プログラミング初心者の中学生におすすめな勉強方法についてお話しします。
中学校でもプログラミング学習の必修化ということで、まったく初心者で何から勉強をさせればいいの?ということも多いかと思います。
- プログラミング初心者の中学生にはまず何から‥?
- 中学生でもできるプログラミング初心者向けの勉強方法は‥?
そんな疑問にお答えできる内容になるかと思います。
ぜひ中学生の学習塾選び方の一環として参考になさってみてください。
この記事の概要
プログラミング初心者の中学生におすすめな勉強方法
プログラミング初心者の中学生に勉強方法を解説します。
中学生くらいの年頃というのは大抵の本を難なく読みこなせるため、プログラミングを始めるのにとても最適な年齢です。
そこで初心者にとって最適なのは、やはりアメリカの大学MITで開発されたScratchです。
このプログラミング入門用プロジェクトは、初心者でもわかりやすいようにいろいろな配慮がなされています。
一般的なコマンド入力によるテキストベースのプログラミング言語ではなく、グラフィカルベースのプログラミング言語になっています。
そのため視覚的にわかりやすく、コンピュータの動作原理を直観的に理解すること可能です。
またPCだけでなく、iPadなどのタブレット端末で操作することができます。
オフライン・オンラインともに使用できます。
そして中学生におすすめのプログラミング勉強方法ですが、まずは書籍などを参考にしながら簡単なサンプルプログラムを組ませてみてください。
シンボルキャラクターとなるネコを歩かせたり、止まらせたりしてみましょう。
簡単と思っていたことが、それほど簡単なことでないとまず気づくと思います。
単に左右に移動させるだけでなく、コスチュームを変えたり壁にぶつかったら反転する、といった命令が必要になるからです。
壁にぶつかったらニャーと鳴くなど、音やBGMなどもつけてみると、どんどん楽しくなっていくと思います。
ある程度操作に慣れてきたら、次に何かゲームを作ってみてください。
いきなりゲーム作り?と思うかもしれませんが、プログラミングの醍醐味はやはりゲームです。
おもしろいゲームが作れれば、そのゲームで遊ぶことができるため一石二鳥なのです。
かんたんなゲームはたとえばスポーツゲームです。
サッカーのPK合戦でも作り、シュートする人とキーパーの動きをランダムに決めて、遊ぶ人が楽しめるように作ってください。
完成したら家族や友達にやらせて反応をうかがってみると良いです。
自分がおもしろいと想定した箇所と、他人がおもしろがってくれる箇所が一致するかどうか、観察してみてください。
そうしたことがフィードバックとなり、プログラミングスキルをより高めていってくれます。
最初のゲームを作ったら、アクション・RPG・格闘・シューティングなど、どんどん違うジャンルのゲームを作っていきましょう。
幅広くいろんなゲームを作れるようになったら、かなりプログラミングの達人になっているはずです。
そして、Scratchとプログラミング初心者の中学生を同時に卒業です。
初心者の中学生におすすめのプログラミング言語
プログラミング初心者の中学生に、おすすめの言語を紹介します。
初心者用言語として現在最も信頼・使用され、評判の高いものがアメリカの大学MITが開発したスクラッチ(Scratch)です。
これまでのバージョンは2.0でしたが2018年にバージョンが3.0に更新され、PCだけでなくタブレット端末でも使用できるようになりました。
また、AmazonやGoogle、レゴなどの企業協力もあって、音声合成や翻訳などの拡張機能も大幅に進化しました。
これによりロボットプログラミングなど、やれることの幅がとても広がりとてもおすすめのプログラミング言語になっています。
また、キャラクター造形が親しみやすく、またグラフィカルベースであるため、とっつきやすく理解しやすいのが特徴です。
オンライン、あるいはデスクトップにダウンロードして用います。
一方、マインクラフトは言うまでもないかもしれませんが、ここ数年で小中学生に大人気のゲームです。
家などの建築から、小物作り、いろいろな種類の仕掛けなど、あらゆる面において自分だけのオリジナルの世界を作ることができます。
欧米などでは、すでにマインクラフトは小学校の授業にも取り入れられています。
PC版のほかプレイステーションやニンテンドースイッチなど、いくつかのハードで使用することができます。
ここでは、プログラミングということで、PC版について解説します。
「Code.org」(コードオルグ)から提供されている「Minecraft Hour of Code」では、1時間ほどでプログラミングを学ぶことができます。
スクラッチ同様、グラフィカルベースのプログラミング言語になっています。
また、マインクラフトにはレッドストーン回路というものがあります。
これは、コンピュータで使われているAND回路やNOT回路などの論理演算回路が使えるというものです。
これらの回路を実地で学ぶことで電子工作の疑似体験ができ、コンピュータへの理解を深めることができます。
これだけ便利で楽しいプログラミング学習ツールがそろっている現代において、プログラミング初心者の中学生にとっては、最初からテキストベースでガチガチに学ぶという時代ではすでにないと考えられます。
スクラッチもマインクラフトも、共にユーザーが最大限楽しめるように設計されています。
作りながら遊び、楽しむことが何よりも学びになります。
初心者の女子中学生にわかりやすいプログラミング入門方法
プログラミング初心者の女子中学生のために、プログラミング入門方法を解説します。
まず中学生くらいの年頃というのは、プログラミングを始めるのにとても最適な年齢といえます。
プログラミングは一般に思われているよりもかんたんとはいえ、やはりある程度の基礎知識や常識、日本語能力が求められるからです。
特に難なく漢字が読めることや、数学的思考、概念の捉え方、簡単な英単語の知識などが要求されます。
とりわけ一般にプログラミング言語は英単語の命令文で構成されるため、初級クラスの英語力は必須といえます。
また数学的知識としては、四則演算や分数・小数、正負など代数のほか、一次関数・二次関数などの幾何の知識も必要です。
逆に言えば、プログラミングを始めることで、これらの数学的知識を高めることも可能になるのです。
次にどのようなものを教材にすればよいかですが、やはり入門用プログラミング言語として知られるScratchを勧めます。
Scratchはアメリカの大学MITで開発されたプロジェクトで、オンライン・オフライン共に無料で使えます。
現在のバージョンは、PCだけでなくタブレットでも使用できます。
グラフィカルな言語のため視覚的かつ直観的に理解しやすく、女子中学生にもとっつきやすいといえます。
またグラフィックライブラリも豊富にそろっていて、シンボルとなるネコのキャラクターが可愛いのも魅力です。
音声合成や翻訳など、拡張機能も盛りだくさんです。
レゴブロックなどと接続すれば、かんたんなロボットプログラミングも可能です。
女子中学生でも簡単にアクションやシューティング、パズルやレーシングなど、あらゆるゲームを作ることもできます。
最後に女子中学生向けのアドバイスですが、男子と違い、プログラミングをより実生活に生かしてみたいという願望があるのではないかと思います。
IoTのようにモノと接続したり生活を便利にしたり、彩りを豊かにするようなデバイスに興味があるかもしれません。
料理が好きな場合、レシピや献立などを検索したり考えたりするようなプログラミングも可能です。
だんだんと欲求が高まるにつれScratchを卒業し、より本格的なプログラミング言語に映るのは自然なことです。
自分だけのホームページを作成するために、Webプログラミングを覚えるのもよいです。
プログラミング言語だけでなく、その体験を通してインターネット社会への理解を深めることはとても意義深いことです。
より簡単に女子中学生でもわかりやすく勉強できるのが「オンラインプログラミングスクール」です。
自宅で初心者向けの勉強ができるので、学習塾との併用なども簡単にできるのでおすすめです。
とくにプログラミング初心者の中学生におすすめな中学生向けオンラインスクールにTechAcademyジュニア、初心者向けのマイクラッチで勉強できるD-SCHOOLオンラインなどがあります。
初心者の中学生にとってロボットプログラミングとは?
プログラミング初心者の中学生にとってのロボットプログラミングについて解説します。
そもそもの疑問ですが、初心者にとってロボットのプログラミングはできるのでしょうか?
ひと昔前の感覚であれば、これは相当難しかったかもしれません。
ソフトウェアだけで完結する通常のプログラミングとは異なり、ハードウェアを動かすとなると、ソフトとの接続や、ハードウェア固有の知識が求められたからです。
また、専用のソフトウェアの知識も必要でした。
このような旧来の状況を打破する、革新的なプログラミング教育ツールが現在では登場し始めています。
いろいろあるのですが、代表的なもののひとつがアメリカの大学MITで10年ほど前に開発されたScratchです。
これは初心者用のグラフィカルベースのプログラミング言語なのですが、ロボットプログラミングが可能になっています。
2018年にバージョンが3.0に更新され、大幅に拡張機能が追加更新され、ロボット制御のうえでもプログラミングが従来のバージョンよりもとてもやりやすくなっています。
とくにデンマークのレゴ社の協力を得て、開発キットであるWe doや、本格ロボットであるマインドストームと接続して動かせるようになっています。
実際のコマンドとしては、前後左右に動かしたり、モーターの回転を変えたり、音を鳴らしたり、といったことを命令・制御します。
USBやBlutoothで遠隔操作も可能です。
ipadなどのタブレット端末が使えるため、接続や操作も至便です。
ロボットの種類も豊富で、扇風機や車などの身近なもののほかに、恐竜など好奇心をくすぐるものも多数そろっています。
こうした動きを受け、日本の玩具メーカーや学習系企業なども近年積極的に参入してきています。
将来のロボットプログラミングを前提に、専用カードを用いて、前後左右に動くロボット型や虫型のおもちゃなどが開発されています。
こうしたいわゆる”プログラミングおもちゃ”は、プログラミング初心者の理解を助けるためのとっかかりになっています。
遊びたいざかりのプログラミング初心者の中学生にとってロボットやプログラミングという以前に、何だか面倒くさそうと思ってしまったり、ゲームのほうが楽しそう、と思うことは自然なことです。
遊びながら楽しめることをまず大前提に考え、ロボットプログラミングをやらせてみるのが真っ当な方法ではないでしょうか。
中学生におすすめなのは、ロボホンやキロボを作った話題のロボットクリエイター「高橋智隆先生」が教材監修をしているスクールが「ロボット教室」体験授業受付中をしているのでやってみてはいかがでしょうか。
✅こちらも参考までに。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
プログラミング初心者の中学生には難しいというイメージをもつかもしれませんが、まずは優しく取り組めるものからスタートするのがおすすめです。
ぜひ参考になさってみてください。
コチラも参考までにどうぞ