こんにちは田中家です。
今回は「新中学生の受験対策におすすめの通信教育が知りたい」という疑問に答えます。
はじめに言っておきますが中学生へ進級してからは、まさにあっという間の3年間がスタートします。
気が付いたら高校受験本番が近い!となるので、少しでも早めの受験対策が重要。
そこで子供2人を高校進学させた経験をもとに、新中学生におすすめの「志望校に沿った通信教育」について詳しく解説します。
志望校(偏差値)に合わせた通信教育を選ぶことで、かなり合格へ近づけると思います。
新中学生におすすめ志望高校に適した通信教育の選び方
新中学生における通信教育の選び方として、もっとも重要となるのが「志望校との一致性」です。
したがって、つぎの2点から通信教育の選び方について解説します。
- 公立高校受験におすすめの通信教育
- 難関私立高校受験におすすめの通信教育
より志望校との一致性を高めるには、通信教育のスタイル(特性)をしっかり把握しておくことがポイント。
そのあたりも含めて、各志望校へおすすめといえる通信教育をお考えになってみてください。
公立高校受験におすすめの通信教育
新中学生で「公立高校受験」を考えている場合におすすめなのが次の通信教育スタイル。
- 紙教材スタイル
- デジタル教材スタイル
これらの教材スタイルにおける特性として「基礎範囲における理解のしやすさ」があり、新中学生に極めておすすめと言える通信教育になります。
なぜなら紙・デジタル教材というのは、教科書準拠を得意とするため。
公立高校受験で出題される教科書範囲にしっかり対応している通信教育スタイルで、とくに紙教材などは新中学生からスタートすることで不足部分のない家庭学習にとり組むことができます。
さらに2つの通信教育スタイルについて、詳しく解説します。
公立高校受験におすすめ「紙教材スタイル」
通信教育全般において、もっとも基本形ともいえるのがこの「紙教材」スタイルになります。
とくに通信教育スタイルのなかでも教科書準拠を得意とする特性を持っており、学校とぴったり同じスピードで家庭学習にとり組むことが可能。
また中学生の基礎学習はすべて履修できるため、公立高校受験への対策としても申し分のない通信教育です。
デメリットを挙げておくと、情報量が少なめ、子供自身の理解力が必要、先取り学習ができないなど。
さらに新中学生(新たに始まる4月)からスタートしないと学習範囲が一部欠けてしまうので、できれば新中学生となった4月から始めることをお勧めします。
私たちも実際に紙教材を利用しましたが、正直な感想をいえば「基礎範囲はかなり確実性の高い履修ができる」ということ。
とくに教科書準拠に強いことで学校との履修速度が変わらず、学んできた学習内容が頭に残っているうちに家庭学習で復習できるため身につきやすいなどのメリットがあります。
また私たちが選んだ通信教育ポピーという紙教材などは、本教材のほかに備わる別冊教材がかなり優秀。
とくに定期テスト対策などは教科書準拠もあって内容一致率が高く、まったく同じ問題ではないですが出題傾向など高確率で一致するため、テストでの得点アップに貢献したコンテンツです。
もし紙教材をお勧めするのであれば、毎日の家庭学習範囲がわからない場合、教科書に沿って確実に理解させていきたい場合など。
したがって公立高校受験にむけた対策としては極めて有効な通信教育スタイルで、出題内容から考えても公立高校であれば全偏差値へ対応できるというのも紙教材の大きな特徴になると思います。
またパソコン・タブレット端末の操作が苦手、画面を見るのが苦痛に感じる、などの場合にも紙教材はおすすめ。
難関私立高校へ向けた対策(特殊応用問題)などはできないので、あくまでも教科書範囲内におすすめの履修方法として考えてみる価値はあるかと思います。
✅ もし紙教材をお考えであれば、私たちのおすすめをこちらにまとめています。
公立高校受験におすすめ「デジタル教材スタイル」
紙教材の進化系がこの「デジタル教材」スタイルで、かなり膨大な情報量でわかりやすい家庭学習ができます。
新中学生においておすすめといえる通信教育スタイルですが、インターネット特性からどんな学年からスタートしても学習効果は大きく変わりません。
より具体的にいえば、過去の復習をしやすいのがデジタル教材の特徴でもあるため。
とはいえ新中学生が始まると同時にデジタル教材をスタートすることで、学校の授業内容が頭に残っているうちに、自宅でデジタル教材に搭載される映像授業を見ることでより理解へつなげやすくなるため早い段階からの受講がおすすめです。
デジタル教材の大きなメリットとなるのが、いつでも自由に視聴できる「映像授業」の搭載。
紙学習では子供自身の理解力などが必要となりますが、デジタル教材においては映像授業でまとまった情報を解説してくれるので、子供が間違った理解をすることなく効率の良い家庭学習が可能です。
またデジタル教材の特徴としてAIシステムもあり、わりと学習サポートをしてくれる便利な機能。
たとえばドリル機能を使っているとき間違った問題に対して、AIシステムによる診断が行われ、苦手の根本原因となっている単元を表示してくれたりするもの。
したがって自分でつまずき部分を探すには膨大な時間が必要ですが、瞬時に表示してくれるのでかなり時間短縮につながったりします。
ただし膨大な情報量で学べるといっても難関私立高校への対策までは難しく、せいぜい教科書範囲をくまなく学べるという内容。したがって教科書範囲から出題される公立高校受験におすすめの通信教育スタイルになります。
✅ こちらで「おすすめデジタル教材」をまとめています。
難関私立高校受験におすすめの通信教育
新中学生において難関私立高校の受験を考えていれば、おすすめの通信教育が「オンライン指導」になります。
オンライン指導スタイルのメリットは、おもに素早い疑問解消、ピンポイント指導によって難関私立高校への対応力を養えること。
ほかにも特性などから得られるメリットもあるので、さらに詳しく解説します。
難関私立高校におすすめ「オンライン指導スタイル」
このオンライン指導スタイルという通信教育は、もっとも「融通が利く」というのが大きな特徴です。
オンラインによるマンツーマン指導のため対面式で自由に質問ができ、いわゆる訪問型の家庭教師と同じように利用できるのが最大のメリット。
したがってピンポイントな疑問解消方法として、通信教育のなかでも優位性の高いスタイルといえます。
難関私立高校へおすすめといえる理由にはほかにも「経験値のある講師陣」「教科書範囲外への対応力がある」など。先ほど解説した紙教材・デジタル教材は基礎学習に強いスタイルですが、教科書範囲が今では学べないため難関私立高校への受験にはオンライン指導に分があると私は感じます。
いってみれば訪問型の家庭教師がそのままオンラインになった進化版なので、自由に質問が可能。
さらにオンライン特性を活かして全国の優秀な講師によって学びを得やすく、これまでに難関私立高校へ合格してきた経験を持っている講師の多数在籍。
通信教育全般においてこのオンライン指導だけは、講師の経験から出題傾向などの情報も得やすく、公立高校受験においても効果的ですが、とくに難関私立高校への受験に向けてかなり高い学習効果・経験談を得られること間違いなしです。
私の感想としては、教科書範囲外を学べる通信教育はこのオンライン指導スタイルのみかと。
学習塾レベルの履修ができるのはもちろん、もしかすると学習塾のように固定的なスタイルではないため、このオンライン指導のほうが高い学習効果を得やすいのかもしれません。
新中学生で難関私立高校の受験を考えていれば、まず選ぶべき通信教育であると私は思います。
新中学生の志望高校に適した通信教育一覧
新中学生の志望校に沿った通信教育スタイルを、一覧表でまとめました。
各通信教育スタイルをクリックすることで、先ほどの詳しい解説項目へ後戻りします。
通信教育スタイル | 目指せる志望校 | おもな特徴 |
紙教材 | 公立高校 | 新中学生への進級時から利用することで高い学習効果が期待できる。教材さえ選べば「別冊による定期テスト対策」など確実性の高い家庭学習が可能。 |
デジタル教材 | 新中学生に限らず中途利用でも過去復習がしやすい。インターネット特性を活かした膨大な情報量・紙学習ではムリな映像授業などで確実性の高い勉強ができる。 | |
オンライン指導 | 難関私立高校 | 教科書範囲以外をしっかり学べるため難関校に向けた疑問解消が最もしやすい。マンツーマンでピンポイント指導により難関校対策としては極めて効果的。 |
新中学生に通信教育を選ぶときのポイント
私たちが子供2人を高校進学させた経験からすると、通信教育選びは次のポイントが超重要です。
- 志望校に沿った内容であること
- わかりやすい解説であること
- 定着につながる要素があること
1つでも欠けてしまうと学習効果がガクッと半減するので、いずれのポイントも満たしていることが重要。
さらにこれら通信教育選びのポイントについて、詳しく解説します。
志望校に沿った内容であること
新中学生の通信教育選びにおいて、もっとも重要といえるポイントがこの「志望校との一致性」です。
高校受験で狙う志望校によって偏差値が異なり、中学生で学ぶ学習内容も大きく違ってくるため。したがって十分に志望校に対応できる通信教育を選ぶ、という思考がまずもって大切です。
新中学生へ進級して、そのあと高校入試までの3年間において必要な学習ができること。
たとえば公立高校受験を考えていれば「教科書範囲内を徹底学習」できる通信教育、難関私立高校受験であれば教科書範囲外の特殊問題に対応できる通信教育など。それぞれ志望校の偏差値をはじめ高校入試の出題傾向に沿って通信教育を考えることが選び方の最重要ポイントです。
基本的に通信教育というのは、スタイルによって学べる範囲が決まっています。
- 紙教材‥デジタル教材‥教科書範囲内のみを徹底学習できる。
- オンライン指導‥教科書範囲外まで履修できる。
まずは通信教育のスタイルによる特性をしっかりと把握して、志望校との一致性を高めることがポイント。
この部分がずれてしまうと新中学生へ進級してからの3年間は、ずっと正しい家庭学習にとり組めないといった恐れもあるため十分に注意が必要です。
新中学生へ通信教育を考えるとき、まずもってこの「志望校との一致性」に着目してみてください。
わかりやすい解説であること
新中学生へ進級してから高校受験まで、結果を大きく左右するのが「解説内容」になります。
そもそも通信教育の利用を考えるということは、学校授業だけでは足りない、または徹底した理解が難しいと考えるため。
したがって通信教育選びにおいては、この解説についてもしっかりと考慮することが重要です。
いずれの通信教育スタイルにおいても共通する概念で、紙教材であれば充実した解説、デジタル教材であれば理解しやすい映像授業、オンライン指導であれば講師の指導力などのチェックが必須。
また理解しやすい解説について具体的にいえば、最終的な理解まで到達できることになります。
よく通信教育は完全ある理解へつながらないという声も耳にしますが、この大きな原因となっているのが解説不足であること。とくに問題と答えを中心として解説はあくまで補助的といった通信教育を選ぶと、こうした失敗につながりやすいため十分に注意が必要です。
わかりやすい解説は、その単元についてすべて解説されていることがポイント。
解説される内容をしっかりとチェックして、解説の途中部分が飛んでいないか(説明不足)、正しい順番で理解しやすく解説されているか、など頭が混乱することなく理路整然と説明されていることが大切です。
しっかりと理解しやすい解説のある通信教育を選ぶことは、新中学生へ進級してからの成績アップに直結するため超重要ポイント。
したがって新中学生へ通信教育を考えるときは、この「解説」について徹底確認することが選び方のポイントになります。
定着につながる要素があること
通信教育の選び方において、わかりやすい解説とともに重要となるのが「定着要素」です。
この定着要素というのは豊富な問題数が備わっていることで、いわゆる数稽古によってその分野・単元をしっかりと理解、および身につけることが期待できるという通信教育。
いくら理解しやすい解説があっても、この定着要素が乏しければ新中学生へおすすめの通信教育とはいえません。
また定着へつながる要素というのは豊富な問題数だけではなく、さらに充実したサポートという部分も重要なコンテンツ。いよいよ理解に苦しむようであれば相談できるサポート体制、添削指導、AIシステムによる補助などがしっかりと充実していることも通信教育のチェックポイントになります。
こうした定着要素というのは、いずれの通信教育スタイルにおいても共通するコンテンツ。
とくに新中学生から新たに通信教育を考えるときは、その後の理解&定着において大きく影響する部分になるため慎重にチェックすることが失敗しない選び方になります。
新中学生の通信教育選びでは、この「定着」についても要チェックです。
まとめ
今回は「新中学生の受験対策におすすめの通信教育が知りたい」という疑問にたいして、新中学生におすすめ志望高校に適した通信教育の選び方、および補助情報として新中学生に通信教育を選ぶときのポイントという形で答えてきました。
とくに新中学生における通信教育選びというのは、その後の3年間を左右するため慎重に選ばなければいけません。
もし不足であれば通信教育を変更すればいいと思うかもしれませんが、私からすれば過去の学習期間が極めてもったいないかと。
中学3年間は時間経過がかなり速いので、高校受験にむけて少しでも時間ロスをなくすためにも当初から徹底して優良な通信教育を選んでおくことが重要であると思います。
したがって新中学生へ進級したら、当初から優秀な通信教育を選んでおくことがポイント。
私たちも実際に体験などをしながら通信教育を探ってきた経験があるため、ぜひ今回の内容を参考のうえ「本当の意味でおすすめの通信教育」を間違いなく選んでみてください。