こんにちは田中家です。
今回は「中学1年におすすめの数学問題(解説付き)が知りたい」という疑問に答えます。
とくに中学1年生という時期は非常に重要で、このタイミングで勉強に失敗するとその後に大きく影響を及ぼします。
そこで私たちの経験を活かして、中学1年の解説付き数学問題におすすめの教材をピックアップ。
かなり高い学習効果が期待できるうえに、よくわかる解説によって今後によい影響を得られると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
中学1年におすすめ数学問題(解説付き)教材ベスト7選
中学1年におすすめの解説付き数学問題といっても、私は2つのスタイルがあると思っています。
- 文字解説付きの数学問題
- 動画解説付きの数学問題
いずれも勉強のしやすさなどは個人差があると思うので、好きなほうを選んで数学の履修をされるといいかと。
いずれのスタイルにおいて、もっとも最適と感じている数学問題教材を選びました。
数学問題(文字解説付き)おすすめ教材
はじめに紹介するスタイルが「文字解説」による数学問題集になります。
クラシックなスタイルで取り組みやすさをはじめ、自然体で学べることで人気のある数学問題集スタイルです。
文字解説による数学問題について、私がおすすめの4教材を紹介します。
文字解説付きおすすめ数学問題①教科書ワーク
解説の詳しさ | 数学レベル | 標準 | |
わかりやすさ | 情報量 | 240P |
中学1年の数学を、教科書の出版社ごとに編集してある問題集です。
自分の使っている教科書出版社にぴったりが選べる「教科書準拠」のため、学校と同じペースで数学を学べるのが大きな特徴。
基本的に教科書で履修する範囲がすべて網羅されており、落ちのない数学履修を行うことができます。
全体的な感想としてはオールカラーで見やすいこと、また適度にスペースが設けられているためゴチャゴチャ感がなくストレスフリーで取り組めることなどがメリット。
また定期テスト対策も用意されており、教科書準拠と相まって最適なテスト対策ができるようになっています。
数学の解説内容としては、至ってシンプルイズベストという感じ。
あまり細かな解説ではありませんが要点はしっかりと抑えられており、考えようによっては時間短縮にもつながりやすいといった解説内容。
当たり障りのない数学問題(解説付き)ということで、万人におすすめといえる教材と私は思います。
文字解説付きおすすめ数学問題②中1数学が面白いほどわかる本
解説の詳しさ | 数学レベル | 標準 | |
わかりやすさ | 情報量 | 232P |
中学生の数学において、とにかく「わかりやすい」のが最大の特徴といえる問題集です。
この教材の数学解説は極めて分かりやすい工夫がたくさんで、細かく順を追って解説されることで理解しやすいのがまず1点目の特徴。さらにイラストを使った問答形式の疑問解消方法がとられているため、中学生にも腑に落ちやすい解説というのが2点目のメリットになります。
ちょうど複雑に感じる部分でイラストによる疑問の投げかけが行われており、完全な文字ばかりの問題集ではないのでスムーズに理解できるかと。解説内容としても詳しく丁寧に掲載されており、この問題集で理解できないということはまずないと私は感じます。
また表や図を用いた解説というのも多く取り入れられているため、分野・単元によっては文字よりも効率に優れる履修が可能。
総合的に「わかりやすさ」「伝える意思」が強く伝わってくる問題集で、これまで諦めていた数学範囲においても苦手解消へつなげやすいのではないでしょうか。
ビジュアル面においてもイラストが多く見やすいため、楽しさによる継続性という意味でも効率に優れる問題集です。
文字解説付きおすすめ数学問題③中学1年 数学 ハイクラステスト
解説の詳しさ | 数学レベル | 標準~難問 | |
わかりやすさ | 情報量 | 164P |
難関私立高校の難問対策などを行いたい場合におすすめの数学問題集で、かなりハイレベル問題が揃っているのが特徴です。
実際に中身を見てみるとトップレベルの難問ぞろいで、難関私立高校の難問対策にかなり十分といえる内容。
また解説についても詳しく書かれており、そこまで多くの解説が行われていませんが、しっかりと要点を掴んだわかりやすくシンプルな解説となっているのが1つのメリットです。
全体的にページ数はそこまで多くないため情報量として豊富とは言えませんが、ここまでハイレベル問題が揃った数学問題集というのもなかなか珍しいため無下にできない教材の1つ。
とくに目立ったイラストなども使われていないため真面目一筋といったイメージの数学問題集ですが、子供の性格によってはイラストのなさというのが逆に安定感・勉強しやすさを感じるかもしれません。
A(標準問題)B(応用問題)C(難問)と分かれており、学校のテスト対策についてはAB、難関私立高校の難問対策にはCといった使い分けができるため、より効果的な数学履修ができるかと。
基本的にテスト形式で問題が並んでおり、問題集とテスト対策が1つになったような数学教材です。
文字解説付きおすすめ数学問題④中学ポピー
解説の詳しさ | 数学レベル | 標準~難問 | |
わかりやすさ | 情報量 | かなり多い |
定期的に数学をはじめ5教科すべて履修させたい場合は、この中学ポピーがおすすめです。
市販教材レベルの問題はかなりカバーしているのが特徴で、しかも本教材と別冊教材によって数学をしっかりと深く履修できるのがメリット。
本教材は教科書準拠となっているため学校とのペースがぴったりで、1日の学習範囲も基本的に「見開き2ページ」というわかりやすさで、家庭学習内容に迷うことがまずありません。
数学においても標準問題から応用問題まで広くカバーされており、別冊教材による定期テスト対策は一致率も高くかなり便利。
このポピーだけで公立高校全般にむけた受験対策が可能で、難関私立高校の難問も多少は対策可能。
数学の解説においてはキメ細かな工夫が多く、かなり理解しやすくわかり良い解説かなと。学習のポイントやコツなどを挟みながら詳しく解説されているので、しっかりと最終理解まで到達しやすいといった通信教育になります。
とくに中学2年生になると高校受験対策という問題も掲載されたり、別冊でボリュームある受験対策なども送られてくるためかなり効果的な家庭学習を実現できます。
しかも中学1年から数学だけではなく、5教科すべて履修できるのが最大のメリット。
家庭学習に必須となるコンテンツがすべて揃っているため情報量もかなり豊富で、家庭学習を定期的に充実させたい場合は極めておすすめといえる通信教育になるかと思います。
ただし契約時からおスタートとなるためそれ以前の復習はできない、というのがややデメリットかもしれません。
したがって中学ポピーを始めるのならば、できれば新学期からスタートするのがいいと思います。
☑ 中学ポピー「1ヶ月お試し体験」ができます。
数学問題(動画解説付き)おすすめ教材
動画解説付きの数学問題で、メリットになるのが「情報量の多さ」です。
インターネット特性を活かしたボリュームある情報によって、より細かく網羅性の高い数学問題へとり組むことができます。
またデジタル教材を利用するため、数学をはじめ5教科すべてを学べるのも大きな特徴かと。
これまでに探ってきたデジタル教材から、とくに優秀な3教材を紹介します。
動画解説付きおすすめ数学問題①デキタス
解説の詳しさ | 数学レベル | 標準 | |
わかりやすさ | 情報量 | 標準 |
城南コベッツグループが運営するデジタル教材で、アニメーション映像授業でわかりやすい解説が特徴です。
全体的にみると数学をはじめ、5教科の基礎学習に適しているといった内容。深く入り込んだ応用問題などまでは履修できませんが、その分だけ基礎範囲をわかりやすく解説されているデジタル教材といった印象を私は受けました。
したがって公立高校全般とまでは言いませんが、基本的な数学履修としてはおすすめの教材。
映像授業の解説についても簡潔でわかりやすいですが、コベッツグループの講師陣がキャラクターの声役をしているので、ときには聞き取りにくい場面があるのは正直なところです。
とはいえ映像授業はすべて5分程度に収まっているため、要点をサクッと掴むにはシンプルでいいかと。
中学1年で数学を理解できない場合は、小学生範囲を理解できていないのが原因かもしれません。こうした場合でも「さかのぼり機能」と使うことによって、学年枠関係なくどこまでに単元をさかのぼれるため原因追及しやすいのが特徴になります。
サクサクと数学をはじめ5教科の要点を掴む、という場合にはおすすめの教材になります。
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レビュー:城南コベッツの通信教育デキタスがめっちゃクオリティ高い!
動画解説付きおすすめ数学問題②スタディサプリ
解説の詳しさ | 数学レベル | 標準~難問 | |
わかりやすさ | 情報量 | かなり多い |
中学1年から数学をしっかりと深く学ばせたい、という場合におすすめの教材です。
とくにスタディサプリは映像授業が大きな特徴で、全国から集まった有数の神授業講師の解説によって、かなり理解しやすい授業となっているのが大きな特徴。
実際に映像授業を見ると分かると思いますが、学校の授業と比較すると雲泥の差を感じるのではないでしょうか。
5教科すべてを学べる優位性の高い通信教育ですが、とくに数学の複雑な部分における解説はピカイチ。
これまで複雑で理解できないと思っていた数学分野でもスタディサプリの授業解説を聞くとスムーズに理解できたりと、想像以上に高い学習効果の期待できる授業解説かなと。
複雑な部分では角度を変えながら解説してくれたりと、だれでも理解へつなげやすい解説となっているのが大きなメリットかなと思います。
また解説が優秀なだけではなく、映像授業の数だけよういされた演習問題もかなり効果的。
わかりやすい授業解説で理解できれば、つぎは豊富な演習問題で履修できるため、数学をとくに身につけやすいデジタル教材ではないかと私は感じています。
中学1年の数学(解説付き)教材として、かなりおすすめといえる通信教育です。
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レビュー:スタディサプリは新中学生に効果ある?実体験から7つの項目で徹底検証!
動画解説付きおすすめ数学問題③すらら
解説の詳しさ | 数学レベル | 標準~難問 | |
わかりやすさ | 情報量 | かなり多い |
アニメーション映像授業が搭載された、文部科学大臣賞の受賞歴もある通信教育です。
さすがに文部科学大臣賞を受賞しているだけあって、内容的にはかなり満足度が高いかと。とくに映像授業のクオリティは極めて高く、スモールステップで進むため誰でも数学を理解できてしまうだろうという授業解説が大きな特徴です。
映像授業では1つの単元をさらに細分化して、複数のチャプターで構成されているという独特のスタイル。
多い場合は10以上のチャプターから構成されている単元もあり、どの授業においてもかなり細かく解説が行われ、さらに確認問題が交互に出されるため頭に残りやすい映像授業となっています。
アニメーション映像授業の講師役に付いてもプロ声優が担当していることで、かなり聞き取りやすいのが特徴。
詳しく解説してくれるだけではなくモチベーションアップにつながる言葉掛けなども行われるため、個別指導塾のような雰囲気で家庭学習を進めることができる通信教育であると私は感じます。
もちろん数学を理解できれば、ドリル・テスト機能によって定着を図ることも可能。
ミスをした場合はAIシステムによる「つまずき診断システム」でミスの原因単元が瞬時に表示されたりと、全体的に至れり尽くせるといったイメージの通信教育かなと。
中学1年の数学をはじめ、5教科全般、さらに英検対策もできる超おすすめのデジタル教材になります。
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中学1年におすすめ数学問題(解説付き)教材の比較一覧
ここまでに紹介した7つの数学教材(解説付き)を、比較一覧表で示します。
それぞれ教材名をクリックすると、先ほど解説したそれぞれの教材解説項目へジャンプします。
教材名 | 解説の詳しさ | 解説の詳しさ | 解説の詳しさ | 情報量 | |
文字解説 | 教科書ワーク | 標準 | 240P | ||
中1数学が面白いほどわかる本 | 標準 | 232P | |||
ハイクラステスト | 標準~難問 | 164P | |||
中学ポピー | 標準~難問 | かなり多い | |||
動画解説 | デキタス | 標準 | 標準 | ||
スタディサプリ | 標準~難問 | かなり多い | |||
すらら | 標準~難問 | かなり多い |
中学1年生むけ「解説付き数学問題」の選び方
私の経験からすると、つぎの3点がとくに重要なポイントに思います。
- 本質までわかりやすい解説が搭載されている
- 数学における情報量(問題・解説)が豊富である
- 全分野・単元をしっかり網羅している
3つのポイントがすべて揃うことで、失敗確立をグンッと下げることができるかと。
というよりも非常に優れた数学問題になると思うので、ぜひ実践してみられることをおすすめします。
さらにこの3点について、詳しく解説します。
ポイント①本質までわかりやすい解説が搭載されている
中学1年生というのは非常に重要な時期で、ここで崩れてしまうと今後に大きな影響を及ぼします。
そこで大切となるポイントが「わかりやすい解説」が数学問題には備わっていることで、この部分を見落としてしまうと教材選びにおいては極めて失敗確立が高まるかと。
文章・動画などいずれの解説スタイルにおいても、とにかく「わかりやすさ」は最大のポイントです。
わかりやすい解説というのは、その解説を見れば疑問をすべて解消できる内容のもの。その解説を利用しても疑問が残ったままという場合は、あまり最適といえる解説ではないと私は強く感じます。
とくに中学生の数学における解説というのは、理屈だけではなく「感覚」からも理解しやすいことが重要。
図形分野などが代表的な例ですが、分野によっては文章よりもイラスト・表・グラフといった理解しやすい工夫があったり、ときには多角的にさまざまな方向から解説されている教材がおすすめといえます。
私が「本質でわかりやすい解説」というのは、まさにそうした部分。
実際に数学問題の教材を比較してみるとよくわかりますが、同じ分野・単元の解説であっても「片方は最終結論まで到達できない」「もう片方はスムーズに理解できる」というように雲泥の違いがあるため要チェックポイントになります。
また優れた解説というのは、しっかりと「逆算」に基づいて順序良く説明されているもの。
ぜひ実際にご自分の目で、この「わかりやすい解説」について探ってみてください。
ポイント②数学における情報量(問題・解説)が豊富である
中学生の数学問題において、これも極めて重要といえるのが「豊富な情報量」になります。
とくに文章によって解説される紙教材などは要チェックポイントで、限られた誌面においていかに多くの情報を掲載してあるかが大切。しかも余白などでページ数が増えるのではなく、しっかりと数学へ対する情報量で埋まっていることが大切です。
この情報量というのは「問題」「解説」を指すもので、いずれも多くの情報によって構成されていることがポイント。
実際に紙教材を比較してみるとよくわかりますが同じページ数でも、空白の多い数学問題集、しっかりと情報が詰まった数学問題集では、それこそ天と地ほどの差が生じることもあるものです。
個人的な意見として空白の多い数学問題集のほうが、より見やすくて勉強がスムーズにできるといった意見もあるかと思います。
その場合は意見を尊重しても問題ありませんが、その代わり情報量の少なさについては反比例するため、この点は注意をしておくことがおすすめかと私は思います。
またインターネット特性を活かしたデジタル教材などは、情報量の上限がないためボリュームある内容になりやすいのが特徴。もし迷ったときは数学を学べるデジタル教材を選ぶ、というのも良い選択になるかと思います。
ポイント③全分野・単元をしっかり網羅している
とくに紙教材に多い問題として、この「網羅性の低さ」が挙げられます。
紙教材は先ほどのように情報量に限りがあるため網羅性低下につながる場合が多く、ときには1冊では済まず2~3冊と購入する必要があるという状況も考えられます。
先ほどのように情報量がしっかりと多く詰まった紙教材であれば、最低限の購入で済むこともしばしば。
したがって紙教材による数学問題を選ぶ場合は、わかりやすい解説があることはもちろん、この「網羅性」についてもしっかりとチェックしてみることがおすすめです。
この点においてもデジタル教材の場合は優位性が高く、基本的に数学をはじめ5教科すべてを履修できる場合がほとんど。
中学1年生からしっかりと数学を履修させたいのであれば、この網羅性についても徹底的にチェックして選ぶことも大きなポイントになります。
優秀な数学問題集の場合は、この網羅性についても徹底しているもの。
1つの単元をより深く掘り下げて復習講座によって構成されていたりと、かなり網羅性を高めた構成となっている教材というのも実際にあります。
中学1年生で履修する分野・単元がすべて網羅されているだけではなく、さらに単元が深く掘り下げられているなど、より細かな網羅性という部分について徹底して探ってみるのがポイントになると私は感じます。
まとめ
今回は「中学1年におすすめの数学問題(解説付き)が知りたい」という疑問に対して、
といった形で、これまでの経験を活かしながら答えてきました。
中学1年の数学問題において、とくに重要となるのが「わかりやすい解説付き」という大黒柱にあたる部分。
この部分か崩れてしまうと理解へつながらないどころか、積み上げ学習といわれる数学だけあって、今後の成績にも大きく影響を及ぼすことからも最重要チェックポイントになります。
まずは解説がわかりやすく、よく理解できる内容・構成であること。
まずはこの最重要部分をしっかりと抑えて、さらにほかの重要ポイントについても探って教材を選ぶことをおすすめします。
中学1年の数学というのは、本当に身に染みて重要な時期と感じています。
ここで数学が崩れてしまわないよう、しっかりと時間をかけてでも優良な数学教材を選ばれることをおすすめします。