学習塾(個別指導)には1対1の完全マンツーマン、さらに1対2~1対8までのスタイルがあります。
このときに選びたいのが「1対1~1対2」までのスタイルです。
意外とこの個別指導塾で”講師が受け持つ生徒の人数”というのは知られていない部分。
今回は学習塾(個別指導)の選び方として1対1~1対2を選ぶと効果的な理由についてご紹介します。
- 学習塾(個別指導)で1対1~1対2のメリット
- 講師側から見た1対1~1対2以外のデメリット
などについて詳しくお伝えします。
この記事の概要
学習塾(個別指導)で1対1~1対2が効果的な3つの理由
1対1~1対2のスタイルには、以下のようなおすすめの理由があります。
- 同じ学習時間の中でより多く講師に質問ができる
- 勉強スタイルをより子供に沿った内容で習うことができる
- 講師の受け持つ人数が少ないのでより深い答えが返ってくる
①同じ学習時間の中でより多く講師に質問ができる
学習塾で取り組む学習時間というのは、一般的にスタイルに関係なく大方は決まっています。
その中で講師の受け持つ人数が異なるため、必然的に生徒1人へかける時間が変わる。
つまり受け持つ人数が少ないほど子供の時間を多くとれるため、結果的に「より効果的な勉強ができる」ということです。
どうせ同じ長さの時間を使うのであれば、少しでも多く質問を出来た方が効率良い勉強になります。
②勉強スタイルをより子供に沿った内容で習うことができる
学習塾(個別指導)というのは、思った以上に”適当”なものです。
実際に子供2人を学習塾に通わせるときに個別指導塾もチェックしましたが、いくら「子供に沿った学習スタイル」を歌われていてもそんなふうにはいきません。
講師の受け持つ人数が多ければ多いほどその傾向が顕著で、これは実際に私が個別指導塾を探ったり口コミ情報から仕入れた生の声です。
したがって個別指導塾を考えるときに”子供に密着をした教え方”を想像しているのであれば、最低でも1対2までのスタイルで運営されていることを確認なさった方がおすすめです。
③講師の受け持つ人数が少ないのでより深い答えが返ってくる
講師が受け持つ人数が少なくなると、それだけ「深い回答」を得ることができます。
時間に限りがある中で多くの人数に答えようとすれば、どうしても深く答える時間はありません。
せっかく個別指導塾に通わせてみても”あまり効果を感じられない”という家庭があるのは、多くの場合はこれが理由です。
いわゆる”流れ作業”的な教え方になってしまうため、少ない人数に高勉強を教えるスタイルの方が効果的な学習効果を得ることが期待できます。
おすすめな3つの理由まとめ
こうしたことから学習塾(個別指導塾)を選ぶときには、少しでも人数が少ないほうがおすすめです。
同じ長さの時間を使って勉強をしに行くため、いかに時間効率に優れたスタイルを選ぶかというのが大きなポイントになります。
ここでは1対2までのメリットについてご紹介しましたが、つぎに1対2以上のスタイルになるとどんなデメリットがあるのか具体的にご紹介します。
講師側から見た1対2以上のデメリット
私の友人が1対4の個別指導で塾講師をしていることもあって、
実際に講師側から見た感想を聞いてみました。
すると1対1~1対2といったスタイルと比べて、それ以上になるとデメリットが大きく正直いってあまりおすすめではないとのこと。
ちなみにその友人は私の地域で市議会議員をしながら、人手不足から塾講師を請け負っています。
その辺りを3つのポイントでご紹介します。
- 1対2以上のスタイルになると思った以上に講師が忙しい。
- 生徒によって取り組んでいる箇所が違うため頭が混乱する。
- 時間が経ってくると答えを出すのに時間がかかる。
いずれも友人のわがままのように聞こえますが、よく考えてみると当然の結果とわかります。
この3つのデメリットについて少し詳しくご紹介します。
①1対2以上のスタイルになると思った以上に講師が忙しい
私の友人が担当をしているのが、まさに「1対4」という個別スタイルです。
時間内に4人の子供を同時に見る必要があるため、思った以上に忙しくしっかりと教える時間がほぼないとのこと。
個別指導塾には1対8というスタイルまでありますが、1対4という人数でこれです。
その友人も決して頭の回転が遅いわけではなく、地元でもトップ校を卒業して東京の大学へ進学しています。
そんな友人でも4人の勉強を同時に見るのはけっこう辛い、と漏らしているほどです。
②生徒によって取り組んでいる箇所が違うため頭が混乱する
学校の授業では同じ個所を勉強しますが、学習塾(個別指導)では1人ずつバラバラです。
ときには違う学年のミックスなどもあることで、なかなか「頭の切り替え」ができず苦労しています。
もし同学年でどう強化を教えていたとしても、取り組んでいる箇所はみんなバラバラ。
それを1人で対応するというのは、なかなか大変な部分があるのはよくわかります。
③時間が経ってくると答えを出すのに時間がかかる
講師が受け持つ時間というのは1日に何度かあります。
夕方5時あたりから第一陣が始まって、遅いグループでは夜9時からなど。
この講師が受け持つ時間というのは学習塾によっても違いますが、2回転もすれば疲れもあって頭のまわりが遅くなってくることも納得できます。
とくに質問の多いときは頭の回転がなかなか追い付かず、答えまで導くのに時間がかかる。
これも1対2より多いスタイルの個別指導塾では気になる部分です。
1対2以上のデメリットまとめ
初めは、ただ友人の能力が低いのでは?と感じたのが正直なところですが、もし自分がその立場であれば‥と考えると少しずつ納得できました。
確かに「4人同時に勉強を見る」というのは、思った以上に大変なことだなと。
ましてや1対8の個別指導塾などはどうやって運営しているのだろう、と思います。
現場の講師陣は頑張っているのはわかるので否定はしませんが、塾として選ぶべきスタイルなのか?
そう考えた場合に、最低でも1対2までの個別スタイルが限界かなと思います。
もちろん講師の受け持つ人数が少なくなさればそれだけ費用がかさむ場合が多いですが、同じ時間を濃く使うためには選択肢に入らないかなというのが私の感想です。
1対1~1対2のスタイルでおすすめの学習塾(個別指導)
なるべく少人数制スタイルが大きなメリットが得られる個別指導塾ですが、具体的にどんな学習塾がおすすめなのかピックアップしてみます。
ここで取り上げる学習塾はいずれも私が子供2人の高校受験のときから探ってきたことで、運営状態も良好で間違いなくおすすめといえる1対2までのスタイルで運営されています。
- 東京個別指導学院(関西個別指導学院)
- Top edu(トップエデュ)
- Z会「Asteria(アステリア)」
- 【Asteria】Z会のオンライン学習
自宅でマンツーマン①「Z会Asteria(アステリア)」
公式サイト:【Asteria】Z会のオンライン学習
自宅でマンツーマンという表現でご紹介しましたが「進化したネット教材」とお考え下さい。
数学・英語・総合といった3つの教科を学習できます。
このZ会「Asteria(アステリア)」という教材は”映像授業”をベースとして、Z会ならではの添削指導などによって難関校を目指せる通信教育です。
自宅でパソコンやタブレットがあればすぐにでもスタートできる手軽さと、必然的にマンツーマンになるので自宅で個別指導と同じように学習ができます。
自宅でマンツーマン②「通信教育すらら」
公式サイト:https://surala.jp
この通信教育すららという教材も、先ほどのZ会と同じように自宅でマンツーマンスタイルの勉強ができます。
数学・英語・国語の、積み上げ学習3教科を勉強できます。
この教材の特長は文部科学大臣所の受賞歴もあることで、実際に体験をしてみると「なるほど、確かに頭に入る」という納得のできる通信教育です。
アニメーション授業で講師が話しかけてくる様は個別指導といってもいいほどで、少しずつ説明を聞きながら確認問題に答えるという「確実性の高い」授業スタイルで本当の意味において理解につながるネット教材です。
このEラーニング教材「すらら」は私もかなりおすすめの通信教育です。
完全マンツーマン(1対1)「Top edu(トップエデュ)」
公式サイト:Top edu(トップエデュ)
この個別指導塾は完全1対1のマンツーマンでおすすめですが、教室がまだ少ないのが難点です。
現在(2019年10月)の時点では練馬校・浦和校の2つしかありませんが、難関校を目指す中学生には間違いなくおすすめです。
もしお近くにお住まいでしたら、ぜひチェックなさっておかれてください。
1対2までの個別指導「東京個別指導学院(関西個別指導学院)」
完全1対1のマンツーマンから最大でも1対2までのスタイルで運営されており、リクルートが運営していることで安心安全ともいえる個別指導塾です。
この東京個別指導学院には2つの名称がありますが東京と関西で異なり、どちらも同じグループの個別指導塾ですので安心してください。
指導内容なども昔から評判がよく、私も詳しくチェックをしましたが至って健全で効果的。
大手の学習塾だけに「本当のオーダーメイド」で対応してくれるので、同じ時間をより濃い学習として使えるおすすめの個別指導塾です。
学習塾(個別指導)で 1対1~2を選ぶと効果的な3つの理由まとめ
学習塾(個別指導)で1対1~1対2がおすすめな3つの理由
- 同じ学習時間の中でより多く講師に質問ができる
- 勉強スタイルをより子供に沿った内容で習うことができる
- 講師の受け持つ人数が少ないのでより深い答えが返ってくる
講師側から見た1対1~1対2以上のデメリット
- 1対2以上のスタイルになると思った以上に講師が忙しい。
- 生徒によって取り組んでいる箇所が違うため頭が混乱する。
- 時間が経ってくると答えを出すのに時間がかかる。
1対1~1対2のスタイルでおすすめの学習塾(個別指導)
このことから、個別指導塾はなるべく「少人数制のほうがメリットが大きい」といえます。
ただ1点だけデメリットは費用が高めになるということ。
もし個別指導塾で費用が高いと思われたら、自宅でマンツーマン学習のできる「通信教育」がおすすめです。
ぜひ中学生の学習塾(個別指導)をお選びになるときの、1つの指標としてお考えになってみてください。
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