一つ一つを読んでも意味が理解できます。
このような時に接続詞が使われます。
高校受験の英語長文メモ
否定文としての接続詞
and(そして)の他には、but(しかし)、 or(もしくは)、 for(というのは)、 so(だから)、等がありますが、and、but の使い方もは、とてもシンプルです。
否定の接続詞としで、注意して勉強しておきたいのは、否定文として利用されるorです。
His car was not very big or small.
(彼の車はそれほど大きくもなく、小さくももなかった。)
このように2つ文章が否定文であった時に使う接続詞はorとなります。
日本語にすると、andは使えません。肯定文・疑問文に限ります。
例えば、飲酒運転という表現。
この時は「drink and drive」とあらわしますが、
「私は飲酒運転をしません。」という英文は「I don’t drink and drive」 となります。
このように否定系の 接続詞のorの使い方に注意することです。
これも高校受験の中で、押さえておくポイントです。
また、高校受験の英語長文の読解のポイントですが、その中でも熟語があります。
高校受験の英語長文では、単語、熟語について、教科書レベルのことを覚えているかどうかが試されることになります。
そこで、単語、熟語、文法の力を付けていくということがとても大切なのです。
熟語の知識というのは丸覚えの部分がありますので、暗記をすることで頭に入って行きやすくなります。
実は熟語というのは単語以上に大切であると考えられていて、
複数の単語が結びついているので、それを間違えないようにする必要があるのです。
一つ一つの単語はそう難しくはありませんが、結びつくことで、ある一定の意味になるというのが熟語です。
これを単語と混同してしまわないようにするということが大きなポイントとなっています。
長文の中にはこの熟語が必ず入っていますので、分からない単語があれば、それは熟語であると考えておいた方が良いでしょう。
そうすると文脈全体を理解しやすくなります。
たとえば、例文として、
take(取る)、そしてpart(部分)、そしてin(~の中に)
という単語が書かれていた場合、これは熟語として理解をしていなければ混乱をしてしまいがちです。
しかし、これは、take part in「~に参加する」 という意味を持っています。
英文において熟語は便利ということもあり、多用されることも多いですので間違えないようにしましょう。
そのためには単語帳で単語を覚えるだけではなく、熟語なども覚えることがとても大切です。
間違いやすい熟語などは徹底的に頭に入れておくことで長文の際にも間違えずに済みます。
さらに「熟語」を知る!
高校受験の英語長文で、次に重要になってくるのが熟語です。
長文を読み解くためには「単語以上に大切」なのが熟語だからです。
熟語とは、いくつかの単語が組合わさり結びついて1つの意味を持つようになります。
連語やイディオムとも言われる熟語ですが、単語としては1つ1つの言葉の意味は難しくなくても、
熟語としては構成されてくると「単語とは全く異なる意味」を持つようになります。
簡単な単語の構成で色々な意味を表現できる熟語は、英語の中では便利な役割を果たすので長文にはとても多く用いられています。
この熟語を知っていると知らないとでは、英語長文を読解するには大きな差が出てしまうことになります。
このようなことから、
高校受験の対策としては、単語だけではなく熟語もしっかり覚えおくことが大切です。