通信教育デキタスは、発達障害の中学生が自宅学習に使うのはどうなの?
という疑問を持ったことから、デキタスをレビューしていこうと思います。
私もNPO法人に関わっていることで‥
- 発達障害などの中学生には、いったいどんな勉強方法がいいのか?
- 塾に通うのが困難、できれば自宅で勉強をすることができないか?
などについて、本当に助かるものは何なのかを探してきました。
その結果いちばん取り組みやすくて勉強になるのが、ネット塾などの通信教育です。
そこでいろいろと通信教育などを調べてきましたが、今回は「デキタス」についてです。
このデキタスは、城南コベッツが運営していることもあってかなり人気のあるネット塾です。
しかし発達障害の中学生には、いったいこの教材はいいものなのでしょうか?
そんなデキタスについて、発達障害などの子供を持つ家庭の視点で考えてみたいと思います。
そんな家庭のみなさんへ、微力ながらお力になれることができれば幸いです。
この記事の概要
デキタスを発達障害の中学生がやるとどうなるかをレビュー
まずはじめにお伝えしておくことがあります。
発達障害の中学生には、かならず「楽しさ」のある教材じゃないとダメだってことです。
というのも‥
発達障害があると「興味」を持ってくれないと、勉強もなにも始まらないからです。
私はそういう子供たちに関わってきて、これはぜったいに必要なことだと確信しています。
これは障害を持つ子供のお父さんやお母さんなら、きっと分かってもらえるはずです。
まず「楽しさ」があることで「興味」をそそる内容か?
ということを大前提にしながらデキタスを探っていこうと思います。
デキタスの授業は発達障害の中学生にはどうなの?
まずデキタスには映像授業が入っています。
小学生~中学生で習うすべての単元が授業になっていますが、「楽しさ」があるものでしょうか?
実際にデキタスの授業風景を、動画でご覧になってみてください。
授業の様子をご覧になってみていかがでしょうか?
まずはじめに、どんな印象をお持ちになりましたか‥?
・・・・・
・・・
私は授業のスピードが速くなくて、ゆっくりと進んでいくように思いました。
これを発達障害の子供で考えてみると「ちょうどいいのではないか?」と思います。
たぶん健常児からすると少し遅いと感じるはずなんですね。
私もいろいろと授業をやってみましたが、どれもこのようなスピードで統一されています。
これはデキタスにログインしてやってみたときの一場面です。
この授業のスピード感は、たぶん城南コベッツがベストと考える速さなんだと思います。
城南コベッツも株式上場するほどの塾なので、これまでの経験からこうなったんでしょうね。
私はほかのネット塾もいろいろ見てきましたが、このスピード感はデキタスならではです。
でもこのデキタスは人気があると聞いていますが、それは健常児に対してかな?と思います。
もしかすると発達障害や学習障害といった中学生に、より人気があるのかもしれません。
この授業のスピード感を見る限りでは、私はそんなふうに思います。
いちばん大切な「楽しさ」についてですが‥
みなさんは発達障害の子供が、この授業を見て興味を示すと思われましたか?
・・・・・
・・・
私の感想は、「決して悪くはない」というのが率直に思えたことです。
いちばんいいと思ったのが、キャラクターが説明だけじゃなくていろいろと動きますよね?
私はこのキャラクターの動きというのが、発達障害の子供にはいいんじゃないかと思いました。
キャラクターが動いて説明すると‥
ただ話しかける説明よりも、感覚として理解しやすくなるんですよね。
みなさんはそう思われませんでしたか?
とくに発達障害の子供は、何にしても感覚でわかることのほうが多いはずです。
私は発達障害の子供には、なかなかおすすめできる授業じゃないかと思います。
デキタスの特長と発達障害の自宅学習を考えてみる
デキタスをやってみると、いくつかの特長が見えてきます。
その中でも私が大きなポイントと思うものが2つあります。
「テスト作成機能」「さかのぼり学習」です。
なんでこの2つが目に止まったかというと‥
自宅学習と考えたときに役立つ機能じゃないか?と思ったからです。
「テスト作成機能」というのは‥
自分でテスト問題を自由に選ぶことができる、というものです。
これは学校のテスト前などに、同じ範囲のテストができるという機能です。
健常児ならそうやって本来の使い方をするのでしょうが‥
発達障害の中学生は、このテスト作成を使って「苦手」なところを選ぶといいのでは?
というふうに思ったからです。
もうひとつのポイント「さかのぼり学習」は‥
基本の勉強をしていて、もしわからなければ「さかのぼり学習」ボタンを押します。
するとそこに行き着くまでの、関連した単元が一覧でズラッと出てくるという機能です。
私はこの機能は、発達障害の子供にかなり役立つものだと思います。
というのも‥
学校の先生でも、どこでつまずいているかを判断するのは難しいからです。
これは小学生・中学生関係なく、どこまでもさかのぼって教えてくれます。
それも習ってきた順番にです。
さすがにこの機能は、自宅学習をするときにかなり役立つと思いました。
この機能があることで、私の中のデキタスの評価は一気に高くなりました。
デキタスのシステムと発達障害の相性について
ここまでのことから、このデキタスは発達障害の子供になかなかいいのでは?と思います。
映像授業では少しキャラクターの動きがぎこちないところもありますが、それを踏まえて考えてみても上出来ですね。
あとこのデキタスのシステムですが‥
こういった「ご褒美」というものが用意されています。
とくに勉強でいい点数をとったりすると、高いポイントがもらえたりするシステムです。
私は発達障害の子供には、こういう「楽しさ」は必要だと思います。
あまりこればかりに捉われるのもよくないのですが‥
子供が勉強でご褒美をもらうというのは、自信を持つことにつながってきます。
でもこのプレゼントをよく見ると、勉強につながるものが多いんですよね。
チャラチャラした景品ではなくて、私はよく考えてあって意味を持ったものだと思います。
デキタスは発達障害の自宅学習にどうなのか?私の感想は‥
このデキタスを見てきて、ポイントとなることをまとめます。
気になるところ
- 映像授業のキャラクターの動きに、少しぎこちない部分がある。
- スマホでもOKとなっているけど、せめてタブレットじゃないと文字が見にくいところがある。
おすすめできるところ
- 映像授業のゆっくりとしたスピード感は、ほかのネット塾では見かけない。
- 自由にテスト問題をつくることができるので、自宅で学校や塾のようなテストが受けれる。
- さかのぼり学習がかなり役立つもので、自宅学習との相性がバツグンにいい。
- ご褒美のシステムがあって、問題を解いてやろう!という気持ちになれる。
- 城南コベッツが考えただけあって、ほんとうの意味で勉強ができる教材になっている。
デキタスの料金(費用)を見てみる
このようなデキタスですが、費用がどれくらいかかるのか見ていきます。
入会金は¥10,000ですが、この記事を書いている今は¥0キャンペーン中になっています。
毎月の費用は、中学生で¥4,000+税金という設定です。
これ以外には、なにもかかってくる費用はありません。
私はここまで見てきたデキタスの内容からして、この費用は破格の安さだと思います。
発達障害の中学生への自宅学習として、内容も費用もおすすめできますね。
発達障害の中学生がデキタスを自宅学習に使うメリット
発達障害の中学生が、デキタスを自宅学習に使うメリットをまとめます。
①映像授業のスピードがゆっくりで、ほかのネット塾では見かけない
この映像授業のスピードは、さすが城南コベッツが考えた教材だなと感心できます。
ほかのネット塾ではここまで考えてないので、発達障害の中学生にもわかりやすいはずです。
②テスト問題を作成できることで、学習塾並みのまとめ勉強ができる
発達障害の中学生は、いろいろな理由で学習塾に通えないことがあります。
このテスト作成機能があるだけで、学習塾と同じレベルかそれ以上に便利なテストが作れます。
③さかのぼり学習があるので、つまずくことのない勉強が自宅でできる
自宅学習で辞めてしまう理由は、つまずいたまま勉強を嫌いになってしまうことです。
それを解消する方法は、これ以上のものはないと思います。
④城南コベッツはそもそも個別指導を専門にした学習塾
個別指導を専門としている学習塾で、それがデキタスに反映されていると思います。
ひとりで勉強を続けるために、ほんとうの意味で必要なコンテンツが揃っています。
私が厳しい目で見ても、デキタスは発達障害の中学生におすすめ。
「楽しさ」「勉強の本質」を兼ね備えた、良塾であることは間違いないです。
デキタスで楽しそうに勉強する子供の笑顔を見ませんか?
もっと詳しくデキタスのレビューを見る
ぜひ、こちらも参考にしてみてください。
https://gakusyujyuku.com/archives/22076