高校受験に塾か?通信教育か?で迷う家庭も多いと思います。
昔であれば塾に通うというのが当たり前の姿でしたが、最近では紙教材の通信教育も少なくなり「E-ラーニング教材」を使ったインターネット塾が当たり前になってきています。
しかし親である我々としては、高校受験には塾だ!と固定観念があるんですね。
そこで塾と通信教育それぞれのメリットや効率について、3つのポイントで比較しながら選ぶべき勉強方法を考えていこうと思います。
中学生の学習塾選び方の一環としてお考えください。
この記事の概要
高校受験に塾と通信教育それぞれのメリット
高校受験へむけて、イチガイに塾じゃないとダメ!という時代は終わりました。
どっちのほうがいい!というわけではなく、時代の流れなんですね。
文部科学省のデータにも、こんな数値が出ています。
これは中学生が利用している学校外活動をまとめたもので、塾と通信教育の利用数がわかるものです。
このデータによると学習塾を利用する家庭は年々減少してきており、逆に通信教育のほうがかなりの勢いで増えてきています。
つまりそれだけ通信教育の進化とイ、家庭へのンターネットの普及が進んでいるというわけです。
そんな世の中の動きがあるということも考えながら、塾と通信教育のメリットを見ていきます。
まず塾に通った場合のメリットです。
塾のメリット
- 集団塾であれば周りの影響で、高校受験へむけてモチベーションを維持しやすい。
- 個別指導塾は子供のペースで淡々と進めていくことができる。
- 次世代型といわれるネットを使った塾は、今後の教育現場へ普及されるE-ラーニング教材を使って勉強ができる。
大きく分けて、塾のスタイルのには3つがあります。
集団塾、個別指導塾、次世代型とあり、それぞれにメリットを持っています。
ここでいちばんポイントになるのが、子供の人数の多さによる違いです。
集団塾ではたくさんの中学生が通って同じクラスで授業を受けるため、高校受験が近づくにつれ雰囲気が盛り上がってモチベーションを維持させやすいというメリットがあります。
また人数が少なくなればなるほどに、雰囲気によるモチベーションよりもマイペースで勉強を進めていくため子供自身による部分が合格へ大きく左右してきます。
つぎに通信教育を使った場合のメリットです。
通信教育のメリット
- 自宅で勉強ができるので通う必要もなく、暗い夜道を帰ってくる心配がない。
- 時間の制約がないので、週末なども時間に拘束されることなく取り組める。
- 映像授業のある通信教育であれば、学習塾でも不可能な過去の授業を見て復習ができる。
通信教育のいちばん大きなメリットは、映像授業による過去の総復習ができるところです。
もちろん映像授業が搭載されていない通信教育もありますので、まずは確認することが必要です。
また勉強の問題だけではなく、通塾をしないためとくに帰り道の心配をしなくて済むというのはどこの家庭でも共通したメリットになります。
通塾に関する問題も大きいことから、とくにいまの時代は通信教育が普及してきているのでは?と思います。
また家庭学習の延長のような勉強方法になるため、今までの勉強ペースを変えることなく取り組めるといったメリットもあります。
時間の制約がないので、タブレットを用いれば移動中でも出掛けた先でも同じように勉強ができます。
高校受験合格のポイント①塾と通信教育で異なる「効率」とは?
塾と通信教育では、それぞれに効率面での違いを持っています。
塾であれば「すぐに講師に質問ができる」という効率の良さがありますし、通信教育では「通うことがないので時間効率がアップする」といった違いになります。
まず塾の効率面を考えてみます。
- つまずきそうになれば、その場で講師に質問ができる。
- 友達同士で助け合うことができる。
- つぎに進むべき道を教えてもらえる。
いわゆるアナログな面での効率の良さがあり、人に関わることで効率を生み出すといったところです。
通信教育の効率面はこのようになります。
- 通わないので大幅に時間効率がアップする。
- テスト結果などがすぐにわかるので、そのままの頭でつぎの対応ができる。
- 費用面でも効率がいいため、経済面での効率アップが図れる。
スピードといった部分に関しては、はるかに通信教育のほうが効率アップを図ることができます。
また費用も塾の半分以下で収まることが多く、経済面での効率も上がることは間違いないです。
塾に通う場合にはどうぢても「通塾の時間」があるため時間効率はグッと下がり、その辺をどう考えるか?が大きな中学生の学習塾選び方の焦点になるはずです。
また費用面に関しても大きな差が生じるため、親としては見逃せない部分になるのではないでしょうか。
高校受験合格のポイント②塾は強制!通信教育は自主性!
これは見落としがちな部分になりますが、塾と通信教育では強制力の違いがあります。
つまり塾は強制力があるため子供としてはリズムを保ちやすく、通信教育では自分でスケジュールを立てなければいけないのでリズムが崩れやすいといった面があります。
よくある失敗が、通信教育なら便利そうだから始めたけど続かなくなってしまった‥。
これは通信教育に強制力がないため、勉強の組み立て方を失敗してしまった例です。
一見すると通信教育は便利ですが、子供自身が自分の力で動かなければいけないことを忘れてはいけません。
そうなればもはや本末転倒になってしまいます。
子供の性格によっても選び方が買ってきて、塾は決まったレールに乗ったほうが良く勉強のできる子供。
通信教育は自分の力で切り開いていくと好結果が生まれる子供。
さらに周りの声によって勉強に集中できないということであれば、通信教育のほうがマイペースで取り組めるのでおすすめになります。
高校受験合格のポイント③塾と通信教育におけるそれ以外の部分
高校受験に向けて勉強するということは、普段の勉強以外にも高校受験過去問や模試といったものにも取り組んでいかなければいけません。
この場合は塾ではあれこれと教えてくれますが、通信教育では自分の力で探していくことになります。
通信教育でも過去問や高校受験対策、または全国模試などを受けることのできる教材はあります。
そのような教材を選ばない限りは、自分で開拓していく必要が出てきます。
不自由のないレールに乗れる塾か、自分で開拓していく通信教育か、その辺の違いについても知っておいた方が中学生の学習塾選び方では無難です。
高校受験には塾か通信教育か?まとめ
イチガイに塾か通信教育か、どっちがいいとは限りません。
塾なら様々な面でのスピードは落ちますが、アナログ的なメリットを感じることができます。
つまり人が身近にいてくれる環境です。
通信教育は大幅なスピードアップが期待でき、時間効率ははるかに上がります。
とくに中学生の3年間はあっという間に過ぎていきますので、時間効率をとるのであれば通信教育のほうに分があるといえます。
空いた時間をほかの勉強に回せる勉強効率アップも図れますので、スピード感はかなり増すものです。
もう一度3つの項目についてまとめます。
塾と通信教育それぞれのメリット
- 塾と通信教育では、アナログとデジタルといった効率面での違いがある。
- 強制力を選ぶか、自主性を選ぶかといった違い。
- 普段の勉強以外の部分による違い。
これらをどう考えるか?によって、選ぶほうが異なってきます。
大きく言えば、塾は雰囲気を買うことができる環境、通信教育は時間を買うことのできる環境ではないでしょうか。
私の2人の子供は塾へ通わせましたが、もし今の時代なら通信教育を選んでいたかもしれません。
それほど通信教育の進化というのは目まぐるしいものです。
塾の良さもありますが、世間では通信教育の利用が増えてきていることを考えると、昔のように高校受験は塾のものだ!なんて言っていられないかもしれません。
ぜひ、こちらも参考にしてみてください。
https://gakusyujyuku.com/archives/18798