不登校だから高校進学をあきらめる?出席日数が足りないから?
いえ、その前にひとつやってみて欲しいことがあります。
「自宅の勉強で中学校を出席扱いにする方法」についてです。
文科省のこんな施策があるのをご存知ですか?
参考:文部科学省「不登校児童生徒への支援について」より
要するに、自宅でも「ITを使った勉強」をすれば出席扱いになるというものです。
諦めてしまう前に、この施策について少し目を向けてみませんか?
なんで不登校でも出席日数がもらえるのか?
この施策は平成17年から文部科学省が行っているもので、いっこうに不登校の子供の数が減らないことから打ち出された施策です。
参考文部科学省「平成27年度学校基本調査(確定値)の公表について」より
この文部科学省のデータを見てもその数は明らかで、ほとんどと言っていいほど中学生が占めているのが分かります。最近では36人に1人という数になっており、クラスで1人ほどの割合で不登校になっている計算になります。
国としても「後継者が育たない」という危機に面していることから、自宅での勉強でも出席日数を確保しようといった動きが見られます。それがこの度お伝えする施策というものです。
この施策をうまく活用すれば出席日数を確保できますので、詳しい内容についてお伝えします。
不登校でも高校進学をめざす!出席日数を確保するには?
参考:文部科学省HP「不登校への対応について」より抜粋
まずこの施策を活かすためには、一定の条件をクリアする必要があります。
まず「ITなどを使った」学習活動をすること。
自宅での勉強になるので、当然ですが通信教材での勉強になります。
通信教材には「紙教材」「IT教材」の2種類がありますが、どちらでもOKです。
ただし闇雲に通信教材であれば何でもOKということもなく、きちんとした学習プログラムであることが必要です。
この学習プログラムとは何ぞや?と思いますが、この文科省の文面ではハッキリとしたことが提示されていないため私もコレ!ということが言えません。
ただしこの施策に取り組んでいる「IT教材」というのは存在するもので、私が調べた結果こういったものがあります。
参考:すららの詳しい内容へ
この教材は積極的に不登校対策を実践しているもので、とくにこの度お伝えする「文科省の不登校対策」に対応している教材です。
ほかの教材についても調べてみましたが、間違いなく対応できているのがこの「すらら」だけでした。
この「すらら」という教材は、このような取り組みをしているからだと思います。
文部科学大臣賞という国に直結した受賞歴があることで、今回の政策にもマッチしている教材ということです。たしかに文部科学省が認めた教材なので、このたびの文科省の施策にマッチしないはずがないです。
ほかの教材ではこういった取り組みは見られませんでしたので、この教材であれば間違いなく「学校を出席扱い」にできるということになります。
ただし一点だけ注意点があります。
こういった基準をクリアした教材を使って勉強をしても、適切な対面指導も同時に受けなければいけないということ。
これは支援訪問員などが自宅へ来て指導するというもので、所定の勉強が行われているかを確認したりする決まりです。とはいっても週に数時間程度ですので、難しく考える必要もないはずです。
まずはここからスタートしてください。
公式サイト:https://surala.jp
文科省の施策について詳しく把握していない学校がほとんどですので、まず担任の先生に相談することから始めていきます。すると教材そのものは文部科学大臣賞を受けているものなので、スムーズに話が進んでいくはずです。
あとは話の流れに沿って、しかるべき手順が見えてくるようになります。
ぜひこのような施策を活用して、少しでも中学校の出席日数を稼いでください。
不登校でも高校進学するために必要な出席日数は?
文部科学省では中学校の進級基準を「毎年1学年ずつ自動的に進級することを基本とし、原級留置(留年)が行われることはまれである」としており、必要最低出席日数があるという規定というのはありません。
参考:文部科学省「教育課程の基本的な枠組み」より
だったら不登校でもムリに自宅学習で出席日数を稼がなくても‥と思われるかもしれませんが、この部分はぜひこのように考えてください。
「自動的に進級するので、3年間でかならず卒業となる」
いかがですか?このように考えると出席日数が必要だと見えてきませんか?
中学校を卒業するということは、高校に進学しないといけません。
そのためには「内申点」というものがなければ、高校進学が難しいのはご存知の通りです。
そして出席日数というのは内申点と大きく関わってくる部分です。なので出席日数を少しでも稼いでおいた方がいいという訳です。
出席日数が少なくても、中学校は自分からの申し出がなければ留年はほぼあり得ません。
校長の判断での留年もありますが、現実的にはそのような判断が下されることはほぼ皆無です。それよりも個人を尊重するという意味からも、自分からの申し出は最低限必要になります。
つまり中学校は卒業させたいわけです。
それを覆そうとするよりも、その先にある高校進学についてしっかりと考えておくことのほうが間違いなく有意義な選択になります。
私はここまでしか言えませんが、ぜひ悟っていただけると嬉しいです。
ぜひ高校進学をめざして、不登校でも出席日数を稼いでおいてください。