【家庭教師の対応】発達障害の子供に利用した家庭からの率直な感想

発達障害の子供とその親は、家庭教師を利用した際にどういう対応だったか？

子供の勉強に家庭教師を選ぶ、このときに最も不安な要素が「対応」についてです。

とくに発達障害などがあることによって、いじめられたりしないだろうか‥と思います。

私もNPO法人で障害のある子供に関わっていますが、いずれの家庭も同じ不安を持っています。

• 講師とうまくやっていけるのだろうか‥
• 落ち着きがない！といって叱られたりしないだろうか‥
• 子供の障害について理解してくれるだろうか‥

このような不安について、実際に家庭教師を利用したみなさんはどうだったのか？

発達障害の子供へ利用した経験のある、約10名のみなさんから声を伺ってみました。

あなたの悩みを少しでも解決するお手伝いができれば幸いです。

ぜひ発達障害のある中学生へ、学習塾の選び方としてお考えになってみてください。

 

発達障害の子供に家庭教師を利用した声から対応について探る

いずれも、発達障害や学習障害のある子供がいる家庭からの声です。

家庭教師を利用したときの率直な感想についてお伺いしています。

また逆に発達障害の子どもへ家庭教師で教えた経験のある、講師の立場からの声もありますので参考にされてみてください。

 

発達障害の子どもが小学校入学時にお願いした家庭教師

最愛の娘に発達障害があることが、幼稚園の年中さんでわかりました。

幼稚園入学前は他の子供と比較する機会も少ないですし、できないことがあっても「できないこともあるけど、できることもある」と思い、人それぞれペースがあるから神経質にならないように気をつけていました。

 

幼稚園で数年過ごすことで、個性が明らかになってきました。

とりあえず幼稚園はそのまま通えるとしても、小学校や中学校になってくると、健常な学級で勉強を続けるか？特別学級に入るか？で悩むと思いました。

特別学級に入れば障害に対応してもらえますが、きっと一度入ったら通常学級に戻ることは難しくなります。

卒業、就職するまで発達障害者として生きていくということです。

 

そこで少しでも学校の内容に対応できるようにと、家庭教師に来てもらうことにしました。

役所の窓口で親切な方に教えてもらい、お願いした家庭教師さんは３０代女性と比較的若いことが心配でしたが、いざ来てもらうようになると発達障害にもしっかりと理解がある方だということがわかりました。

娘も自分から話しかけることも多く、集中できる時間も長くなってきました。

 

娘にあまり無理はさせたく無いですが学級を変えることはいつのタイミングでもできるので、可能な範囲で通常学級で勉強したり遊んだりできるようにしていければと思っています。

最近では家庭教師さんの教えてくれる英語に興味があるようで、たまに覚えた単語を話してくれます。

 

発達障害の子供に家庭教師を利用しました

うちには発達障害の子供がおり、勉強などを親が教えると一時期はじっとしていられずでした。

中学生になると何かと反抗するようになり、親がサポートするのは厳しいと感じるようになったので、発達障害を対応できる家庭教師の先生に来て頂くように依頼しました。

 

発達障害のお子さん方を沢山教えてきているベテランの家庭教師の方でした。

自宅での子供への接し方など具体的なアドバイスもあり、かなり参考になりました。

また家庭教師の先生は子供の意見をきちんと聞き、子供目線で接したりダメなことはきちんと理解させながら指導して下さいました。

 

学習面も最初は苦手意識を持っていましたが、１ヶ月ほど経った頃から子供自ら学ぶ姿勢がついてきてだいぶ変化してきました。

子供自身も、今まで理解できなかったことができるようになりました。

活動範囲が徐々に広がって、知識も増えてきたのでとてもうれしいようです。

 

先生の対応も丁寧ですし子供は素直になりました。

家庭教師は大丈夫かな？と最初は不安がありましたが、発達障害の子供達を専門に教えてきた方はやはり子供のことをスムーズに理解することができるようです。

対応も丁寧なので安心して家庭教師をお願いすることができましたし、勉強に対して意欲がでてきたのがわかります。

 

家庭教師を利用して感じたこと

発達障害の子供のために家庭教師を雇った方が良いか、迷っている人も多いかと思います。

なぜなら発達障害の子供は普通に勉強させるのも大変だからです。

 

でもだからと言って発達障害の子供のために家庭教師を雇う、というのは抵抗があるという人も多いと思います。

家庭教師によっては、ちゃんとしっかり対応してくれないような気がするからです。

私も実際に発達傷害の子供のために、実際に家庭教師を雇って勉強させる事に最初はかなり不安がありました。

 

ですが、実際に家庭教師に子供の勉強を見てもらったら想像以上に良かったです。

特に私が良いと思ったのはやはりマンツーマンでしっかり勉強を教えてくれる点でした。

もちろん家庭教師を使って発達障害の子供の勉強を見てもらえば、それで絶対に良い対応をしてくれるとは限らないです。

 

中には発達障害の子供の勉強を見るのが下手な家庭教師もいます。

なのでそこは事前に、発達障害の子供の勉強を見るのが得意な家庭教師に依頼するのがベストです。

そうすれば大体良い家庭教師に勉強を見てもらう事になって上手くいきます。

実際私はそうやって家庭教師を見つけたおかげで、子供に勉強させる事ができたので良かったと思っています。

 

家庭教師を利用して素直になりました

発達障害の家庭教師があると知ったので、まずカウンセリングを受けて体験をしてみました。

発達障害のお子さん達を今まで何人も家庭教師されてきたベテラン講師の方で、対応もきちんとされていますし発達障害の子供が癇癪を起こしてもそれを鎮めることができました。

 

子供へ理解させることできるなど、対応がやはりベテランの方だなというのがわかったのでお願いすることにしました。

なかなか発達障害を指導できる家庭教師の方がいませんでしたが、カウンセリングの時に発達障害のことや子供が癇癪を起こすなど、悩みを色々話してみました。

 

すると経験豊富なベテラン家庭教師の方で、教え方なども子供が理解できるような説明をしたり、子供への対応も根気よくきちんと接して下さる方なのでお任せすることにしました。

最初は子供とのコミュニケーションをじっくり取ったことで、子供も自然と心を打ち明けてきたのがわかりました。先生の対応は上手なので安心できます。

 

なかなか充実した内容で対応して下さるし信頼関係もできたので、家庭教師の先生にはずっとお世話になっています。

親の悩みなども聞き入れてくださるし、腹割って話すことができるので安心感を得ることができたと実感しています。

 

発達障害を見守ってくれる家庭教師に出会う

30代主婦です。長男は小学校2年生の時に発達障害と診断されました。

授業中じっと座っていられなかったり、クラスメイトのちょっとした言動に癇癪を起して暴れてしまうなどの問題行動が見られ、学校の授業にはなかなかついて行けない子でした。

 

中学校になっても落ち着きがないことには変わりなく、学校の授業をしっかり聴くことができませんでした。

小学校の内は何とか私が勉強を見ていましたが、中学生になると勉強の難易度が上がりとても私では対応できなくなりました。そこで、家庭教師をお願いしようと思いました。

 

大手の家庭教師派遣業者に相談してみても「発達障害があり、じっとしていられない時がある」と言うと、「うちでは対応できません」と何件も断られ心が折れそうになりました。

落ち着きがないと言っても人に危害を加えることはないし、興味のある事にはじっくり向き合える子だと思っているからです。親バカかもしれませんが。

 

家庭教師は無理か、発達障害の子供は受け入れてもらえないのかと諦めかけていた時、地元のフリーペーパーに個人経営の家庭教師派遣が掲載されておりダメ元で電話してみました。

一度ゆっくりお話ししましょうと言われ、経営者の先生と面談しました。

 

勉強の進み具合、学力、家庭での過ごし方などをじっくり聞いてくださり「対応できそうな家庭教師を派遣してみます、もしお子さんと相性が合わなければ他の家庭教師に替えてみるなどして模索しましょう」と言ってくれました。

実際に初めは優しそうな感じの良い男の先生で、私も「しっかり対応してもらえそう」と期待したのですが、うちの子は男性だと緊張してしまう様子でした。

 

そのことを先生にお話しすると「家庭教師を変えて対応しましょう」と、女性の家庭教師を派遣してくださり結果的にリラックスした状態で勉強できるようになりました。

発達障害の子供に家庭教師は無理、と諦めずに探してみて欲しいと思います。

しっかり対応してくれるのは大手ばかりとは限りません。

 

発達障害の子供は家庭教師選びが大変

発達障害の子供がいますが、学校でもじっとしていないし癇癪を起こすこともあるので、けっこう家でも子供の面倒を見るのは大変でした。

ですがパズルをしたり絵を描く時は集中するので、得意分野になると集中することも理解していました。

 

家庭教師を依頼して子供が得意とする部分を伸ばしてあげたいと思い、家庭教師を提供してくれる会社へ連絡してカウンセリングを受けてみました。

発達障害のお子さん達を対応した経験がある先生がよいので、そういった部分をしっかり話ました。

 

発達障害を今までも対応したことがある先生の方はいらっしゃるか相談したところ、経験豊富な先生がいらしたので体験授業を受けてみることにしました。

子供の性格を理解して下さり、子供の目線で話したり興味あることをどんどん話してくれるので、自然と子供が先生に対し興味を持っているのが様子をみて伝わってきました。

 

家庭教師は信頼関係が大切なので、体験授業を受けて子供も気に入った先生だったので週2回来て頂くことになりました。

教え方はユニークで、まずストレッチから始まり授業が開始されるなど、体を使うことで共同作業を行いコミュニケーションが取れるとのことで子供もイキイキしました。

 

発達障害でもできることが増えてきて助かった

うちの子は手先にやや発達障害あり、小学生でありながら細かい作業が苦手でした。

元は作業療法的なことを行ってくれるところに行こうか考えたのですが、集団で指導してもらうことなので成長の伸びが遅いと小学校の担任の先生から言われました。

 

そこで小学校の先生から教えてもらった個人レッスンで、発達障害の対応をしてもらえる所に相談をしました。

相談をしたところでは専門のカウンセラーが家庭教師のように自宅まで来てもらって、色々と教えてもらうことができました。家庭教師のように来てもらうことができたので、親としては送迎をする手間がなくとても助かりました。

 

また、うちの子の発達状態に合わせて対応をしてもらえることができ、一対一で教えてもらうことができたので、それまで通っていた発達障害の支援施設にいたときよりも格段にできることの増えるスピードが速かったです。

毎週1回の指導をしてもらっていましたが、宿題が毎回出されてそれができたかどうかをテレビ電話を利用して報告をするといったようなこともありました。

 

こうやって報告をしていくことによって、次々に新しい課題を出してもらうことができたのでできることが増えたと思います。

たまたま良い指導の先生に当たることができたのも良かったと思います。

 

発達障害の子どもには根気よく教えることが大切です

私が家庭教師として教えた子は中学1年生。

なかなか英語に馴染めないことその子に軽い発達障害があるということ、自分のペースで勉強してほしいという希望がありご両親は家庭教師を選んだそうです。

その子を指導している中で、一番大変だった内容をご紹介します。

 

学校で習った単語を覚えたいということで、単語の練習をすることにしました。

テストに出ると言われた単語を書き出してもらったところ、あまり覚えていないようでしたのでノートに何度も書いてもらうことにしました。

ところが、その覚え方に違和感を覚えたのです。

 

私の記憶では、黙ってひたすら書きなぐるとか、ひとつの単語を書き終えたら発音してみるといった方法が一般的かなと思うのですが、その子は違いました。

仮にmorningという単語を覚えようとする場合、mを書いて「モーニング」と発音し、oと書いて「モーニング」と発音するという作業を、最後のgが終わるまでずっと続けたのです。

 

当然、練習後に再びmorningを書いてもらうと、全く書けませんでした。

そこで、全部つづりを書いてから改めて単語を発音するように横でタイミングを調整したところ、1日5単語までは覚えてくれるようになりました。

おそらく塾や集団指導の教育機関では対応できないと考えました。

 

発達障害といっても学習障害に入ると思いますが、こうした子の対応としてはとにかく粘り強く接するというのが肝心です。

否定するのではなく、この方が覚えやすいよといったアドバイスを繰り返すことで、効果を感じました。

 

障害への専門的な知識を持った家庭教師だと安心です

発達障害のある子どもは、学校や塾などの集団の中では自分のペースで勉強を勧めることができないため、家庭教師による個別の対応が必要だと感じ家庭教師を依頼することにしました。

 

家庭教師の斡旋をしてくれる事業所に登録したのですが、進学目的と言うよりも子どもにあった学習方法で進めてくれる方が希望でしたので、障害児教育やリハビリの分野の知識のある方を探してもらえるようにお願いしました。

 

その結果、リハビリの専門学校に通う学生さんを紹介していただきました。

発達障害に関してもあらかじめ知識があり対応の仕方も非常に落ち着いていたため、学生という事でしたが安心して任せることができました。

 

学校の勉強だけでなく、子どもの得意分野や苦手な分野をについてもよく把握してくれており、日常生活や学校生活におけるアドバイスなどもいただけたので親としてはとても助かりました。

一度も発達障害の子どもと接したことのない家庭教師よりも、やはり何らかの知識や経験を持った方を希望して正解だったと思います。

 

お互いの都合によりその方には一年間しか見ていただけませんでしたが、次の方への引き継ぎもしっかりして頂いたので、不満を感じることもなく学習を継続できて良かったと思います。

 

家庭教師の対応から見る発達障害の子供へ選ぶポイント

家庭教師を利用されたみなさんの感想から、ポイントとなる部分をまとめていきます。

よかった点・注意する点について、見えてくることから選ぶ方法を考えます。

発達障害への対応で良かった点から見えてくること

発達障害の子どもに依頼すべき家庭教師会社

役所の窓口で発達障害におすすめな家庭教師を尋ねる。

個人経営の家庭教師派遣会社が親身になって考えてくれた。

自宅へ来てもらえる専門のカウンセラーが家庭教師の代わりになった。

家庭教師の斡旋をしてくれる事業所を利用した。

発達障害があることで依頼するときにやっておきたいこと

発達障害を理解してくれる講師を希望する。

発達障害の子ども専門に関わってきたベテランの家庭教師だった。

発達障害の子どもの勉強を見るのが得意な講師に頼む。

カウンセリングを受けた。

女性講師など変更に対応してくれること。

学生でもいいので障害児教育やリハビリ分野などの知識があること。

知識や経験を持った方を希望することが大事。

これらの良かった点を実行することで見えてくるもの

子供が懐くことによって勉強に集中できるようになる。

子供目線で話したり理解させながら指導してくれる。

障害で起こる事態を把握して対応してくれる。

子供が理解できるような説明をしてくれる。

コミュニケーションをとって心を開かせてくれる。

経験豊富な講師で子供の性格を理解してくれる。

子供との共同作業などでコミュニケーションをとってくれる。

発達障害の支援施設よりも知識の吸収が早い。

粘り強く接してくれる。

この方が覚えやすいよといったアドバイスをしてくれる。

発達障害への対応で注意する点から見えてくること

発達障害の子どもに依頼すべきではない家庭教師会社

大手の家庭教師派遣業者には何件も断られた。

塾や集団指導の教育機関では対応できないと思った。

家庭教師を利用する上で注意するべき事項

講師を選ばなければ絶対に良い対応をしてくれるとは限らない。

勉強を見るのがヘタな講師もいる。

良かった点・注意するべき点をまとめて選ぶべき家庭教師を考える

これらのデータを集約することで、発達障害の子供への家庭教師選びを考えます。

家庭教師を選ぶときに考えておくべきポイント

皆様の経験をまとめると、このような３点が重要なポイントとして見えてきます。

この３点を押さえておくことで、対応の良い家庭教師を見つける可能性が高まるはずです。

さらに角度を変えて順番にいえばこうなります

この３点を踏まえること失敗を減らせる、皆さまの経験から見た貴重なデータです。

私の力は少しばかりですが、対応の良い発達障害選びの参考にされてみてください。

 

※データ数が少ないなど、多様なお言葉もあるとは思います。

しかしここでご紹介した経験も、発達障害で苦しむ子供を持つ同じ立場の皆さまです。

少なくとも貴重な時間を経験をされた言葉ですので、どうぞご理解下さい。

 

発達障害の子供に優しく対応してくれるおすすめの家庭教師

最後にお伝えしておきます。

このようにまとめた結果から、発達障害の子供たちに私がぜひおすすめしたい家庭教師です。

この家庭教師を記事にしていますので、ぜひ一度ご覧いただきたく思います。

➝発達障害・学習障害の子供に優しく評判もいい「全面的に障害へ理解のある家庭教師」

 

ぜひ、こちらも参考にしてみてください。

https://gakusyujyuku.com/archives/22609