学生から社会人まで、新しい感覚で英語が身につくと話題になっているスピークナチュラルという英会話教材ですが、どのような口コミや評判があるのでしょうか?
また、中学生に向いているという内容とはいったいどういう事か?
買って損しないために、この教材を詳しく調べていこうと思います。
スピークナチュラルとは?
このスピークナチュラルという教材は、大阪にある「IseaU(アイシーユー) 株式会社」という会社が運営しています。
この会社は英語教育などの教育に特化した会社で、これまでの実績が興じて「東京メトロ」などの公共機関の英語教育に、このスピークナチュラルが取り入れられているという事です。
ほかには「海外ジョブチャレンジ事業」や「中学生のためのキャリア教育」でも使われていて、実際に中学校で英語学習に取り入れられているところもあります。
また2年連続でイートアワード英語教材部門において、部門賞を獲得している実績があります。
スピークナチュラルはどんなところが中学生向きなの?
社会人や公共機関などの大人を対象にした教材なのに、実際に中学校でも授業に使われているというのはいったいどういうところか?
あくまでも中学生に焦点を当てて、スピークナチュラルの特徴を見ていこうと思います。
スローリスニング
英会話教材というとほとんどのものは英語に慣れた人に向けて作ってあるので、買ってみたけど難しくてよくわからず途中で投げ出してしまいます。
このスピークナチュラルはそういった部分を改善していて、「早くて聞こえない音をどうやって真似するの?」というコンセプトで作られています。
英語は話すスピードが速くなると、リエゾン、弱形、破裂音消失という英語独特の聞き取れない音が出てくるので、何をしゃべっているのか分からなくて「あ~もうわけが・・」って挫折するのはここです。
この挫折の原因は何か?を突き詰めて、まずはスローリスニングで何を言っているのかを確実に理解してからナチュラルスピードにレベルアップしましょう、という初心者向けのやり方ですので、中学校が取り入れているのも納得できます。
日本人に合った学習法で学べる
一般的の英会話教材は「英語➔日本語訳」という順番で進みますが、スピークナチュラルは「日本語訳➔英語」という逆の順番で進みます。
これはいったい何がしたいのかと思ってしまいますが、先に日本語を聞くことで日本語➔英語に訳すという自然な流れが出来るようになるということです。
言われてみれば「なんだそうか!」というような当たり前の事なので、なんで今まで気が付かなかったのかと思ってしまいます。
とにかくシンプル
長文を理解しようとしなくても、短い言葉をつなげると長文になりますよ、という考え方がされています。
長文に向かって「う~ん・・」と唸っているよりは、短い文を作ることを考えたほうが自然と長文を作ることが出来るというのは理に叶った考え方です。
我が家の子供もそうでしたが、長文に向かったら英会話を挫折したというのは結構あるんじゃないでしょうか。
この長文もクリアすることが出来たら、どれだけ前に進むことが出来るのだろうかと思います。
文法は意識しなくても大丈夫
これも英会話で挫折してしまう要因ですが、文法を考えすぎて言葉にならない、というのもよくあります。
この部分の考え方もスピークナチュラルは逆の発想で、まずは話せるようになってから文法を正していきましょう、というやり方です。
これも理に叶った考え方で、行き詰って話す事さえしない、というよりは文法がおかしくてもまずは話すことは出来るので、この順番でやれば間違いなく「話す」ことはクリアします。
それから文法を考えるようにすると、文章のたたき台ができているので理屈でわかるようになってくるのは誰でも当然のことです。
スピークナチュラルの口コミや評判は?
●スピーキングレッスンにはもってこいです
子供に与えましたが、学校は主にインプット中心の授業ですが、自分で工夫しながらアウトプットしていく事で実力をつけることが出来ました。アウトプットがいかに大事かがわかる初心者向けの教材です。
●中学生におすすめです
基礎的な表現で会話が構成されているので、難しい内容まではムリですが中学生の一般的な会話なら十分です。スピーキングやシャドーイング、リピーティングがわかりやすく作られています。
●わかるようになってきました
スローリスニングで何を話しているのかがよくわかって、英会話に慣れることができました。文法はまだまだですが、少しずつ勉強していきたいと思います。
●難しすぎないのがいいです
今まではなにを話しているのか聞き取れませんでしたけど、かんたんに聞き取ることができてわかりやすいです。嫌になっていた英会話が楽しくなってきました。
●リニューアル前から見ていますが
7語のシンプルなフレーズなので英会話に慣れた人には物足りませんが、中学生が英会話の取っ付きとして始めるのならいいんじゃないでしょうか。付属のテキストもリニューアルして、前のような参考書っぽさがなくなったので読みやすくなったと思います。
スピークナチュラルの全体のまとめ
教材自体は初心者に特化した内容で、とくに始めたばかりの初心者であればシンプルな構成が逆に溶け込みやすい部分は、中学校にも採用されている理由の一つではないでしょうか。
内容が初心者向けなのでさすがに3年生クラスになると物足りなくなりますが、とくに1年生の段階であれば英会話を嫌いにならないようにするためにも良さそうです。
世の中の英会話の教材は先に進み過ぎているのか、いきなりナチュラルペースで話すものがほとんどなので、こういったスローペースで確実に理解していくような教材は珍しくて貴重な存在です。
セット内容は「スタンダード」と「海外旅行編」という2種類がありますが、もし中学生の取っ付きに使うのであれば「スタンダード」があれば十分です。
両方を選べばお得に買うことが出来ますが、一般的な内容に特化したのが「スタンダード」になりますので、「海外旅行編」まで買うことはないです。
それとくれぐれも英会話に慣れて初心者を突破したような人は、内容や口コミを見てもレベルが合わなくてズレを感じてしまいますので、このスピークナチュラルよりももっと突っ込んだ内容の教材を買った方がいいです。
ただし初心者には、東京メトロの教育教材に使われている事や実際に中学校の教材など公的な機関に使われていることと顧客満足度で金賞を獲っているので、まずは銭失いになるようなどうしようもない内容ではない事が感じられます。
今後の英会話に興味を持ってくれる事を考えると、取っ掛かりとしてはオススメの教材です。
ぜひ、こちらも参考にしてみてください。
https://gakusyujyuku.com/archives/22649