こんにちは田中家です。
今回は「中学3年生で成績上がらない現状を改善したい」という疑問に答えます。
私たちも子供2人を高校進学させましたが、中学3年生はいよいよ崖っぷちの状況で最後の改善となるタイミング。
中学3年生でグンッと成績を伸ばすことも可能なので、ここはひとつ「運命の1年間」と思って親子ともに渾身の力で取り組むことが重要です。
成績の上がらない中学3年生に対して、私たちの経験をもとに効果的な改善方法を手順で説明します。
中学3年生で成績上がらない場合に超おすすめ5つの改善手順
中学3年生の成績が上がらない改善策として、つぎの5項目を実践してみて下さい。
- 学歴社会であることを認識させる
- まずは復習をしっかりと実行させる
- 学習予定を立てる
- 勉強(家庭学習)スタイルを確立させる
- 勉強した分だけ遊ばせる
慌てる必要はないので、1つずつ確実に実行することが重要です。
各改善項目について詳しく解説します。
手順①学歴社会であることを認識させる
中学3年生で成績が上がらない原因は、この「学歴社会」について認識できていない場合があります。
とはいえ将来の目標などといっても具体的に見えてこない(ピンとこない)と思うので、より理解しやすく教えるには「成績を上げると高いレベルの高校へ行けてより良い環境で過ごせる」など。
もっと具体的にいえば、偏差値が低いうえに人をイジメるような人たちと関わらなくて済むなど。
勉強よりも遊び中心という考えで意味のない行動をしてきた、勉強をせず人をイジメて満足しているクラスメイトなどと高校ではもう付き合わなくていい、などが効果的な教え方になるかと思います。
実際に子供2人の実体験からしても、進学校へ入学してからは学校環境がすこぶる改善されました。
中学生時代は勉強の足を引っ張るクラスメイトがいたり、いじめを行うような性格がひねくれている生徒も多く見られたもの。少しでも成績を上げることで明らかに学校環境が改善されるので、このことを教えることで学歴社会に気付かせるのもおすすめの手段になります。
また高学歴になるほど将来の仕事内容も多く選択できたり、頭を使う仕事につけるなどを教えるのも効果的な方法。
中学3年生で成績上がらない場合は勉強の前置き段階として、この学歴社会について教えておくとモチベーションアップにつながり、その後の改善にむけ効果的な方法になります。
手順②まずは復習をしっかりと実行させる
成績アップの大切さが理解できれば、いよいよ具体的な勉強内容の改善へ進んでいきます。
テストで点数の取れていない部分というのは、いわゆる理解できていない部分ということ。そこでまず取り組ませたいのが「過去の総復習」です。
中学3年生で成績上がらない場合、この「復習」は極めて効果的なので絶対にさせてください。
いまいちど中学1年生の範囲から全教科・全単元をリストアップして、1つずつ確実に理解させていくことが成績アップに効果的。
問題が完全に解けるようになるまで、しっかりと徹底的に復習させることが重要。もしかすると小学生範囲が理解できていない可能性もあるので、小学4年生あたりから見直してみるのがおすすめです。
ここで慌ててしまうと逆効果で、1つずつ確実に理解できるまで復習させることが大切になります。
現時点の勉強もあって復習まで時間がとれないと思うかもしれませんが、これが最後の1年間。中学3年生の1年間で成績アップを果たすためには、成績が上がらない壁を乗り越えるため覚悟を決めて取り組むことがなにより重要かもしれません。
とはいえ復習によって理解が増えてくると、いずれ自信につながってくると思います。
だんだんと少しずつ学習ペースも上がってくるはずなので、とくに初めは時間がかかっても耐え抜いて壁を乗り越えてください。
手順③学習予定を立てる
全教科・全単元の復習が完了すれば、つぎは学習計画を作ることがおすすめです。
私達の経験から大まかではありますが、このような学習計画に基づいて家庭学習を進めてみて下さい。
曜日 | 月~金 | 土 | 日 |
学習内容 | 現在範囲&過去の復習 | 今週の総復習 (最終土曜日は今月の総復習も行う) |
OFF |
月~金曜日における過去の復習は、復習で理解できた部分を再度学び直すという意味です。
そして土曜日には今週学習した範囲の総復習(現在学習も過去復習も)を行って、さらに月の最終土曜日はさらに1ヶ月で取り組んだ内容のまとめ復習を行います。
ここまで完璧に復習ができれば、かなりの成績アップが期待できます。
また中学生はもとより年代に関わらず「復習が大事」といわれる根拠は、人は必ず忘れる生き物だから。
そのときは復習によって理解できたと思っていても、時間経過とともにかならず記憶が薄らいでいき知能指数に関わらず忘れてしまいます。
したがって復習中心の学習計画を立てて、何度でも繰り返し復習することが成績アップには重要。
とくに中学3年生はこれまでの復習をすべき学年ともいえるので、徹底的に復習を中心とした家庭学習を行うことが効果的な方法になります。
手順④勉強(家庭学習)スタイルを確立させる
先ほどのような学習計画を立てたら、取り組む内容(分野・単元)を落とし込んだうえで実行してみて下さい。
初めは思うような学習ができないかもしれませんが、少しずつ慣れるとともに学習ペース・スタイルが確立されてきます。毎日のルーティンワークになるまで継続して、勉強スタイルを確立させることでより効率アップにつながり高い効果が期待できるようになります。
このルーティンワークを身につけるためには、まず先ほどの学習計画が重要になってきます。
今日やるべき学習内容を把握できることでルーティンワークとして身につけやすくなるため、初めにできる限り細かな学習計画を作成しておくことが重要になります。
しっかりと学習スタイルが身につけば、あとはそのペースを繰り返せばOKです。
また高校受験が近づいてくれば同じペースとは限らず、もはや新たな分野の習得はないので、現在の学習部分をすべて復習に変化させるのがおすすめ。その中に高校受験過去問や模試などを組み込んでいけば、高校受験に対する効果的な学習を行うことができます。
手順⑤勉強した分だけ遊ばせる
最後にお伝えするのが「遊び」になりますが、実体験からすると極めて重要なポイントになります。
受験生が遊んでいてはダメだろうと感じるかもしれませんが、勉強をした分だけしっかりと遊ばせるというのはリフレッシュになり学習効果が高まると私たちは感じています。
また遊んだからしっかりと勉強しようといったモチベーションアップにもつながるので、せめて日曜日くらいはオフ日として自由な時間を与えておくことを強くおすすめします。
中学3年生ということで、成績が上がらない環境改善における最後の1年間。
まず日曜日以外はすべて勉強に力を注いで、遊びを考えることについては一切持たないのが大事。その代わりオフ日(日曜日)は完全に自由時間としてメリハリをつけることで、学習効果アップが期待できます。
しっかりと「勉強」「遊び」の時間を設けて、完全に切り離して取り組むことが重要かと思います。
成績上がらない中学3年生におすすめの通信教育
ここまでの解説で、この「中学3年生で成績上がらない」という問題の解消へつながると思います。
しかしながら実行は難しいと思われる家庭もあると思うので、しっかりと助けてくれるおすすめの通信教育を紹介しようと思います。
通信教育のなかでも、とくに次の点を考慮して選びます。
- 無学年制でしっかりと過去の復習ができる。
- わかりやすく詳しい映像授業によって理解しやすい。
- より多くの演習問題にとり組める。
- AIシステムによる効率的なお役立ちサポートがある。
- 最終的な理解まで到達できる。
この中の1つでも欠けてしまうと効果半減なので、すべて揃っている通信教育をピックアップします。
実際に私たちも体験したうえで、解説してきた5つの手順をサポートしてくれ、これなら取り組んでもいいと思えた教材です。
学習塾へ通わせておらず、何かに頼りたい場合にも最適な選択になると思います。
スタディサプリ中学講座
中学3年生で成績上がらない状況に対し、かなり根本的な改善が期待できる通信教育(デジタル教材)です。
小学4年生範囲から取り組める「無学年学習」の方式がとられ、過去の復習がしっかり出来るのはもとより、わかりやすい解説の動画授業がかなり多く備わっており理解するには必要十分な内容となっています。
また動画授業によって基礎を理解できたら、10,000問以上の演習問題で自分のものに(定着)しやすいのが特徴。家庭学習でもっとも欲しい機能が、すべて揃っているといえる通信教育です。
デジタル教材には映像授業が搭載されるのが一般的ですが、その中でもわかりやすさという点においては極めて秀逸。いちど映像授業を見れば、きっと納得できる内容であることが確認できると思います。
また月謝もかなり安く教科書準拠で取り組めるので、私達としては試してみる価値がかなりあるデジタル教材になります。
レビュー:スタディサプリ中学講座の口コミ
デジタル教材すらら
アニメーション授業が故にわかりやすい面があり、とくにAIシステムが発達した通信教育です。
授業内容としては少しずつゆっくり進むタイプで、確認問題を挟みながら確実性の高い進み方をするのが特徴となっています。
習得できる内容としては基礎範囲が中心で、応用範囲についてはアニメーション授業ということもあってやや弱い感じ。どうしてもアニメーションの解説では不足する部分があるのでやや気になりますが、わかりやすさの面では少しずつ解説されるのでかなり優秀であると感じます。
ドリル機能たテスト機能も搭載されているので問題数もしっかりと豊富で、定着につなげやすいのも特徴。また問題を解いて間違ったらAIシステムが働き、根本的なミス原因となる「つまずき診断」をしてくれるのはかなり使える機能です。
小学生~中学生全範囲にとり組めるため過去の復習もしっかり可能で、中学3年生にとっては必要十分な内容。
やや費用の高さが気になりますが、文部科学大臣賞の受賞歴もあるデジタル教材ということもあって効果はかなり期待できます。
レビュー:すららの口コミ
まとめ
今回は「中学3年生で成績上がらない現状を改善したい」という疑問に答えてきました。
実体験からお話ししてきた5つの改善手順はもとより、もし実行が難しくサポートが必要であればおすすめ通信教育をぜひお役立てください。
中学3年生で成績が上がらない場合は、少しでも早い改善にとり組むことが必要です。
高校受験にむけて最後の1年間と思って、親子そろって強い意志で改善に取り組んでみて下さい。
中学3年生で1年間しっかりと効果的な改善にとり組めば、かなりの成果が期待できると私たちは実体験から強く感じています。
ぜひ今回の内容を実践して、成績アップを果たしてください。