リクルートが運営している「スタディサプリENGLISH(イングリッシュ)」が英検対策もされていて値段も安いと話題になっています。
本家本元の英検が運営している「スタディギアforEIKEN」とどちらがどのように優位性があるのか比較してみました。
というのも私自身が以前に英検を受験するときに「スタディギアforEIKEN」を使って勉強していたためでどうしてもこの手のアプリには興味を示してしまうからです。
学生の高校受験も踏まえて両者がどういった強みを持っているのか?果たして結果は?
ぜひ中学生の学習塾選び方の一環としてお考えになってみてください。
この記事の概要
スタディサプリENGLISH(イングリッシュ)とスタディギアforEIKENを販売金額で比較
似たようなものであれば少しでも金額が安い方がいいに決まっています。
ということでまずは両者の設定金額を詳しく見ていきます。
「スタディサプリENGLISH」は月額¥980(税別)のみ設定。
「スタディギアforEIKEN」は月額¥3,980(税込)でまとめ払いもあり。
1年間まとめ払い➝1ヵ月≒¥2,333、有料のプレミアムにアップグレード➝1ヵ月¥1,990、
最安は1年間まとめ払い➝1ヵ月≒¥1,166になります。
どちらも月謝以外にかかる費用はないのですが、
厳密に言えばスタディギアは受験の検定料を払う必要があるので、もう少し金額は高くなります。
スタディサプリENGLISH(イングリッシュ)とスタディギアforEIKENを内容や強みで比較
それぞれにどんな強みがあって、どちらが優れているのか比較しました。
スタディサプリENGLISH(イングリッシュ)
学習するレベルが英検2~5級に準拠した7段階があって、
それぞれのレベルにレッスンが240ずつ設けられています。
レッスンは毎月新しい内容のものが追加されていきます。
順番としては、
- 1~7のレベルを選ぶ
- 240個の中からレッスンを選ぶ
- 4つのトレーニングから、やりたいものを選ぶ。
(内容理解クイズ、ディクテーション、会話文チェック、なりきりスピーキング)
「内容理解クイズ」が、対話形式で勉強していくメインとなる部分です。
あとの3つは、そのレッスンの内容を確かめるトレーニングです。
「内容理解クイズ」というのは、ドラマ仕立てになっていてストーリー性があります。
ストーリー内で起きたことなどについて、設問に答えながら進んで行くというものです。
ちなみにストーリーは、有名なゲームのシナリオを作っている「ジンテーゼ」という人が作成しています。
ドラマのようなテンポのいいストーリー展開で、楽しみながら学習することができます。
レッスンは、7レベル×240レッスンで合計1,680通りになります。
レッスン内容を確認するというトレーニングがありますので、実際はもう少し多くなります。
「リスニングPLUS」という機能もあり、発音した音声を自動評定するといったものです。
話した声を分析して、いろいろな角度から評価してくれるという優れものです。
スタディギアforEIKEN
「単語、文法、リスニング、リーディング、英検模試、二次試験面接」
というふうに、細かくカテゴリーに分かれた学習の仕方になります。
ストーリー性はないので、とにかく勉強の基本を確実にクリアしていくという進め方です。
設問の答えを間違えると、正解するまで何度でも同じ問題が出されます。
模試も入っていますが、検定の過去問を試験時間に合わせて解いていくものです。
スピーキングについては、
「二次試験の面接練習」という項目で、面接官の質問音声が流れて解答すると自分の声が録音されるというものです。
練習終了後に模範解答の音声と、自分の解答とを聴き比べることで正誤を照らし合わせます。
英検はこのシステムを「オールインワン学習システム」と言っていることもあって、
検定に関してはこれ以上ない的を得たシステムです。
スタディサプリENGLISHとスタディギアforEIKENの内容がわかる動画
スタディサプリENGLISHでできる内容
スタディギアforEIKENでできる内容
スタディサプリENGLISHとスタディギアforEIKENを比較のまとめ
これは子供がやる前に私自身が興味があるのでどちらも経験しましたが、
- スタディサプリENGLISHは「基本+応用たくさん」
- スタディギアforEIKENは「基本たくさん+応用」
という印象です。
スタディサプリENGLISHは基本もしっかりありますが、応用の範囲がとてつもなく多いです。
そしてストーリー性という部分が想像を超えていて、頭に入りやすくて感覚で覚えることができます。
英検にも通用するというのはわかりますが、どちらかといえば英会話に近い感じです。
基本的に会話のやり取りで学習が進みますので、
「こんな場面はこう」というふうに体で覚えていくような感覚になります。
実践向きという表現がふさわしいかもしれません。
それに比べてスタディギアforEIKENは体験された方も多いと思いますが、
とにかく基本をガチガチに固めようとする内容です。
理屈をしっかりと身につけて検定に合格する、という勉強の基本といえるやり方です。
これを真面目にやればかなり合格に近づけます。
解答を間違えるとイヤっていうほど同じ問題を出してくるので、このことからもガチガチの基本主義というのがわかります。
両者を比べると、
スタディサプリENGLISHがいくら英検に対応しているといってもスタディギアforEIKENにはかないません。
ですので英検に的を絞るのであれば、スタディギアforEIKEN一択です。
しかし英会話に重点を置くのであれば、スタディサプリENGLISHの強みの方が魅力があります。
これはスタディギアforEIKENとは根本的に方向性が違うので、当然と言えば当然のことです。
したがってどっちがいいということではなくてシチュエーションに合わせて選ぶことが大切だと強く感じます。
ここがズレるとどちらも物足りないものになってしまいます。
最低でも1年間継続するのであれば、どちらも同じような金額になります。
まず目標をしっかりと定めてから選ぶようにしてください。
的が合っていれば、どちらも満足の出来る内容であることは間違いありません。
もし両方のいいとこ取りをしたいということであれば、
スタディサプリENGLISH
のほうがおすすめかと思います。
私のレビュー
➝スタディサプリENGLISH(イングリッシュ)の口コミ評判