ある中学生から「受験勉強の方法というかやり方が分からず、やる気が出ない!」という相談を受けたので、計画の立て方やポイントなどをまとめてみました。
私の2人の子供も平たんな道ではなかったのですが何とか進学校に合格することができたので、もし少しでも参考になればいいかなと思ったことがキッカケです。
いま同じような境遇であれば、何かの知恵になればと思います。
中学生の学習塾選び方の一貫としてお考えになってみてください。
中学生の高校受験へ向けた勉強方法
中学生の受験勉強はいつから始める!というものでもありませんが、今の実力と志望校の開きがどれくらいあるのか?によって期間も違ってきます。
まずは志望校の偏差値と自分の実力、について考えてみてください。
中学3年間で上昇する偏差値は、MAXの力を出して勉強すれば20前後はいくらでも変わってきます。ただし30上げようと思えばなかなか辛い範囲です。
つまり「やる気になればトップ校も目指せる」ということ。
その後の人生も大きく違ってくるので、チャレンジしてほしいところです。
中学生の受験勉強にかける時間はどれくらい?
これも偏差値と実力差によって違ってきますが、平日1日にかける時間というのは結構少ないことを知っておいてください。
あまりムリをし過ぎると体を壊してしまい、逆に寝込んだりすれば余計に勉強時間を減らすことになるので注意が必要です。
学校に通いながら平日に勉強ができる時間は、せいぜい3時間ほどではないでしょうか。部活をしていればもっと少なくなるかもしれません。
ポイントになるのは、平日にムリをするのではなく週末に一気に取り掛かる。
週末のたっぷりある時間を有効に使うことで、平日の分なんてすぐに取り戻せます。
ただし週末に遊ぶクセがついているようであれば、勉強に切り替えることが大事です。
遊ぶのはいつでもできますが、勉強は今しかできません。
まずは中学3年間だけでも「思いっきり勉強する!」くらいの気持ちでいてほしいです。
中学生の高校受験へ向けた勉強の仕方
勉強には順番があって、これが逆になったりすると「やる気」が出なくなります。
物事の道理でもありますが、勉強の順番はこうなります。
- 授業で単元の基礎基本をしっかりと理解する。
- 問題集などを使って知識をアウトプットする。
勉強というと難しく考えがちですが、実はただこれだけなんですね。
よくあるのが基本が理解できていないのに、一生懸命になって問題集を解こうとしている中学生。じつはコレをやってしまうと「やる気」を無くしていくんですね。
つまり問題が解けないので「勉強が嫌いになっていく」ということです。
親のほうも勉強をしなさい!と問題集をたくさん買い込んだりして与えてしまうと、このようなことが起こってしまいます。
まずは「基本を理解しているかどうか?」これを考えてみてください。
物事には順番があります。
順番が狂ってしまうと答えに辿り着けず、精神的にもブレが起こるようになります。
そして最後には、誰でも「やる気」をそがれるという結果に至ります。
中学生の受験勉強「計画スケジュール」
勉強のペースを考えるときの基準となるように、公立高校を前提にもっとも遅いパターンを書いてみます。
- 中3の夏休み終わりに「1・2年の総復習」ができている。
- 中3の2学期終わりに「3年の総復習」ができている。
- 中3の2月終わりに「高校入試過去問」を3~5年分できている。
これがギリギリのラインという受験勉強のペースです。
これよりも遅くなれば合格は遠のいていきますし、早ければ早いほど偏差値の差を埋めることができるようになります。
イチガイにペースというのは決まってはいませんが、これをひとつの流れだと思って取り組んでみると良いと思います。
中学生の受験勉強に役立つ「参考書」「問題集」ってどれ?
私の子供が受験勉強をしていたとき、いちばん苦戦したのがこの「参考書」「問題集」選びです。
なんで選ぶだけなのに苦戦するか?という疑問を持たれると思いますが、いざやってみると「子供との相性」というのがあるんですね。
私も耳にはしていましたが、相性の良いものが見つかるまでにかなりの時間を費やす家庭もあるようです。
やはり発行している会社によって、まとめ方が違っていたりするんですね。
しかし「どの会社のものが良い」ということではないんですね。
このことからわかったのは、できるだけ同じ会社のものを選ぶこと。
これを実行することによって、同じパターンで受験勉強ができるようになり結果として勉強効率も上がって理解度も違ってきます。
中学生の受験勉強で「夏休み」はどんなことをすればいいのか?
学習塾に通っているのであれば、夏休みには特別講習というのがあると思います。
もちろんそういう機会を有効に活用するのがいいのですが「費用も高くてなかなか参加させることができない!」といった家庭もあるはずです。
うちも経済的にゆとりがなかったので、そっちの組でした。
そんなときには「通信教材」を使うというのも手段で、その中でも「映像授業」がものすごい効果を発揮してくれます。
「映像授業」というのは小学校~中学校すべての単元が授業で見ることができるので、とても学習塾などではムリな過去の授業まで見れてしまいます。
夏休みというのは学校も止まっているので成績を上げる大チャンスまので、通信教材で片っ端から「映像授業」を見て基本を理解していくという勉強方法はおすすめです。
単元の数からいえば、夏休みの日数があれば苦手としている単元はすべてクリアできるはずです。
中学生の高校受験勉強を「やる気」を出して取り組める教材
いま子供さんは中1でしょうか?それとも中2中3でしょうか?
いずれの年齢でもいいのですが、まずは夏休みに「通信教材」をさせてみてください。
いざ実践してみると、思っている以上に結果が出るはずです。
さらに問題集と違って「映像授業」により基本が理解できることによって、その後の受験勉強がかなり捗るようになります。
授業が理解できるようになるだけではなく、ドリル機能もあるので問題集が要りません。
じつは一石二鳥の役目をしてくれる、というお助け教材です。
もし問題集を買い込もうとしているのであれば、通信教材をおすすめします。
いま中1であれば小学校高学年のつまずきを取るチャンス、中2中3であれば過去の理解できていない単元を克服できるチャンスになるのがまず夏休みです。
もちろん夏休みじゃなくてすぐにでも取り掛かったほうが効果は高まりますが、いちおうの節目として夏休みと考えておいてください。
子供も切り替えのタイミングとして、自分を変えるいいチャンスでもあります。
今までのつまずきというのは、授業を理解できていないからです。
過去の授業を片っぱしから理解していくことによって、子供は問題が解けることを喜びとして間違いなく「やる気」のアップへつながります。
この自然の法則をしっかりと考えて、子供に形として与えていくのが親の役目です。
中学生の3年間というのは、とにかく過ぎるのが速いです。
少しでも先に進むためにも、できれば早い取り組みが重要です。
ぜひ中学生には自然と「やる気」のでる受験勉強方法を、親のほうがアドバイスとして考えてあげるようにしてください。
中学生の学習塾選び方はとても重要なポイントになります。
ぜひ、こちらも参考にしてみてください。
https://gakusyujyuku.com/archives/18798