高校受験とはいっても、中学生という年頃は反抗期と重なって大変な家庭もあります。
でもここは、あまりマイナスにばかり考えないようにした方が得策です。反抗期のパワーってかなり強くて、考え方によってはプラスに持って行くことができます。
そんな反抗期と高校受験が重なった家庭で、実際に起こった経験談をお伝えしていきます。
私と同じ高校受験を経験した家庭からの声ですので、ぜひ参考にしてみてください。
反抗期だった中学生がどうやって高校受験に集中できたか?
中学生になった息子の成績が悪いのは親のせいだと言われたくなくて、息子が高校受験の際には凄く気を使いました。高校受験するのは子供なので、親は精一杯応援することしかできないですよね。
親ができることと現実のジレンマ
まずウチでは子供が学校から帰って来たタイミングで、温かい食事を用意して準備万端にするなど母親なりに頑張っていました。
でも、うちの子は中学2年生になってもやる気がなさそうで、学校から帰っても部屋でゲームばかりしていました。折角、高校受験勉強に集中しやすい環境を作ってあげているのに、どうしてのんびり遊んでいるのか理解に苦しみました。今考えると、反抗期だったんだなと分かります。
「受験勉強しなくていいの?」と、反抗期の息子に声をかけるとプレッシャーになってしまうので、「よく頑張ってるね」「凄いね」と褒めてあげるようにしていましたが、子供から「今のままじゃダメって言われてるみたい!」と逆に突っぱねられてしまったことがありました。
ストレートに、「勉強しなさい」と言うと、「勉強なんかしたくない!」と言って教科書を破ったり、机を蹴ったりするので大変でした。じつはこういった子供の声っていうのは、背中を押してほしいという現れなんだということが後でわかるようになりました。
中学生の本人が乗り越えるべき課題
その当時は、子供のためによかれと思ってやっていたことが逆に子供のやる気を削いで、才能を潰すことになるとは思ってもみませんでした。
しかもうちの子は、反抗期を迎え何を言っても否定的に捉えるようになっていました。
放置し過ぎるのもよくありませんが、中学生の子供が乗り越えなければならない問題に口出しすると、反抗期の子供が自分の問題を放棄してしまうと感じました。
うちの子は、野球が好きで中学生の頃はずっと野球部に入って毎日野球ばかりしていました。本人は野球の強い高校に入りたいと言っていましたが、思うように身長が伸びなかったので野球は諦めるように言ってしまったのが問題でした。
親としては、将来的にプロ野球選手になれる見込みもないのに野球に打ち込んでも本人が傷付くだけだと思ってしまい、新学校に入って大学で勉強して欲しいと勝手に思っていたのです。
好きな野球を親の意向で諦めさせられるという思いが相当頭にきていたようで、中学生の頃は、朝出かけても学校に行かず街や公園でブラブラして、午後から部活に顔を出していた時期もありました。
学校の担任の先生からこのままでは、出席日数が足りなくなると言われてびっくりしたと同時に、子供を追い込んでしまったと初めて気が付きました。
中学生の子供が本当にやりたいことをやらせないで、「頑張れ、頑張れ」と高校受験勉強をさせようとしても上手くいくはずがないのです。
反抗するパワーの矛先が変わったら驚くほど変化が‥
子供とじっくり話し合って、行きたい高校に行ってもいいよと伝えてからは、子供の反抗期も終わり、急に目標が見えてきたようです。
中学3年に部活を引退してからは、急に自分から「塾に行きたい」と言い出したんです。塾で高校受験の勉強をするようになってからは、塾の先生も驚くほどの集中力で勉強をして成績を上げました。
以前だと、無理に勉強をさせられていたという意識が強かったようですが、行きたい高校を受験できると分かってからは毎日充実して勉強に励むことができていました。夜食を持って行くと、相変わらず「勝手に入ってくるな!」と怒られたりしましたが、顔付きがとてもよくなりました。
そして、無事に本人が行きたい高校に合格して、高校でも野球を頑張り甲子園にも出場することができました。
しかし、高校に入っても背があまり伸びなかったので、プロ野球選手になるのは自分から諦めて、体育の先生を目指したいと自分から目標を立てることができました。親が進めた高校に進学させていたら、目標を失って何でも親のせいにする子供になっていたと思います。
失敗しても自分で選んだ道であれば悔いが残らず、次に何をしたいか自分で将来のことを考える子供に成長してくれるんだなと思いました。反抗期を乗り越え受験勉強を自分から始めた頃から、親子の信頼関係も強くすることができて本当に良かったです。
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