高校受験に失敗してしまった‥
できればこんな経験はしたくないものです。
高校受験に失敗するというのも確かに経験として貴重なものになりますが、1/2の確率でハズレを引いてしまったという訳です。
そこで私の2人の子供が高校受験合格を目指していたときに心掛けていた、失敗しないための7つのポイントについてお伝えしていきます。
少しでも高校受験に失敗する確率を下げるためにも、ぜひ私の経験を参考にしてみてください。
中学生の学習塾選び方の一環としてお考えください。
この記事の概要
高校受験に失敗する理由①「計画性のなさ」
まずはこの計画性が大きなポイントになります。
高校受験に失敗した家庭の話を聞いていると、どうも計画の立て方が中途半端だったということを話すことが多いものです。やはり何事もしっかりとした計画の上で進めていくべき、と実感します。
高校受験までのスケジュールというのをザックリと一覧にするとこんな感じになります。
学年 | 1学期 | 2学期 | 3学期 | まとめ |
中学1年生 | 小学校の範囲を完ぺきに復習 | 1学期を復習、2学期を確実についていく | 1・2学期の復習、3学期を確実についていく | 1年の総まとめ |
中学2年生 | 1年の復習を完璧に | できれば3学期の予習 | 1・2学期の復習、2年の総まとめ | 1・2年の総まとめ |
中学3年生 | 1・2年の復習を完壁に | 2学期についていきつつ高校受験模試・過去のつまずき克服 | 全てのつまずき克服・高校受験模試 | 総まとめ・模試 |
うちではこのようなスケジュールに基づいて勉強をさせるようにしましたが、簡単にまとめます。
中学1年生:学校に慣れるまでは小学校の総復習と現在の勉強を中心にして、2学期ごろからは少しずつ予習も絡めていくようにする。
中学2年生:1年生の範囲を完ぺきに復習しておくことが先決で、とくに英語・数学・国語の3教科は積み上げタイプなので落ち度がないようにしておく。復習がメインになりつつも予習が出来れば絡める。
中学3年生:2学期までで過去の全単元を完ぺきにしておき、高校受験模試に取り組みながら本番のイメージを高めていくことが大事。3学期になれば模試を中心として多角的に答えることが出来るよう片っ端から様々な問題をこなす。
<ポイント>
まず中学生になったらやっておきたいのが「小学生の範囲」を確実に理解しておくことです。遅くとも中学1年の1学期が終わるまでには理解しておかないと、こんどは中学生の範囲が間違いなくついていけなくなります。
とくに英数国の3教科は「積み上げ式」なので、過去を理解していないと前に進めなくなります。社会と理科についてはほぼ暗記なのでまだそれほどですが、この積み上げ式3教科だけは注意が必要です。
高校受験に失敗してしまう要因としては、この英数国が理解できないまま先に進んでしまうことです。つまずきがそのまま後を引くことになるので、ムリをしてでも理解しておかなければいけません。
高校受験に失敗する理由②「時間の使い方」
「時間が足らなくて高校受験に失敗した‥」
そんな声も多く聞こえるものですが、なんで時間が足らないのでしょうか?
当たり前のようですが、時間は平等にあるものなので「使い方」の違いによって大きく高校受験の結果をしてしまうということです。つまり少しの時間をいかに有意義に使うか?がポイントです。
たとえば家族の中に英会話を取り入れてみる、何かにつけて数学の問題にこじつけて考える、など少しの工夫でも積み重なっていけば大きな知識となっていきます。
さらに移動時間についても考えてみてください。
模試移動時間中にタブレットなどで勉強をするこができれば効率の良い時間の使い方になり、それだけでも3年間を通せば決して馬鹿にならないほどの勉強ができます。
また学習塾に通うための移動時間なども工夫が出来れば、より効果的な時間の使い方ができます。
高校受験に失敗する理由③「勉強の順番」
勉強の順番というのは、単元を順番通りに進めていきましょうということです。
スケジュールが大枠であれば、この勉強の順番というのはミドル枠と思えば大丈夫です。
つまり、理解していく単元の順番が前後すると「理解が遠のく」ということ。
とくに積み重ねの英数国の3教科については、いつまで経っても理解できない‥というときにはこの「勉強の順番」が前後していることが割と多いものです。
私も学生時代に経験しましたが、なぜか時間をかけても理解できない単元がありました。
わかりそうなのにシックリとこない‥という感じで、よくよく考えてみたら勉強の順番が前後していたという訳です。
そんなことあるかよ!と思われるかもしれませんが、
ひとつ前の単元に戻ってみたらすんなりと解けるようになった‥という経験がないでしょうか。
これは思った以上に見落としがちな部分で、勉強の効率を妨げるものです。
いま、どこにつまずいているか?
これはなかなか把握することは難しいかもしれませんが、いちど洗いざらい今までの単元を見直してみるといいと思います。
しかし学校の先生や学習塾の講師はそれが仕事とはいえ、さかのぼって「つまずきはココ!」と断定するのはなかなかに難しいものです。
自分の力で「つまずき」を探し出し、確実に解消していかなければいけません。
では、どうやって「つまずき」を見つけ出すのか?
これはテスト問題などで間違った箇所を再度取り組んでみて、どうしても解くことが出来なければひとつ前の単元に戻ってみる、という勉強方法がおすすめです。
一つ前の単元に戻って「理屈」を理解することができれば、以外とスムーズにテストで間違った箇所も解けてしまうこともあります。
とくに英数国の3教科についてはこの傾向が強いため、もしつまずいているのであれば一つ前の単元に戻ってみることも大切です。
高校受験に失敗する理由④「つまずきの克服」
先ほどもお伝えした「つまずき」についてですが、これは高校受験までに克服しておかなければいけません。
もし今の時点で苦手な教科があるとすれば、大体の場合は過去のつまずきによるものです。
過去でつまずいているので今の部分が理解できず、子供が嫌になっている状態を「苦手」というわけです。
つまずきを克服するためにはどうすればいいか?
この質問に関しては理解をするしかありませんが、どうやったら効率よく理解できるか?がポイントです。
高校受験までの時間というのは本当に速いので、モタモタしている暇はないんですね。
いちばんいい方法というのは「学校の授業をもういちど聞くこと」ですが、それは不可能です。
したがって中学生の多くは学習塾に通う、という訳です。
しかし学習塾にしても過去の授業まで繰り返してくれる、なんていうところはありません。
コツは教えてもらえますが、基本を理解させるところまではなかなか手がまわらないものです。
私の子供が学習塾に通っているときも、だいたいの仕組みが見えてきたものです。
この事からいえるのは、授業の代わりとなる教材は何か?
そのように考えると、一般的に思いつくのが参考書です。
名前の通り参考書は「参考」して本質を理解しましょう!という教材なので、これ以上に基本を理解するために優れたものはありません。
しかし中学生の中には「参考書を与えても理解しない」という家庭もあるかと思います。
これは私の家庭でも同じ現象がありました。
要するに「人から説明されるということが、どれだけ理解につながるものか?」ということです。
確かに目で読む練習にはなりますが理解するのに時間が掛かるので、あまり効率の良い勉強方法とは言えません。
そこで今の私であれば、通信教育がおすすめなのでは?と思います。
今の通信教育というのはE-ラーニングの普及もあって、少し前とは大きく進化しているものです。
とくに映像授業のある通信教育であれば、過去の授業をいくらでも見ることができるのでいいですね。
参考書よりも通信教育の映像授業を利用したほうが、どうせ同じお金を掛けるのであれば優位性が高いのは間違いありません。
私も体験してみて映像授業がバツグンにわかりやすい通信教育を掲載しておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
高校受験に失敗する理由⑤「総仕上げ不足」
この総仕上げ不足というのは、それまでの勉強に遅れをとっているためです。
毎日の勉強が後手後手に回っていることによって、高校受験対策模試などに手がまわらなくなっている状態です。
せっかくこれまで努力をしてきても、この状態ではずべて水の泡となってしまいます。
高校受験の総仕上げには高校入試模試過去問を使って勉強をすることがほとんどだと思いますが、これを中学3年の後半に集中してやる必要はありません。
もし安全策をとるのであれば、いろいろな模試が行われるので定期的に受けておくというのも手段です。
まずは高校受験までの勉強スケジュールにしっかりと沿って取り組むこと。
そして遅れ気味だと思えば、定期的に行われる模試などを受けて事前に対策を始めること。
総仕上げで転んでしまえば、せっかく勉強してきたのにもったいないことこの上ありません。
高校受験に失敗する理由⑥「忘れがちな面接」
これはいちばんの注意点ともいえます。
じつは高校受験というのは、この二次面接視点で失敗する家庭も多いものです。
普段から一時の筆記試験ばかり噂になるので目が行きませんが、完璧に勉強をした!という場合でも面接で落ちてしまうことだって良くあります。
私の知り合いの家庭でも高校入試面接で失敗してしまいましたが、もうそれは何とも言いがたい悔しさだったと思います
それだけ軽く見られがちなのが面接で、あまり力を入れて勉強されることもありません。
最近の高校ではこの面接に力を入れる学校が多くなりつつあり、いくら一次筆記試験に手ごたえを感じたとしても決して侮ることはできません。
そして人間性「人柄」を見られる割合が多くなってきた感がありますが、これも時代の流れでは?と感じています。
そのため新聞などで社会情勢を勉強しておくことも大事ですが、それと同じだけ普段の生活習慣も重要だといえます。
つまりその場しのぎでは身につけることのできない、毎日の生活でついやってしまうクセを見られるという訳です。
それともうひとつ重要なのが「素直さ」で、これも非常によくチェックされているものです。
私の子供はそれほど成績は良くなかったと思いますが、人当たりだけは良かったので「もしかして‥?」なんて感じています。
人に迷惑をかけない人材、
ここに焦点を置いて勉強ではなく生活をしておくことが大切です。
急には直せない部分なので、毎日の生活をしっかりと見直しておいてください。
高校受験に失敗する理由⑦「感情より理性」
最後の高校受験に失敗するポイントとして、このモチベーションの部分が挙げられます。
私はこの「感情と理性」については、2人の子供にしっかりと教えてきたつもりです。
物事の判断に必要なのは「理性」少しでも入れてはいけないのが「感情」というわけです。
とくに高校受験という大舞台で、メンタルを落ち着かせて挑め!というのも無理な話です。
一次筆記もそうですが、二次面接なんて力の半分も出せない中学生も多いようです。
ただ間違ってはいけないのが「緊張」をするのは当然、その中でいかに自分の意見を言えるか?です
別に声が震えたってどうってことはありません。
そんなことよりも「自分の意見」をしっかりと伝えること。
頭の中までグチャグチャになってしまうのでは今まで勉強をしてきたのに、高校受験失敗の可能性が高まってしまうのでもったいないです。
つまり緊張の中でも「凛!」としていることが大切というわけです。
ブレさせてはいけないのが「本質」です。
そこだけはしっかりとブレることのないよう、普段から大勢の中で話せるようにしておくことも勉強のひとつになります。
高校受験に失敗しないための勉強方法まとめ
高校受験に失敗しないためには、これまでにお伝えしてきた7つのポイントを抑えることが大切です。
私も2人の子供が高校受験の時は、この7つの点をずっと気にしてきました。
もういちど振り返っておきます。
高校受験に失敗しない7つのポイント
- しっかりとした計画(スケジュール)を立ててスタートする。
- 時間を有効に使う方法を考える。
- 勉強(単元)の順番を見直してみる。
- 過去の「つまずき」を洗い出して精査してみる。
- 総仕上げに間に合うか?を常に考えながら勉強をする。
- 忘れがちになってしまう面接を普段からしっかりと考えておく。
- 感情に流されないように行動して、理性で物事に対応できるようにしておく。
細かなことをいえばまだまだたくさんありますが、とくにこの7つは重要です。
これで基本教科から二次面接試験まで、高校受験で失敗をするリスクを下げることができるはずです。
もし高校受験の失敗リスクを下げるために、中学生の学習塾選び方などに少しでも参考になれば幸いです。
ぜひ、こちらも参考にしてみてください。
https://gakusyujyuku.com/archives/18798