中学生にとってに大事なのは、勉強に「やる気」をもって取り組むことです。
いくら優れた学習塾や教材を与えてみても、モチベーションが低ければせっかくのチャンスを逃してしまい兼ねません。
中学生が「やる気」をもって勉強に取り組むための、大切な3つのポイントについてお伝えしていきます。
中学生の学習塾選び方の一環としてお考えください。
この記事の概要
中学生の勉強にはまず「やる気」が大事
私の2人の子供もそうでしたが、まずは「やる気」がないことには何も始まりません。
親のほうばかり焦ってしまって、一向に結果へと結びつかないんですね。
とくに1人目のときにはどうやってモチベーションアップを図ればいいのか?ということで親のほうが頭を悩ませていたものです。
「やる気」が低いとこんな結果に繋がってしまいます。
- 勉強効率が極端に悪いので、どんどんダルさが強まって悪循環になる。
- 得意だった教科までやる気が起きなくなるので、全体的に成績が下がる。
- 長期休暇とくに夏休みなどは、遊ぶことのほうが中心になる。
たかが「やる気」とは言ってみても、すべての問題を悪いほうへ導くのでウッカリしていると大変なことになってしまいます。
少しでも早く手を打たなければ、あっという間に高校受験が来てしまうんですね。
私もとくに1人目の子供が中学生のときに、この「やる気」について悩みました。
- どんな声を掛ければいいんだろう‥
- 何とか自分で気が付くいい方法は‥
などなど、本当にその時は親のほうが疲れた経験があります。
ではどうすれば中学生の子供が「やる気」を持ってくれるのか?
私の経験も踏まえながらお伝えしていきます。
中学生が勉強をやる気になるポイント①将来を先に考えさせる
まず子供の頭の中がどうなっているのかといえば、こんな感じです。
「将来ではなく中学生の勉強」
ちょっと表現が難しいのですが、今を乗り切るために勉強をしていると思っています。
将来のため、という考え方が頭にないんですね。まずはこの部分を切り替えることが大切です。
だったらどうすればいいか?
「将来のために、いま勉強をしているんだ!」
なんていったところで何も変わりません。
よほど将来の仕事に「夢」を感じていなければ、そんなことを思うはずがありません。
そうではなくて、こんなふうに考えてみて欲しいです。
「将来どんな仕事がしたいのか?」
つまり親のほうが仕事の楽しさについて、ワクワクするような教え方をしなければいけないということです。
まずは親が自らの仕事に「楽しく」取り組んでいる、という姿を見せないといけません。
「あ~、またサザエさんが始まったか‥」
これでは子供も将来に「夢」を持つなんて、到底無理なことです。
ぜったいの仕事に対してネガティブな言葉を言ってはいけないのですね。
心の中では思っていても、口に出してはいけません。
まずはこの親の姿を見返してみて、それから初めて子供の将来について指導を施すことができるようになります。
将来の仕事として何がしたいのか?
子供が得意と感じている分野から、どんな仕事が見えてくるのか?
こんな話から少しずつ将来の仕事を絞っていき、今度は「どんな勉強をすればいいのか?」と逆算して考えるようにしてみてください。
より具体的に、
「偏差値がどれくらいの高校へ進めばOKか?」
「今の学力と見合わせてどんな勉強をすればいいのか?」
すべては逆算で考えることがポイントです。
すると子供のほうもだんだんと自覚してきて、中学3年になるころにはきちんとした目標を持って自分から進んでいくようになるはずです。
初めはその手助けをしてやる、ということが大切です。
中学生が勉強をやる気になるポイント②勉強に楽しさを与える
勉強がつまらないと思っているうちは、モチベーションアップはできません。
いかに「楽しさ」を感じながら取り組めるか?がポイントになってきます。
では「勉強の楽しさ」とはいったいどんなことでしょうか?
キレイごとではなくて、実際問題として考えてみてください。
・・・・・・・
・・・
少し偏屈な答え方をしてみます。
「楽しいと思えないものは楽しくない、楽しいと思えるから楽しい」
なんとも曲がった答え方をしてみましたが、実際そうなんです。
勉強そのものの楽しさとは何だと思いますか?
私はこんなふうに思っています。
「ある一定の理解を超えたら楽しさを感じる」
つまり理解できていないうちはどうしても答えが出ないため、まったく楽しくないんです。
なんとも子供っぽい意見かもしれませんが、私はそう思います。
だったらどうすればいいのか?
これを解決するためには「今の勉強方法を楽しくする」しかないんですね。
どうやって楽しくすればいいか?
勉強そのものが楽しくないので、理解が進むようにすることです。
今は理解が進んでいないから楽しくないんです。
理解を進めるために、今の勉強方法を改めて考えてみるということです。
理解が進まないということは、基礎基本が身につかないということ。
なのでいくら問題集を与えてみても、問題を解くことができないので前に進みません。
基礎を理解させるためには、いったい何胃が必要か?が重要です。
問題集よりは参考書、またより効果的なのは‥?
そんなふうに考えて、ベストな勉強方法を見つけることが重要になります。
中学生が勉強をやる気になるポイント③ご褒美も悪くない方法
私の家庭での方針として、いちばんやってはいけないことが「物で釣る」ということ。
とくに勉強に関しては、ぜったいにご褒美は設けていないんです。
しかしご褒美のスタイルを変える、というのはアリです。
直接的に何かを渡したりするのではなく、未来を想像させるご褒美です。
たとえば私がやっていたのがこんな感じ。
「高校生になったら何かと連絡が取りたいから、どんなスマホがいいのか?」
ウチでは高校生にならないとスマホは持たせない主義です。
「友達付き合いもあるから、小遣いをアップしようかなぁ」
という具合。
これはどっちにしても「当たり前」ともいえる光景なのですが、ウチではこれを「ご褒美」として理解させるようにしていました。
何とも昭和時代のような思考だと思われるかもしれませんが、私が昭和生まれなので仕方がありません。
しかしこの「未来を想像させるご褒美」というのは、そのときにビックリさせようと思って黙っているよりも「やる気」を出させるためにはかなり効果的です。
今すぐにでも「未来のご褒美」はチラつかせたほうがいいです。
何とも原始的なやり方かもしれませんが、こんなこと学校でも塾でもムリなんです。
私は家庭に与えられた特権だと思っています。
ただしあまりに人間性が曲がってしまうようなご褒美を与えないようにしてください。
全てが水の泡になってしまいます。
中学生が勉強をやる気になるおすすめの教材
中学生が勉強を「やる気」になるための方法について3つのポイントをお伝えしてきましたが、一般論ではなくウチの経験ですのでそのように考えてください。
とくにご褒美などについては、ウチのやり方として「直接的」が嫌いなだけです。
人間性が曲がってしまうと考えるからです。
だって勉強をする、なんて子供は当然の役目ですから。
もしここまでのことが参考になれば、私もお伝えした甲斐があります。
そして最後にひとつだけお伝えしておこうかと思います。
「基礎を理解できる勉強方法」を考えるといい!
とお伝えしましたが、たぶんどんな中学生の学習塾選び方がいいのか迷われると思います。
そこで私がおすすめの中学生の学習塾選び方を紹介して最後にしようと思います。
私がおすすめする「基礎を理解できる勉強方法」というのがこれです。
これは通信教材ですぐにでも自宅で取り組めるので便利ですが、それよりも映像授業のわかりやすさが飛びぬけて優れているのでおすすめです。
普通の授業では「全てを説明」するのが当然ですが、この教材の映像授業は「問い掛け」をしながら進んでいくといった特殊な進み方になっています。
つまり「少しずつ確認しながら進んでいく授業」というわけです。
楽しさも感じれるように講師が話しかけてくるので、この授業で理解できなかったらどんな中学生の学習塾選び方でもムリです。
詳しいことは私のレビューがありますので確認してみてください。
最後に少し余談になりましたが、まずは「楽しく基礎を理解させること」が大切です。
基礎の理解が出来てくれば、間違いなく勉強そのものが楽しく感じるようになります。
私がやってきた、中学生が「やる気」をもって勉強のできる方法です。
ぜひ、こちらも参考にしてみてください。
https://gakusyujyuku.com/archives/18798